1月27日開催!ジャンルの垣根を越えた実力派アーティストが集結するライブステージ
「All That Music~あなたに贈るラブソング~」。懐かしい歌、心に残るメロディ。
時代やジャンルを越えて愛されてきた名曲の数々を、本公演では歌謡曲やJ-POP、洋楽、ミュージカルナンバーまで幅広くお届けします。
歌うのは、ミュージカルや舞台、コンサートなど、ライブの現場で確かな実績を重ねてきた実力派キャスト──中川晃教さん、小林唯さん、辰巳ゆうとさん、山﨑玲奈さん、小田さくらさん(モーニング娘。'26)、段原瑠々さん(Juice=Juice)の6名が、それぞれの楽曲に込められた想いや物語を、表現力豊かなパフォーマンスで丁寧に紡ぎます。
本番に先駆けて行われたリハーサル(1日目)の模様をレポートいたします。
【ジャンルを越えて、歌が立ち上がる瞬間】
リハーサル(1日目)には中川晃教さん、小林唯さん、山﨑玲奈さん、小田さくらさんの4名が参加しました。
この日は、ソロ、デュエット、全員参加の楽曲まで、バラエティに富んだナンバーを次々と確認。
バンド合わせ、ハーモニーやキーの最終調整、アレンジの細かな変更、歌詞パートの確認、そして演出まで──やることは盛りだくさんです。
それでもスタジオには、終始、笑いと集中、そして「よりよいパフォーマンス」を目指す前向きな意見交換があふれていました。思わず拍手が起こる場面もあり、充実したリハーサルの様子が伝わってきます。
「きっと素晴らしいものになる」──その予感が、確信へと変わっていく時間でした。
【歌うことの喜びがまっすぐに伝わる、小田さくらさん】
リハーサルは、時代を超えて歌い継がれる大ヒット歌謡曲からスタート。
小田さんの伸びやかな歌声が響いた瞬間、リハーサルであることを忘れてしまうほど、場の空気が一気につかまれます。
演出の武久侑馬さんのリクエストにも柔軟に応えながら、楽曲の世界観を丁寧に作り上げていく姿が印象的。ソロでバンドをバックに歌うのは初めてとのことでしたが、そんなことを感じさせない堂々たる歌いっぷりでした。
何よりも強く伝わってくるのは、「歌うことそのものの喜び」です。
【初対面から生まれる化学反応──「トゥナイト」】
続いてスタジオに合流したのは小林唯さん。
はじめましての挨拶を交わした直後、すぐに始まったのはミュージカルの名曲「トゥナイト」(『ウエスト・サイド・ストーリー』)。
最初はやはり、少しの緊張感とぎこちなさも感じられます。しかし、歌い始めると、その壁は自然と取り払われていきました。
「ここはどんな感じで歌いますか?」「見つめ合ったり?」「自然な流れでやってみましょう」
演出家の言葉を受けながら何度か合わせていくうちに、楽曲が持つ若い二人の心情や高まりが、少しずつ立体的に表現されていきます。
【歌声そのものに感情を預けて──小林唯さんの「366日」】
続いては「366日」(HY)。
小林さんをメインに、小田さんがコーラスで参加します(本番では段原瑠々さんも加わる予定)。
静かで切なく、それでいて芯の強い歌声に、スタジオが一瞬で引き込まれます。
歌唱力の高さは折り紙付きの小林さんですが、思わず「上手い……」という声が漏れるほどの歌唱でした。
芝居とはまた違う、寄せては返す波のように、歌声そのものに感情を預ける魅力が際立っていました。生で“シンガー小林唯さん”を堪能できる一曲となることでしょう。
【歌が磨かれていく時間──中川晃教さん】
中川晃教さんと小田さんによる「Time After Time」(シンディ・ローパー)では、言葉一つひとつが丁寧に耳に届き、感情が自然と染み込んできます。
誠実な歌声に、「いい曲だなあ」と、あらためて感じさせられるひとときでした。
中川さんはご自身の歌唱だけでなく、楽曲全体の仕上がりや方向性を見据え、演出の武久さんや音楽監督の園田涼さんとディスカッションを重ねていきます。
