2013/10/30 ミュージカル『レディ・べス』花總まりさんインタビュー

2014年、ミュージカルファン期待の新作『レディ・ベス』上演決定!
そのタイトルロール “レディ・べス” にキャスティングされた花總まりさんに
お話を伺ってまいりました。



【プロフィール】
花總まり:レディ・ベス役(Wキャスト)
東京都出身。1991年、宝塚歌劇団入団。1994年、雪組主演娘役に就任。
1996年には日本初演の「エリザベート」でタイトルロールの皇妃を熱演。
その後数々の活躍の後、娘役トップとして最長在位記録で2006年惜しまれつつ退団。
2010年「ディートリッヒ」のエディット・ピアフ役で舞台復帰。
2011年「ドラキュラ」ミーナ役でも高い評価を得る。
2013年12月、日生劇場「モンテ・クリスト伯」にヒロイン役で出演する。





― まず、ご出演が決まったときの心境からお聞かせください。

花總)
最初に伺ったときは本当に信じられなかったですね。
“え?まさか!” という感じでした(笑)。





― そして、この作品で帝国劇場デビューでもありますね。

花總)
そうなんです、責任重大で怖いです。


― このように初演、初帝劇と “初” ものづくしではありますが、
一方で演出は小池修一郎さんです。
お付き合いの長い小池さんとのお仕事になりますが。

花總)
はい。小池先生がいてくださるのは安心につながりますね。
私が研1(研究科一年、初舞台)のころからお世話になっており、
私のいいところも悪いところも本当にすべてご存じなので(笑)。


― さらに、クリエイターにはクンツェさんとリーヴァイさんが名を連ねていらっしゃいます。
そして花總さんとなるとどうしても・・・。

花總)
そうですね。
クンツェさん、リーヴァイさん、小池先生のお三方の組み合わせといえば、
私にとっては、やはりまず『エリザベート』が頭に浮かんできます。
そういう意味でも、日本初演と世界初演と規模は違いますが、
こうして初演の作品に再び “エリザベス” という役で出演させていただくということは
目に見えない何かがあるのかなぁと。
もちろん不安で怖い部分もありますが、自分を頑張らせてくれる何かがそこにあり、
そして、それを自分のパワーにして公演を成功に導けたらいいなと思っています。


― お稽古に入るのは、まだ少し先になりますが・・・

花總)
こういう言い方ちょっと変かも知れませんが、今は不安要素は一つしかないんです(笑)。
責任重大だなという(漠然とした)プレッシャーです。
お稽古が始まるとまた違ったプレッシャー、
不安要素が増えそうで・・・そういった意味では今はまだ幸せなのかな(笑)。





― 現段階で “レディ・べス” という人物像をどうとらえていますか。

花總)
ベスの人物像については、資料文献に簡単に目を通してみましたが、戴冠式、
即位するまでの間が本当に苦難の道だったということが印象的です。
騙し騙されじゃないですが、常に、“死ぬかもしれない” という状況と
背中合わせだったようですので。


― ちなみに “エリザべート” と “レディ・べス” という二人の女性と
花總さんご自身を重ねて思うところなどはありますか。

花總)
ベスについては、まだよくわからないところもありますが、今の段階で感じることは、
自分の気持ちや自分というものをすごく大切にされていたのではないかと思うんです。
周りからどんなに罵られたり、濡れ衣を着せられてもそれに屈しなかった女性。
エリザベートも “私は私だけのもの” というような歌があったように、
そういうところがあったように思います。

自分自身の実生活においてすべての場面でそうできるかと言ったら・・・、
それだけで突き進むといろいろな弊害がでてくるでしょうが、
やはり彼女たちのそういう部分には私も、たぶんご覧になる方もでしょうが、
憧れたり、自分も頑張ろうと勇気をもらえるのではないでしょうか。
それは多分、時代や国が変わってもずっと変わらないんだろうなと思います。





