後に英国女王エリザベス1世として約45年もの長きにわたって繁栄をもたらした一人の女性の、激動の半生を描く歴史ロマン大作ミュージカル『レイディ・ベス』が、日生劇場にて開幕!

レイディ・ベス:奥田いろは

レイディ・ベス:小南満佑子
本作を手掛けたのは、 『エリザベート』、『モーツァルト!』のミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)、そして小池修一郎(演出・訳詞・修辞)のゴールデントリオ。
開幕を前に、タイトルロールであるレイディ・ベス役を演じる奥田いろはさん(乃木坂46)、小南満佑子さん。ベスと想いを通わせる青年ロビンを演じる、有澤樟太郎さんと手島章斗さん。そして、ベスの異母姉で国王のメアリー・チューダー役の丸山礼さんと有沙瞳さんの囲み取材が行われました。(それぞれWキャスト)
囲み取材レポートを早速届いた舞台写真と共にご紹介いたします。
──初日を明日に控えた、今の心境、意気込みを聞かせてください。
奥田いろはさん)
劇場に入って、お衣裳やセット、照明、オーケストラなど、すべてが豪華で、客席で見ていてもすごく楽しいと感じました。お稽古期間はずっと頑張ってきたので、あとは自分を信じて、ベスとして生きるだけです。
小南満佑子さん)
約2か月の稽古を経て、いよいよお客様をお迎えする準備が整いつつある段階です。カンパニー一丸となって2026年の『レイディ・ベス』をお届けできることがとても楽しみです。
有澤樟太郎さん)
「気合十分」といったところでしょうか!
情報解禁から「期待を超えなければいけない」という思いでやってきました。過去の上演が素晴らしい作品だからこそ、待ち望んでくださる方もたくさんいらっしゃる。だからこそ2026年ならではの色をしっかり出したいと思ってきました。初日まであと一日、最後までもがいていきたいと思っております。皆さん楽しみにしてください。
手島章斗さん)
小屋入りしてから、劇場の空気を肌で感じ、衣裳を着ての場当たりをする中で、たくさんの気づきがありました。まだ本番までに細かいところを磨いていけると感じていますが、なにより今は本番が楽しみでワクワクしています。ロビンとして、自由に、気ままに楽しみたいです。
丸山礼さん)
初めてのミュージカルで、すべてが新鮮で、「こんな自分もいるんだ」とたくさんの発見がありました。観る側だった自分が、あの世界の中に立っていることが本当に信じられません。繰り返し稽古を重ね作り上げる稽古で、小池さんや先輩方からたくさんのことを教えていただき、演劇ならではの“魂の入れ方”にゾクゾクしました。緊張はどこかに置いて、とにかくお客様に楽しんでいただけるよう、私自身も思いきり楽しみたいです。
有沙瞳さん)
稽古場から今日まで、みんなが作品をいいものにしようという気持ちで、取り組んでまいりました。あっという間でありながら、とても濃い時間を過ごしてきました。劇場に入ってからも、裏方のスタッフの皆さんの作品への愛を強く感じていますし、キャストの皆さんにもたくさん支えていただきました。一丸となって、初日から大千穐楽まで、お客様に素敵な舞台をお届けできるよう頑張りたいです。
──2026年の『レイディ・ベス』の魅力、見どころを、ぜひ教えてください。
奥田さん)
2026年版は、脚本や歌詞も大きく変わり、感情移入しやすくなったのではないかと思います。歴史物なので、「難しいのでは?」「お勉強していった方がいい?」と聞かれることもありますが、いい意味でラフに楽しんでいただけると思います。見どころを考えたのですが、全部見どころだなと思って(笑)。登場からラストまで目が離せない作品です。すべて目に焼き付けてください!という思いです。
小南さん)
私たちが着ているのは、今回、新たに作られた総シルク、手染めのお衣裳です。
今、登壇しているキャストだけでなく、アンサンブルの皆さんまで、本当に衣裳の生澤美子さんが繊細で豪華な素敵なお衣裳をたくさん作ってくださっています。時代物では、ドレスやカツラのお力は、我々、俳優にとってとても大きく、役に息吹を乗せるための大切なピースとなります。こうしている今も、みなさんはお針と糸を持って作業されているでしょう。衣裳部の皆さんだけでなく、海外チームも参加して磨かれていく音楽など、みんながよりよい作品作りにするためにという思いで、魂を込めて作ってくださっています。『レイディ・ベス』というタイトルロールを務めさせていただきますが、どの役も熱く人生を生きているところを感じていただけたら嬉しいです。
有澤さん)
今回の見どころは、やはりタイトルロールの二人。初主演ならではの気合い──それは、まだお会いする前、最初にポスターを見たときに眼光の鋭さから感じました。稽古で、大役に懸命に食らいついてきた二人のベスは、同じ物語を歩みながらも、片や強さ、片や弱さと、まったく違う魅力を持っています。ロビンとして愛おしく思う瞬間も違って、演じていてワクワクし、「このベスに影響を与えたい」と思わせてくれる二人です。
奥田さん)
本当に同じ台本をいただいているのにWキャストで全然違うものが出来上がっていて。相手のお芝居を見ていて「そういう解釈もあるんだ!」とお勉強になったり、いい刺激になったりしています。
小南さん)
大変なお役を二人三脚で作ってきたので信頼感は大きく、でも本番が始まってしまうとなかなか会えなくなってしまうのが寂しくもあります。ここからも、お互いを思って一緒に大千穐楽まで駆け抜けたいと思います。
──丸山さんは初ミュージカル、発見もあるとのことですが。
丸山さん)
観る側から演じる側になり、映像作品より長い時間、皆さんとご一緒して役を作り、同じシーンを繰り返し稽古するという“演劇の魂の入れ方”に精神力を鍛えられ、ゾクゾクしました。前回、メアリー役を演じられていた吉沢梨絵さんが、特別顧問のように細部にわたってアドバイスをくださいました。そしてWキャストの、宝塚歌劇団で活躍されていた有沙さんは「ここはこう動いたらええんやで」(そこは関西弁で再現しなくていいのに(笑)!!by 有沙さん)とすごく親身になって教えてくださいました(笑)。本当にありがたい時間でした。初めてのミュージカルで同世代の方も多くて、自分のフィールドから一歩踏み出すことで「この方たちと出会えてよかった」「自分も負けないで頑張ろう」という気持ちになれました。
2014年に帝国劇場で世界初演され、2017年に再演。そして2022年にはスイスでの上演を果たしたミュージカルが、装いも新たにブラッシュアップして日生劇場に登場。フレッシュな顔ぶれで届けられるミュージカル『レイディ・ベス』。舞台写真も届きました!
◆
レイディ・ベス:奥田いろは