オリジナルに忠実にいくのか、ライブ仕様にするのか──明確なイメージをもって楽曲を磨き上げていく姿勢が印象的。長年の信頼関係に支えられた、阿吽の呼吸が感じられました。
また、初対面の小田さんや次に登場する山﨑玲奈さんともコミュニケーションをとり、リハーサルの雰囲気をまとめ上げていきます。
【スタジオを照らす存在感──山﨑玲奈さん】
山﨑玲奈さんは、ソロやデュエットは、次回のリハーサルで行うということで、この日は全員で歌うナンバーを中心に参加。
山﨑さんが、キラキラの笑顔でスタジオに登場すると、その場が一気に明るくなります。
ハロプロナンバーの振付では、軽やかにステップや決めポーズを自分のものにしていきます。とある重要なパートを任された際も、「やらせていただきます」と元気に引き受け、楽しそうに振りを確認する姿が印象に残りました。
歌唱面では高音パートを担当し、ワンフレーズで空気を変える精度の高い歌声を披露。さすがの実力派です。
【この日のハイライト──ハロプロナンバーの振付】
この日のハイライト(?)は、ハロプロナンバー「LOVEマシーン」 「盛れ!ミ・アモーレ」のパート割と振付確認。
ミュージカルナンバーでは吸収力の高さを見せる小田さんが、ここでは一転、リーダーシップを発揮します。
演出家のリクエストを受け、振りのポイントをレクチャー。
「ここではこういう振りもあるんですけど」という説明に対して、
「やってみましょう!」
中川さん、小林さん、山﨑さんも貪欲に取り組み、指先の角度や腰の入れ方など、細かなニュアンスを反復練習します。何より、みなさんがとても楽しそうなんです!
【ジャンルを越えて、ひとつのステージへ】
互いのジャンルや表現への敬意、そして、よいステージにするために経験を惜しみなくシェアする姿勢──一夜限りのステージを成功に導く秘訣を、そこに見た気がします。
小田さんが歌うミュージカルソング、中川さん、小林さん、山﨑さんが歌うアイドルソングなど、ファンにとっても“ここだけ”の楽しみが満載。
さらに辰巳ゆうとさん、段原瑠々さんが加わったとき、どんな化学反応が生まれるのか。本番への期待が、ますます高まるリハーサルとなりました。
ここからはみなさんのコメントをご紹介いたします。リハーサル(第一日目)を終えた感想と注目してほしい曲“推し曲”、楽しみにされていることなどを伺いました。
【中川晃教さん コメント】
正直に言って「すごいことになるぞ!」とワクワクしています。テーマは「ラブソング」ですが、僕の中では裏テーマ(?)として“アイドル”を取り上げている感覚。きっとお客様一人ひとりの中にも、自分だけの“アイドル”がいますよね? セットリストには、あらゆる時代の音楽シーンを象徴してきた存在としてのアイドル、いわゆる「かわいい」というイメージだけではない、プラスアルファの意味を感じさせる楽曲が並んでいます。
今回は、ミュージカルの仲間、小林唯さん、山﨑玲奈さん、演歌の辰巳ゆうとさん、そしてハロー!プロジェクトの小田さくらさん(モーニング娘。'26)段原瑠々さん(Juice=Juice)、普段なかなか交わることのないジャンルで活動する皆さんとご一緒します。このコンサートが、音楽を通して人と人が出会う場として、一つの懸け橋になれたら嬉しいです。
リハーサルでは、普段歌うことのない楽曲や振付にも挑戦しています。Juice=Juiceのファンの皆さんのコール&レスポンスについて、事前に映像で予習もしましたが、本当にカッコよくて、しかも皆さんとてもお上手。今日、小田さんから「本当にすごいんです」と伺って、ますます楽しみになりました。そしてミュージカルファンの皆さんも、声は出さなくても心はとても熱いことを、僕は知っています。その両者が出会ったとき、会場にどんな空気が生まれるのか、今から楽しみです。
推し曲は、選ぶのが難しい。でも、やっぱりみんなで一体となって盛り上がれる「盛れ!ミ・アモーレ」かな。ほかにも、いろんな楽曲の、いろんな瞬間を楽しみにしていただけたらと思います。
【小林唯さん コメント】
