2013/08/13 OSK日本歌劇団『L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシェル)~虹色のパリ~』 高世麻央さん ミニインタビュー



OSK日本歌劇団・高世麻央さん

これぞ貴公子の微笑みです♪
OSK日本歌劇団がこの秋も東京にやってくる!

今年4月、73年ぶりの東京・大劇場公演となった『春のおどり』で、
観客を興奮!涙!の渦に巻き込み、大成功を納めたOSK日本歌劇団。
はやくもこの秋、東京・三越劇場に再登場が決定です♪♪
(東京公演後にはもちろんホーム大阪での大丸心斎橋劇場公演もございます!)

今回の作品は高世麻央さん、桐生麻耶さんの2人のスターを中心にした、
パリが舞台の明るく楽しい虹色レビューと、
宝石をテーマにしたOSKならではの華麗な洋舞レビューの2本立て公演!!

おけぴオフィスに遊びにいらしてくださった高世麻央さんに、
少しだけお話を聞かせていただきました♪




―今回は洋舞レビューの2本立てということですが、もう少しだけ詳しく内容を教えていただけますか?

高世)
まだ稽古が始まっていないので、わたしも「どんな舞台になるのかな?」と楽しみにしているところなのですが、
第1部の『L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシェル)~虹色のパリ~』は、
パリを舞台に歌・ダンスに加えて、ちょっとした芝居仕立ての景(シーン)もあるレビューになりそうです。
第2部にも桐生を中心とした小芝居シーンがありますよ。
真っ白い舞台の中に、たくさんの色をのせて虹色のカラーで染めてみたいですね。
第1部はパリが舞台ということで、ダンスシーンの中にカンカンも登場します。
やはり「踊りのOSK」としてカンカンやラインダンスなどを存分にお楽しみいただきたいな、と。
三越劇場(大阪公演は大丸心斎橋劇場)の魅力はなんといっても舞台と客席の近さですから、大きな劇場では味わえない臨場感を体感していただいて、私達をこれまで以上に身近に感じていただけるような公演にしたいです。

―高世さんと桐生麻耶さん、おふたりの並びも楽しみです!

高世)
桐生くんがいるのは本当に頼もしいですね。
6月の公演『『MOUSTACHE(マスタッシュ)』ではダブルキャストだったので、一緒に舞台には立っていなかったんです。
同じ役を演じていたのですが、お互いに違う個性なので稽古場で見ていても面白かったですよ。
今回はまた新しいことにトライさせていただいて、お互いにこれまでと違った魅力が出てくればいいな、と思っています。

―13名での公演ですから、出演者おひとりおひとりの魅力にクローズアップして楽しめそうですね。

高世)
初舞台を踏んだばかりの子も2名出演しておりますし、
もちろんわれわれ上級生もしっかりと自分のするべきことをして、“舞台の層” や “陰影”を感じていただければ、と思っています。
少人数でごまかしも効きませんので(笑)、メンバーひとりひとりが今以上のものをお見せできるようにがんばらないと。


―OSKは大阪を中心に活動されていますが、今回のメンバーの中には関東出身の方もたくさんいらっしゃいますね。

高世)
私自身も神奈川の出身です。
ですから小さな頃から歌劇を観ていたわけではなく、OSKとの出会いは本当に遅かったんです。
初めて観た時は「こんな世界があったのか!」とカルチャーショックを受けましたね(笑)。
でも観ているうちにだんだんと“女性が演じる男役”というものにすごく魅力を感じるようになって、
観る側から「わたしもこの舞台に出たい!」と思う側に変わってしまったんです。
それからOSKに入るためには「日本歌劇学校(現・OSK日本歌劇団研修所)」を受験しなくてはいけないらしい、という情報を得まして、
もう慌てて、歌と踊りを即席で稽古して(笑)。

―それまでは歌や踊りのレッスンをしていたわけではないんですね。驚きです!

高世)
人前でなにかするなんてとても無理!というタイプだったんですよ。
最初は体も本当に硬くて、前屈しても床に手がつかなかったです。
でも舞台に立ちたい一心ですよね。少しずつ体も柔らかくなって、いまでは床に手がつくようになりました(笑)。
やはり「ダンスのOSK」と言われるくらいですから、歌劇学校のカリキュラムは素晴らしかったです。
日本舞踊もなにも、本当に何もない状態から学校で一から教えていただきましたね。
朝から晩まで授業がつまっていましたが…(笑)。
でもそれは全て、舞台に立つために必要なことですから。

―高世さんが舞台に立つときに「大切にしていること」を教えていただけますか?

