ミュージカル『101ダルメシアンズ』@日生劇場
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新作ミュージカル『101 ダルメシアンズ』、10月13日(火)の日生劇場での開幕に向けて絶賛お稽古中!
物語は──
ダルメシアンのポンゴとパーディ、そして彼らの子犬たち。幸せに暮らしていた一家に、世紀のファッショニスタにして悪女、クルエラ・ド・ヴィルの魔の手が迫る!さらわれた子犬たちを救うため、犬や猫、そして人間たちも巻き込んだ大冒険が始まります。本番を約2週間後に控えた稽古場にて、3つのシーンが披露される稽古場取材会が行われました。

キャスト、パペット大集合!壮観です!
今回披露されたのは、世紀のファッショニスタにして悪女、クルエラ・ド・ヴィルの魅力が炸裂する2つのナンバーと、囚われた子犬たちを救うため、犬や猫たちが力を合わせていくナンバー。クルエラ役をWキャストで務める新妻聖子さん、蘭寿とむさんそれぞれのクルエラ像、そして本作の大きな見どころであるパペットを使ったお芝居を垣間見ることができました。
蘭寿とむさんのクルエラが華麗にけしかける!「二人の犯罪者」
まず披露されたのは、1幕7場の「♪二人の犯罪者」。
生まれたばかりの15匹のダルメシアンの子犬たちを盗んでくるよう、クルエラが甥っ子のキャスパー(島田惇平さん)とジャスパー(永田崇人さん)に命じるシーンです。
「盗みなんてできない」と弱腰のキャスパーとジャスパー。クルエラが怖い、でも言うことを聞くのも怖い──。右往左往する二人のコミカルで愛嬌たっぷりの動きに、早くも憎めないキャラクターがにじみます。
そんな二人をけしかけるクルエラを演じるのは蘭寿とむさん。生き生きとした笑顔で、どうやら二人を悪事へと駆り立てること自体も楽しんでいる様子。華麗なダンスとともに、ふと浮かべる含みのある邪悪な笑みから目が離せません。悪なのに、なぜこんなにも惹かれてしまうのでしょう。まさに“悪の美しさ”を感じさせるクルエラです。
そこへ、日常を嘆く酒場の酔っ払いたちも加勢。周囲に乗せられ、キャスパーとジャスパーも次第にその気になっていきます。そんな単純さもまた、この二人の憎めないところ。悪巧みの始まりを、軽快でユーモラスなナンバーに乗せて描きます。
新妻聖子さんの歌声で壮大な野望が膨らむ!「毛皮をちょうだい」
続いては1幕9場、「♪毛皮をちょうだい」。
キャスパーとジャスパーが盗んできた15匹の子犬たち。その中から見つけた一枚のデザイン画に魅了されたクルエラが、毛皮のコートを作るためには「15匹じゃ足りない!」と、さらなる子犬を集めるよう命じるシーンです。
こちらのクルエラは新妻聖子さん。
登場した瞬間から周囲を制するような圧を放ち、デザイン画を目にすると、その表情に笑みが浮かびます。ひらめいてしまった──新たな、とんでもない企みを。
そこから始まるのは、クルエラの壮大な野望を歌い上げるナンバーです。
やろうとしていることは、とんでもないこと。それなのに、新妻さんの力強い歌声を通して聞いていると、その野望には一片の迷いもなく、むしろ揺るぎない信念、さらには彼女なりの美学さえ感じられてくるから不思議です。
歌声とともにクルエラの欲望がどんどん膨らみ、稽古場の空気まで掌握していくよう。完全にヤバい人なのですが(笑)、気づけば拍手してしまう──そんな圧倒的なナンバーでした。
犬たちのネットワークが動き出す!「犬の流儀」
最後に披露されたのは2幕4場、「♪犬の流儀」。
囚われていた檻からなんとか抜け出した子犬のパッチ(山本咲希さん)、スパッド(山城力さん)、ボタン(有馬爽人さん)が助けを求め、さまざまな動物たちと力を合わせて局面を乗り越えようとするシーンです。
頼れる姐さん的な猫のタビー(可知寛子さん)は、子犬たちに自分の思いを声に出して伝えるよう促します。
「お家へ帰りたい」と訴えるボタンやパッチ。一方、スパッドから飛び出すのは「お腹がすいた~」。
こんな状況でも、それぞれの個性はしっかり健在! かわいらしい子犬たちの姿に思わず頬が緩みます。
しかし、彼らが置かれているのは切実な状況。子犬たちの遠吠えが響くと、そのSOSを犬のハムレット(風間由次郎さん)がキャッチ。声は犬から犬へと伝わり、やがて大きなネットワークとなって広がっていきます。
緊急事態発生! 動物たちが次々と連携していく様子は、かわいらしさだけではなく実に勇ましい。ナンバーにも力強さがみなぎります。
そして、子犬たちの声は両親のもとへ。
ポンゴ役の村井良大さんとパーディ役の土井ケイトさんが登場すると、二人が操るパペットの動きにも目を奪われます。
どこからか聞こえる、かすかな声。耳を澄ませ、何かに気づき、それがやがて確信へと変わっていく──。その心の動きが、パペットを通して鮮やかに伝わってきます。
演じ手の表情もまた、犬たちの心情に寄り添うように変化していきます。人とパペットの動き、視線、感情が重なり合い、いつしか目の前にいるのは「パペット」ではなく、一頭の犬。
それはポンゴとパーディだけではありません。子犬たちも、ほかの犬たちも同じ。演じ手とパペットが一体となり、それぞれの犬の性格や感情を立ち上げていきます。
人馬一体ならぬ、“人犬一体”。
そんなお芝居が繰り広げられる『101 ダルメシアンズ』。
今回公開されたわずか3シーンからも、クルエラの華やかで強烈な存在感、どこか憎めない悪党たち、そして力を合わせて立ち向かう犬や猫たちと、本作が持つさまざまな魅力が見えてきました。
何より印象的なのは、悪役も動物たちも、とにかく生き生きとしていること。
ファッショニスタで世紀の悪女、クルエラが巻き起こす大騒動と、さらわれた子犬たちを取り戻すために力を合わせる仲間たちの大冒険。
ミュージカル『101 ダルメシアンズ』は、10月13日(火)から29日(木)まで東京・日生劇場、11月7日(土)から15日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。(HPには
人物&ワンちゃん相関図も)

「動きをつけて」の声がかかると、動物たちの自由度炸裂!鳴き声も聞こえて一気ににぎやかに。
パーディがクルエラに?!ポンゴも!!なんて、フォトセッションならではの光景も
ミュージカル『101ダルメシアンズ』@日生劇場
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ミュージカル『101 ダルメシアンズ』蘭寿とむさんインタビュー
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人