アイドルの方々とご一緒する機会は普段あまりないので、今回のリハーサルはとても新鮮に感じています。皆さん本当に歌がお上手で、「これはすごくいいものになるな」という手応えも感じています。
ジャンルもタイプもまったく違う楽曲が集まっているので、リハーサルそのものがとても楽しいです。
ただ、ハロプロナンバーの振付は大変で(笑)、指先の角度や体の使い方など、見せ方へのこだわりがとても細かいです。まだまだ練習が必要ですが、その一つひとつに意味があるのだと感じながら取り組んでいます。
ミュージカルナンバーについては、僕が引っ張るというよりも、一緒にいい形を探していけたらと思っています。楽曲の核は大切にしながら、ジャンルも背景も違う方々が集まっているからこそ、混ざり合ったときに生まれるものを大切にしたいです。
僕の推し曲は「366日」です。制作サイドからのリクエストで歌うことになりましたが、今回は小田さんと段原さんのハロプロのお二人がコーラスで加わってくださいます。実際に合わせてみて、歌唱力の高さにとても刺激を受けました。ほかにも多彩なジャンルの実力派の皆さんと一緒に歌えることが、今一番の楽しみですね。
【山﨑玲奈さん コメント】
様々なジャンルでご活躍されている皆さんとご一緒させていただき、とても嬉しいです。最初はすごく緊張していましたが、リハーサルを重ねる中で、その緊張以上に楽しさを感じるようになりました。皆さんがとても温かく接してくださって、いろいろなお話をしたり、質問をしたりしながら、一緒に作り上げていく過程に参加させていただけることも、ありがたいです。
限られた時間の中で、たくさんの楽曲を仕上げていくのは大変ですが、学ぶことも多いです。本番までにしっかり準備して、お客様に楽しんでいただけるステージにしたいと思っています。
今回の推し曲は、中川晃教さんとデュエットさせていただく、ミュージカル『モーツァルト!』の「愛していれば分かり合える」です。中川さんはヴォルフガング役の日本オリジナルキャストで、その方とご一緒できること自体が夢のようです。今は18歳で、もうすぐ19歳になるタイミングでもあるので、恋のデュエットに挑戦できることも含めて、このコンサートならではの経験だと感じています。不安や緊張もありますが、中川さんの胸をお借りするつもりで、精一杯歌いたいと思います。
【小田さくらさん コメント】
今回のリハーサルは、やったことのないことばかりで、正直とても緊張しています。ミュージカルの経験が少ないので、ミュージカルの楽曲を、今回のような形で歌うのも初めてになります。でも、それがすごく新鮮で、楽しいと感じています。
グループで生バンドと一緒に歌う経験はありますが、バンドを背負って一人で歌うのは今回が初めてです。すぐそばで演奏されているギターやドラムを見ながら、その場でアレンジが変わっていく様子を体感できるのも、リハーサルならではの面白さだと感じています。
ハロプロナンバーについては、つんく♂さんの楽曲は、リズムや構成、歌割りなどに独特のルールや背景があるものも多く、知らないと伝わりにくい部分もあります。僭越ながら、そうしたポイントはきちんとお伝えしながら、ハロー!プロジェクトの楽曲の魅力を、この場に集まる皆さんと一緒にしっかり届けたいと思っています。その思いは、きっと段原も同じです。
推し曲はミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の「トゥナイト」です。英語、キー、リズム、お芝居しながら歌うこと、すべてが初めてですが、リハーサルで小林唯さんが目線でタイミングを伝えてくださって、とても心強かったです。本番に向けて、しっかり仕上げていきたいと思います。
◆音楽が持つ力と、ステージで生きる表現者たちのパフォーマンスが重なり合う、ここでしか味わえないひとときをお楽しみください♪
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人