高世)
やはり「生(ナマ)の舞台」の良さ、魅力を伝えることですね。
その日、その舞台でしか出来ないこと、その時にしか観られないものをお届けすること。
その日に出来るベストを一回一回大切にしていきたいです。
創立90周年という節目の年に、舞台に立たせていただくという幸せを感じながら、
いまより少しでも上手くなりたい、自分なりにステップを上がっていきたいという思いの繰り返しです。
最近あらためて、舞台は我々演じる者だけではなく、
観に来てくださるお客様やスタッフ、諸先生方みなさまの力で成り立っているんだなと感じることが増えてきました。
8月の京都・南座公演でも、昼夜連続で観劇してくださったお客様から「息をつく間もないほど自分も踊っている気分で観ていて疲れました。でも明日もまた来ます!」と言っていただいて感激しました。
「舞台を観て元気が出た!」と言っていただけることが本当に嬉しいんです。
今回も昔からのファンのかたはもちろん、はじめてOSKを観てくださる方にも楽しんでいただければと思っています。




高世さん、ありがとうございました!

観ればきっと元気になるOSKのレビューショー♪
おけぴ管理人&スタッフも、新しい虹色レビューに今から期待ワクワクでございます!!

この秋はOSKがレビュー旋風を巻き起こす!
ニコニコ動画のOSK日本歌劇団オフィシャルチャンネル
LINEのOSK日本歌劇団公式アカウント(検索⇒@osk-revue)も要チェック♪

そしてお待たせしました!高世さんからの動画メッセージです!



【公演情報】
OSK日本歌劇団『L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシェル)~虹色のパリ~』
東京公演 2013年9月13日~16日 三越劇場
大阪公演 2013年9月19日~23日 大丸心斎橋劇場

1部「L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシェル)~虹色のパリ~」構成・演出:克美 仁・光城ひろみ
2部「Dispersion(ディスパージョン)~煌めきの瞬間~」構成・演出:芹 まちか

<出演者>
高世 麻央/桐生 麻耶/牧名ことり/折原 有佐/真麻 里都/楊 琳/白藤 麗華/舞美 りら/蒼音 淳/遥花 ここ/榊 紫之/千咲 えみ/彩名 ひめか

OSK日本歌劇団公式サイト

<公演の見どころ>
1部の「L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシェル)~虹色のパリ~」はパリを舞台にしたストーリーレビュー。
無色のキャンパスにスターそれぞれがダンスで色を描き、虹色になるというテーマ。
このレビューの中では、高世を主役としたミニストーリーも見どころのひとつ。

パリのブルジョア連中の宝石を頂戴しようとしてやってきた泥棒「ルーレット団」。
ルックスは良いが泥棒としてはイマイチ…。
とあるパーティーに潜入して宝石を盗もうとするが、そこには女探偵団「ルージュ」が待ち構えていた。
ところがその中のメンバー同士で恋の駆け引きが始まったから始末におえない。
宝石泥棒が恋心を盗まれ、幸せになるというパリの恋物語・・・
またパリだけに、ダンスはカンカンも・・・。踊りのOSKらしく様々なダンスが明るく華やかに繰り広げられます。
2部のレビューは、一転してさまざまな宝石をテーマにお送りするショー。
もちろんOSKのアイデンティティともいえるラインダンスもお届けします。

お客様に元気を与えるレビュー、これがOSKのレビューです。
半年ぶりの東京公演、残暑厳しい夏バテぎみのお客様もOSKのレビューで気持ちも体も元気に。
そんなレビューをお届けします。
総勢13名のスターでお届けする王道のレビュー。
往年のファンも、まだレビューをご覧になったことのないお客様もともに魅了する、
懐かしくも新しいエンターテイメントにご期待ください!(公演紹介資料より)

【高世麻央さんプロフィール】
神奈川県横浜市出身
歌劇の華やかさとともに品格を備えた持ち味から「OSKの貴公子」とも呼ばれる。
スレンダーな体から繰り出されるシャープで洗練されたステップ、伸びやかな歌声と歌唱力で舞台を牽引する存在。
洋舞レビューでの燕尾服などまさに王子様といった装いから、日舞レビューでの着流しまでスマートに着こなし、様々な顔を見せるエンターテイナー。
歌、ダンスの実力に裏打ちされた芝居も評価が高く、若き日の霧隠才蔵を演じた主演ミュージカル作品『バンディット!』ではクールなイメージの才蔵の内面の衝動や情熱を抑制の効いた演技で魅せた。また、この作品で2010年度大阪文化祭グランプリを獲得。
レビューだけではなく芝居を魅せる劇団としての存在感を示した。
主な出演作:大阪松竹座「春のおどり」 京都南座「レビューin KYOTO」
「バンディット!」主演※2010年度大阪文化祭グランプリ受賞
(公演資料より)



おけぴ取材班:mamiko,chiaki,yoshida  監修:おけぴ管理人

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