― 花總さんが体現してくださるべスの強さと美しさ、楽しみです!
さて、物語とともに気になるのは視覚的なお楽しみ!
衣裳デザインなどはもうご覧になりましたか。

花總)
とってもきれいなんですよ!
先日、お衣裳合わせをいたしましたが、宝塚を思い出させるような
きれいなコスチュームです。


― 小池さんが創り出す世界ですからね、衣裳もセットも楽しみです。
今、“宝塚” という言葉が出ましたが、今回のキャストの顔ぶれには宝塚出身の
方もいらっしゃいますよね。
夢の顔合わせ!とお喜びのファンの方もいらっしゃるかと思いますが。

花總)
私もすごく楽しみです。
とくに、涼風(真世)さんは私が初舞台の時のトップさんだったんですよ!
ちょうど『ベルサイユのばら-オスカル編-』が初舞台だったのですが、
涼風さんのトップお披露目だったのです。
その時はもう近寄れない、遠くから見ているだけという “雲の上の方” でした。
実は、先日、涼風さんご出演の舞台を見に行きご挨拶させていただきましたが、
「よろしくねー♪」って両手を広げて迎えてくださったのです。
最初、ちゃんとお話しできるかなっていうくらい緊張していましたので、
とっても嬉しかったです。





― 初舞台とトップお披露目公演、それもまたご縁がありますね。
クリエイターお三方ともエリザベスという役名にも、ご縁を感じずにはいられない!
以前のインタビューで、エリザベート役を演じることで、感情を歌にのせる楽しさを知り、
歌に対する見方が変わったとお話しされていた花總さん。
この作品もまた一つのターニングポイントになりそうですね。
では、最後に記事をご覧のみなさんにコメントをいただけますか。

花總)
ミュージカル『レディ・べス』は
ラブストーリーや政治劇が美しい音楽の中でわかりやすく描かれ、
また視覚的にも素敵な衣裳だったりと、幅広いお客様に日常を忘れて
お楽しみいただける作品になると思います。

今回はワールドプレミア、まだ誰も見たことがない世界初演です。
初演というのは本当に貴重ですので、これはとにかく観ていただかないと(笑)!
そして、みなさまのお力もお借りしてこの公演を成功に導き、
今後何度も上演されるような素晴らしい作品になったらいいなと思っています。
そうなったときに “あの初演!” を観ていないということになると・・・(笑)
日ごろから多くの舞台をご覧になっているみなさまは、
きっと厳しい目をお持ちだと思いますので、ご期待以上のものをお見せできるように
私たちも心して、お稽古をして参ります。
劇場でお待ちしております。


― ありがとうございました!
ミュージカル『レディ・べス』は2014年4月に東京・帝国劇場で開幕し、
7月には大阪・梅田芸術劇場メインホール、8月福岡・博多座、名古屋・中日劇場と
続きます。
世界初演、お見逃しなく!

【公演情報】
2014年4月13日(日)~5月24日(土)@東京・帝国劇場
≪プレビュー公演≫4月11日(金)・12日(土)
2014年7月19日(土)~8月3日(日)@大阪・梅田芸術劇場メインホール
2014年8月@福岡・博多座
2014年9月@名古屋・中日劇場

<スタッフ>
脚本 / 歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽 / 編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出 / 訳詞:小池修一郎



<キャスト>
レディ・ベス:平野 綾 / 花總まり(Wキャスト)
ロビン・ブレイク:山崎育三郎 / 加藤和樹(Wキャスト)
メアリー・チューダー:吉沢梨絵 / 未来優希(Wキャスト)
フェリペ:平方元基 / 古川雄大(Wキャスト)
アン・ブーリン:和音美桜
シモン・ルナール:吉野圭吾
ガーディナー:石川 禅
キャット・アシュリー:涼風真世
ロジャー・アスカム:石丸幹二 / 山口祐一郎(Wキャスト)

大谷美智浩 中山 昇 平間壮一 加藤潤一 寺元健一郎

朝隈濯朗 伊藤潤一郎 榎本成志 奥山 寛 川口大地 黒沼 亮 高橋卓爾
武内 耕 田中秀哉 橋本好弘 松下湧貴 山名孝幸 横山達夫

池町映菜 石田佳名子 石原絵理 樺島麻美 小松春佳 島田 彩 
真記子 安岡千夏 柳本奈都子

公式HPはこちらから
東京公演キャストスケジュールはこちらから 



おけぴ取材班:おけぴ管理人(撮影)chiaki(インタビュー・文)

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