ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』@明治座
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ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』、明治座で開幕!初日を前に行われたWデロリスの森公美子さん、彩風咲奈さんご登壇の囲み取材、公開ゲネプロ(デロリス:森公美子さん、エディ:石井一孝さん)をレポートいたします。
2014年の日本初演以来、笑いと感動で劇場に集った人々をハッピーにし続けてきた本作。
破天荒なクラブ歌手デロリスが、殺人事件の目撃者となり命を狙われるハメに、どこかに身を隠すことになり──警察の指示で向かった先は、なんとカトリック修道院!原作は、ウーピー・ゴールドバーグ主演の、あの大ヒット映画です。
こうして始まる、厳格な修道院を舞台にシスターとデロリスの出会いが生み出すハラハラ、ドキドキのストーリーと、それを彩るアラン・メンケンによる宝箱のような楽曲、個性豊かなキャラクターを演じる多才、多彩なキャスト、そのすべてが融合した傑作ミュージカルが、今年も観客に笑顔を届けます!
【公開ゲネプロレポート】
クラブ歌手デロリスは、ギャングのボス・カーティスによる殺人事件を目撃してしまう! 命を狙われたデロリスが駆け込んだ警察で、かつての同級生エディと再会!エディが、身を隠すのに最適だと選んだのは──資金面から存続の危機に立たされた修道院!!

ナイトクラブで歌うデロリス(森公美子さん)
ミッシェル(河合篤子さん)、ティナ(家塚敦子さん)とともに ♪天国へ行かせて

デロリスを追うギャングのボス・カーティス(松村雄基さん)と手下のTJ(岡田亮輔さん)、ジョーイ(施 鐘泰/シ・ジョンテさん)、パブロ(山崎大輝さん)

エディ(石井一孝さん)とデロリスが向かった先は──
森公美子さんが扮する、クラブ歌手としてビッグになりたいデロリスのパフォーマンスは冒頭から熱狂を生み、松村雄基さん演じるギャングのボス・カーティスはめっぽう怖い!初出演の松村さん、皆が委縮してしまうような恐ろしさとユーモアのギャップに芝居巧者ぶりをうかがわせます。一方で、3人の手下はあっさりデロリスに逃げられ、そんなどこか抜けている緩さが最初から最後まで……(笑)。石井一孝さんの警察官エディは、一生懸命がどこか空回りする憎めないキャラクター!憎めないけど、頼れるのか頼れないのか……と、ここまでで、すでにゴージャスさも、スリルも、コミカルさも、入れ代わり立ち代わり押し寄せてきます。楽しい!

一転して物語の舞台は厳かな修道院!
厳格な修道院長(鳳蘭さん)とデロリスはまるで水と油
修道院でもマイペースなデロリスとバチバチに対立するのは、鳳蘭さん演じる修道院長。自分のスタイルを貫くという点では、もしかしたら似たもの同士?!とはいえ、貫きたいスタイルが違い過ぎるのです。

エディの歌う♪いつか、あいつになってやる も名曲
石井さんの甘く伸びやかな歌声に、エディの人柄が滲みます

デロリスとの出会いをきっかけに小さな冒険に出てみるシスター・メアリー・ロバート(梅田彩佳さん)とシスター・メアリー・パトリック(柳本奈都子さん)

シスター・メアリー・ラザールス(保坂知寿さん)
デロリスとの出会いで修道院にも変化が。シスターたちは音楽を通してデロリスから「自分を信じ」「自らを解放する」ことの喜びを感じ、デロリスもまたシスターたちの姿を見て気づくことで互いに信頼関係が生まれる。デロリスの指導で聖歌隊のコーラスも上達し、いつしか人気を博すことに。保坂さん演じるシスター・メアリー・ラザールスのパンチの効いたパフォーマンスも必見!

オハラ神父(太川陽介さん)と修道院長
オハラ神父には太川陽介さん、どこか俗っぽさのあるちゃめっ気を見せるお芝居が魅力的。鳳さんの修道院長は、ガチガチの真面目っぷりからのふとした緩みで思わず笑ってしまう、コメディセンスが炸裂します。

この作品はデロリスとシスターたちが主役!!
デロリスとシスターたちの歌でミサは大人気!この人気が、修道院を救うのか!と思われた矢先、カーティスたちの知るところとなり──

