堂本光一さんら出演者が語る“支え合う舞台” 子どもたちの挑戦とカンパニーの絆。
そして「肩たたき券」にほっこり──ゲネプロレポートに続いて、ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』再演、日生劇場での初日を前に行われた囲み取材をレポートいたします。
ウィリー・ウォンカ役:堂本光一さん)私事ではございますが、ここ日生劇場は、27年前に初主演の舞台を踏んだ場所でもあります。27年ぶりに日生劇場の舞台に立ち、ゲネプロをしながら劇場の空気をいろいろと思い出すかなと思いましたが、何も思い出せませんでした(笑)。当時も、また、ウィリー・ウォンカも目まぐるしい役なので、そんな余裕がなかったのかなと思います。
川越の公演で一緒に元気に舞台に立っていた小堺さんが怪我をされ休演されることになりました。話を聞いたときはびっくりしましたが、アンダーとして入ってくださった方、アンサンブルの皆さんの支えで、無事にゲネプロを終えました。自信をもって夜の初日公演に臨めます。すばらしい皆さんと舞台に立てることを嬉しく思っています。
いつでも戻ってきていただける場所をみんなで用意しておきますので、小堺さんには今はしっかりと休んでいただきたいです。
バケット夫人役:観月ありささん)(再演の)子役たちも、大人以上にみんなしっかりしています。3人、それぞれのお芝居の良さがあり、毎回新しいことにトライしてくれる。バケット夫人を演じながら、3人に気づかされることも多く、相乗効果が生まれています。
小堺さんは、とても責任感の強い方なのでご本人も気落ちされているかと思いますが、まずは治療に専念されて、一日も早く帰ってきてもらいたいなと思います。
グループ夫人役:鈴木ほのかさん)それぞれの家族の絆も深まり、また光一さんのウォンカが、より美しく、よりかっこよくなり、本当に素晴らしい作品になっています。小堺さんの休演は残念ですが、聖司朗さん(ジョーじいちゃん役)と(佐渡)海斗さん(聖司朗さんが演じていたジェリー役)が、ゲネプロでデビューし、皆で初日を迎えたいと思います。大千穐楽まで温かくお見守りください。
ボーレガード氏役:芋洗坂係長さん)小堺さんは、ジョーじいちゃんのように舞台以外でもみんなに楽しいお話をしてくださる方。また帰ってきたら楽しいお話を聞かせていただきたいと思います。それまでの間、一生懸命に練習した聖ちゃん、サンディ(佐渡さん)とともにこのメンバーで乗り切っていきたいと思います。
ソルト氏役:岸祐二さん)小堺さんの休演は寂しい限りですが、(代役の)二人が見事に務め上げてくれたこと、僕もアンサンブル出身として誇りに思います。みんなの絆を強めていきながら、千穐楽まで楽しく、元気よく皆様にお届けできればと思います。
ティービー夫人役:彩吹真央さん)小堺さんには、早く元気になって帰ってきていただきたいと思います。聖ちゃん、サンディとともに、みんなで両手を開いてお待ちしております。
日生劇場では、場面によって天井のライトも変化し、舞台上で演じている私たちも自然にイマジネーションの世界へ入っていけることに気づきました。ウォーリーさんをはじめとするクリエイションスタッフの皆さんによる素敵な空間づくりのおかげで、お客様だけでなく私たちもこの作品を楽しみながらお芝居ができる喜びを感じています。
ゲネプロでチャーリー役を務めた古正さんは、光一さんとおそろいの衣裳。
チャーリー・バケット役:古正悠希也さん)2年前に日生劇場に立って、今、もう一回、チャーリー・バケット役として(この舞台に)立てて嬉しいです。よろしくお願いします。
本日、夜公演でチャーリー役を務める小金さんは緊張の面持ち。
チャーリー・バケット役:小金輝久さん)えーっと……
小金さんが言葉に詰まると、「緊張する?」と、すっとフォローする光一さん。
小金さん)やっぱり緊張します!
光一さん)本当?全然わからないけど。
小金さん)
悠希也は前に日生劇場に立ったことがあるけど、(自分は)初めてここに来て緊張します。でも、今日、初日を迎えられてとても幸せです。千穐楽までよろしくお願いします。
トリプルキャストのもう一方、瀧上さん。
チャーリー・バケット役:瀧上颯太さん)わたくしも、今、すごい緊張していて。
やっぱり小堺さんがいなくて寂しくて、お手紙書いたんですけど、そこに「肩たたき券」も入れました。いつか肩たたきしたいです。これから千穐楽まで、何卒よろしくお願いします。
一生懸命話す瀧上さんを、温かく見守る大人キャストのみなさん。「肩たたき券」に光一さんもやさしく「いいね」と語り掛ける姿が印象的でした。
光一さん)
3人だけではなく、子どもたちみんなが、毎日、同じ芝居をやるのではなくて、新しいことにトライし続けています。その中で、自分自身で発見しながらお芝居している──それをこの年齢からできるのは、末恐ろしいなと(笑)。彼らの芝居を受けて、こちらの芝居も変わる。頼もしいですし、楽しいです。
光一さんの印象を問われた3人は──
古正さん)えっと……スターです!
光一さん)イェーイ!
小金さん)新しいお芝居にトライすると、「今日、ここがよかったよ」とか「あのシーンはゆっくりと振り返ったほうがいいよ」と言ってくれる、やさしい“お兄さん”って感じ。
瀧上さん)キャンディ・ショップのシーンで「ありがとう、おじさん」という台詞を言うのが申し訳ないくらい、いつもキラキラしているカッコいいお兄さん。
光一さん)「きみが思っている以上に歳をとっているんだよ」って台詞もあるから、いいんです(笑)。
最後に光一さんよりひと言──
光一さん)
演出のウォーリー木下さんのリードで、新しい発見をしながら稽古を積むことができました。そして毎日、進化しています。自分も再出発ができたと感じています。この気持ちを忘れずに、日生劇場での公演を務め、福岡、大阪へも行きたいと思います。
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人