レイディ・ベス:小南満佑子

ロビン・ブレイク:有澤樟太郎

吟遊詩人ロビンと仲間たちのシーンも見どころ!

ロビン・ブレイク:手島章斗

メアリー・チューダー:丸山礼

ベス:奥田いろは メアリー・チューダー:丸山礼

メアリー・チューダー:有沙瞳

レイディ・ベス:小南満佑子 メアリー・チューダー:有沙瞳
作品には、ほかにも魅力的なキャラクターがたくさん!
スペイン王太子にしてメアリーと政略結婚をすることとなるフェリペは内海啓貴さんと松島勇之介さんのWキャスト。スペイン大使シモン・ルナールには高橋健介さん、策略家・司教スティーブン・ガーディナーは津田英佑さん。ベスの家庭教師にして理解者のキャット・アシュリーにこれまではメアリーを演じていた吉沢梨絵さん、亡き母アン・ブーリンには凪七瑠海さん。ベスを導く知の支柱、ロジャー・アスカムには初演から同役を演じる山口祐一郎さんとガーディナーからの役替えとなる石川禅さんのWキャストという豪華布陣。

フェリペ:内海啓貴

フェリペ:松島勇之介

シモン・ルナール:高橋健介

スティーブン・ガーディナー:津田英佑 キャット・アシュリー:吉沢梨絵 レイディ・ベス:小南満佑子 ロジャー・アスカム:石川禅

キャット・アシュリー:吉沢梨絵

アン・ブーリン:凪七瑠海

レイディ・ベス:奥田いろは アン・ブーリン:凪七瑠海

レイディ・ベス:奥田いろは ロジャー・アスカム:山口祐一郎

ロジャー・アスカム:山口祐一郎

ロジャー・アスカム:石川禅
陰謀うずまく歴史の荒波のなか、自由に生きるロビンと出会いベスはなにを思い、なにを選ぶのか──いよいよ2026年の『レイディ・ベス』の幕が上がります!
公演は3月27日まで日生劇場にて、4月4日~13日は博多座、5月3日~10日は御園座で上演されます。
ミュージカル『レイディ・ベス』@日生劇場
おけぴ会員限定-レポ割チケット 申込受付中!
【ストーリー】
16 世紀イギリス。ベスは国王ヘンリー8 世の娘にも関わらず、母が反逆罪の汚名を着せられ処刑されたため、片田舎で家庭教師達と共に勉学に勤しみながらひっそりと暮らしていた。王女らしい理知と少女らしい好奇心に満ちたベスは、ある日、吟遊詩人ロビンと出会い、自身と真逆で自由に生きるロビンに反発しながらも、淡い恋心を抱き始める。しかし、つつましくも平穏だった日常は、彼女が現国王である姉のメアリーに対して反逆を企てているとの疑いを掛けられ一変する。忠義心をメアリーに信じてもらえず、彼女の側近ガーディナー司教やルナールから陥れられ、ついにはロビンとも引き離されロンドン塔に投獄されてしまう。だがメアリーの圧政に不満が溜まった民衆からは、「ベスを女王に」という声が次第に高まっていく。ベスが選ぶ道は、国のための人生か、1人の女性としての幸せか、果たして──。
舞台写真提供:東宝演劇部
おけぴ取材班:chiaki(囲み取材 撮影・文)監修:おけぴ管理人