シスター・メアリー・ロバートの♪私が生きてこなかった人生 も名曲!
迷いながらも自分の道を探し始めるシスター・メアリー・ロバートは本作の人気キャラクターの一人。梅田さんの繊細で透明感のある歌声とお芝居がぴったり。
こうして一人一人が変わり、強くなり、やがて迎えるラストシーンは、自分もシスターの一人になった気分で、「心はともにある!」と舞台上のシスターたちに向かって叫びたくなります。そして、何度見ても涙がこぼれます。
フィナーレの♪愛を広めよ カーテンコールの♪さあ、声を出せ!では劇場が一体となり盛り上がります!温かい気持ちで劇場を後にする、この作品。明るく破天荒なデロリスと純粋なシスターたち、価値観の異なる者同士が歩み寄り、互いを理解しようとする美しさが力強く描かれます。はじめは白と黒の世界のように映っていた修道院にも、光が差すと、ステンドグラスがキラキラと輝く。その人らしく輝く生き方、自分を信じること、他者を尊重すること──大切なものがたくさん詰まった、とっても楽しい奇跡のミュージカル。
大千穐楽まで、シスターたちが各地に笑顔を届けます!
【囲み取材レポート】
初日を前に、6度目の公演となる森さんは「久々に怖さを感じる」とコメント。その“怖さ”について問われると「物語の流れが入っているからこそ、予定調和になっていないか。そう見えたらダメだと自らを戒めています」と、回を重ねてきたからこその怖さを打ち明けます。一方で、初出演の彩風さんは「まだなにが怖いのかもわからない状態。ふわふわしています」と語ると──森さんから「咲ちゃんは完璧です」と太鼓判!!
また、前回がラストだと思っていたという森さんは、今回の出演への思いを「明治座さんでの公演と伺って『いいな』と思いまして。明治座さんが大好きなんです(笑)」と語ります。加えて「明治座さんは、客席と舞台の距離が近く、皆さんのお顔もしっかり見えます。そして、お弁当やサンドウィッチも美味しく、お土産屋さんには東京の美味しいものが揃っています。観劇、お買い物、食べ物と、すべてがエンターテイメント!のぼりもありますし!」と劇場の魅力をアピール。
そんな今回の公演、「これが最後だと思います。そこで彩風咲奈さんという素晴らしい女優さんと出会い、ご一緒していることが本当に嬉しい。咲ちゃんが(宝塚歌劇団)退団後初のミュージカルにこの作品を選んでくれたことに感謝申し上げたい!」という森さんの言葉に、思わず涙があふれる彩風さん。「くみさんとご一緒させていただいた稽古期間は、学びの連続でした。ソウルフルでパワフルなくみさんのデロリスから、たくさんの勇気をいただいていました。お芝居や歌のアドバイスもしてくださいました。宝塚の最後の時期はトップとして、また上級生として過ごしていましたので、なかなかアドバイスを言ってもらう機会がありませんでしたので、『こうしたほうがいいんじゃない』と言っていただけることがとてもありがたかったです」と感謝を伝えます。歴代デロリスには宝塚の先輩も名を連ねていることを尋ねられると「素晴らしい先輩方、みなさん個性があって、くみさんも含めてどなたのデロリスも唯一無二。私も、自分のデロリスを作っていければ」と語り、新デロリスへの期待が高まります。
また、今回の公演中に300回を迎える本作。森さんからは修道院長を初演よりシングルキャストで演じ続ける鳳蘭さんについて「毎回新しいチャレンジをされている姿勢が素晴らしいです。また新しい修道院長をご覧いただけますので、お客様には『本当にお楽しみに!』とお伝えしたいです」と熱いコメントが飛び出しました。「これまで大切に守ってこられたものを受け継ぎつつ、新しいキャストがそこに融合していくところが素晴らしいカンパニー、作品です。私も新キャストの一人として新しい風を吹かせられるように精一杯務めたいです」と、彩風さん。尚、鳳さんと同じく、ミッシェル役の河合篤子さんも初演よりずっとシングルキャストで出演されています!
最後に、楽しみにしている皆さんへのコメントを求められると──
「私自身も作品に触れて、幸せな気持ちになったり、胸の奥が熱くなって涙が出たりと、いろんな感情が心をよぎります。お客様にも、いろんなことを感じていただき、楽しかった!発散した!一緒に歌った!笑った!と思っていただけるように千穐楽までデロリス役を大切に、精一杯務めたいと思います」と彩風さん。
「千穐楽まで、健康な体でいるためにテーピングして臨んでいます(笑)。お客様に、純粋なシスターの思いが伝わればいいなと思っています。こうして咲ちゃんが新たに加わってくれました。300回と言わず、これからも500回、1000回と、この作品が続いてほしいと思っています」と、森さんが締めくくりました。
いよいよ開幕! 5月31日の愛知での大千穐楽まで、日々、『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』上演史に新たな一ページが加わっていきます。お見逃しなく!
ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』@明治座
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おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人