2014/02/06 『Paco〜パコと魔法の絵本〜』ゲネプロレポ 

2014年のパコが開幕です!
とある病院を舞台にしたユニークな入院患者と病院スタッフが繰り広げる
ウェルメイドな物語。
劇作家・後藤ひろひとさんと演出家・G2さんの強力タッグが生み出した名作が
キャストも新たに帰ってきました!
温かい笑いと涙が溢れる『Paco〜パコと魔法の絵本〜』公開ゲネプロの様子を
レポートいたします。



お前が俺を知っているというだけで腹が立つ!
そんな口ぐせを持つ頑固じじい・大貫と不思議な少女・パコの出会いから生まれる
奇跡♪を描いたこの作品。
いつもそこにあるのはちょっと風変わりな一冊の絵本『ガマ王子vsザリガニ魔人』

大貫とパコだけでなく、それぞれのキャラクターが “主役” なんです!
「あのシーンのあのセリフ、いいよねー。」
「あそこでグッときちゃった!」
「あの田螺(笑!)たまらないっ。」
語りたいこといっぱいで心に残りまくりの舞台なのですが、多くを語るのも野暮ってもの。
とにかく一人でも多くの方にご覧いただきたい作品なのです。

というわけで、ちょっと小粋に舞台写真中心に作品をご紹介いたします。


マギーさん、伊礼彼方さん:物語への導入もイイ!まっさらな気持ちで身を任せましょう。



西岡德馬さん、安倍なつみさん:憎ったらしい大貫と男前な光岡看護師!


西岡德馬さん、松下優也さん:室町ーーーっ!!松下さんの芝居最高です!



上山竜司さん、広岡由里子さん:不器用な消防士と主婦、愛すべき入院患者さんです!



山内圭哉さん、吉田栄作さん:龍門寺のあのシーンも少年のような浅野医師も健在!



川崎亜沙美さん、伊礼彼方さん:こちらご夫婦役です!



マギーさん、西岡德馬さん:二人のやりとりは笑いいっぱい!



西岡德馬さん:大貫です!



西岡德馬さん、谷花音さん:大貫とパコ、二人が出会った時・・・


舞台一幕より写真にてご紹介してまいりましたが、
二幕にはこれまた様々な展開が待ち受けています。
そしてこの作品、カーテンコールの客席の温かさがなんとも心地いい!
いい時間、いい空気、そしていい舞台を共有した満足感に満たされた劇場って
本当に幸せな空間ですよね。
それをぜひぜひ劇場で体感していただきたいのです。


【囲み取材】
初日公演に先立って行われた囲み取材にはこちらのみなさんが衣裳で登場!


安倍なつみさん、吉田栄作さん、谷花音さん、西岡德馬さん、松下優也さん

松下さん)
「(役柄的に)“頑張ります!”みたいなテンションではないんですけど、
みなさんの素敵な演技に乗っかって、僕も稽古以上のものが本番中に
出せればいいなと思います。」

西岡さん)
「この作品を観に来て、小学生からお年寄りまでいろんな年代の方に
「生きるってどういうことかな」ってことをもう1度考えてもらえたら
いいなと思います。」

谷さん)
「初舞台、自分らしいパコを演じられるように頑張ります。」

吉田さん)
「とにかく出演者全員が素敵な舞台です。来ていただければ笑えて泣けて、
幸せな気持ちになって帰ってもらえると思います。」

安倍さん)
「本当に良いカンパニーで、演出家のG2さんも「このチームだったら
ミラクルが起こせるかもしれない」って仰っていて、私たちもそれを感じています。」

東京公演は25日まで、その後全国をまわる『Paco〜パコと魔法の絵本〜』
最終公演地・南相馬までたくさんの方に優しい魔法をかけてくれることでしょう。

☆おけぴ関連記事☆

『Paco〜パコと魔法の絵本〜』山内圭哉さんインタビュー
“繰り返し上演されている意味合いを観に来て確かめませんか”
観劇後に読むと改めてグッときます!
あのシーン、まさに泣いて笑って大忙しです。

『Paco〜パコと魔法の絵本〜』製作発表レポ
製作発表会見に登場した個性派俳優のみなさんが見事に役柄にはまっています。
その中でも
「今作が3回目の舞台ですのでまだまだ経験は少ないですが、自分なりに
とことん室町役を追求して、役を作っていけたらいいなと思っています。」

このようにお話されていた松下優也さん!!!追求してます!!!


【公演情報】
『Paco〜パコと魔法の絵本〜 from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』
2014年2月7日(金)~25日(火)@日比谷・シアタークリエ
★アフタートークショー情報★
 2月12日(水)13:00公演終演後
 松下優也&伊礼彼方&上山竜司
 2月13日(木)18:15公演終演後
 安倍なつみ&川崎亜沙美&広岡由里子&マギー
 2月15日(土)17:30公演終演後
 谷花音&キッド咲麗花&西岡德馬&安倍なつみ
 2月21日(金)18:15公演終演後
 松下優也&山内圭哉&吉田栄作

2014年3月4日(火)@仙台市民会館 大ホール
2014年3月6日(木)~3月9日(日)@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2014年3月12日(水)@アステールプラザ大ホール
2014年3月15日(土)@愛知県芸術劇場 大ホール
2014年3月18日(火)@福岡市民会館 大ホール
2014年3月21日(金・祝)@福島県南相馬市民文化会館ゆめはっと 大ホール

<スタッフ>
作:後藤ひろひと
演出:G2

<キャスト>
谷花音、キッド咲麗花(Wキャスト)
西岡德馬/松下優也/安倍なつみ
伊礼彼方/上山竜司/川崎亜沙美/広岡由里子/マギー
山内圭哉/吉田栄作

<あらすじ>
舞台は、とある古びた病院。
そこには、ダメ人間だけど愉快な入院患者や個性派揃いの病院スタッフたち。
ただ、いじわるで金持ちな老人・大貫のわがまま三昧な行動には、病院中が困り果てていた。
ところが、ちょっと不思議なたたずまいの少女・パコと、
彼女がお気に入りの絵本『ガマ王子vsザリガニ魔人』が、
この男の人生を大きく変えてしまう。
病院のみんながパコを中心にまとまった時、奇跡が起きる・・・・・・。

公式サイトはこちらから


♪♪今回の公演を観てきた方たちの感想もご紹介♪♪

笑って、泣いて、笑って、笑って、泣いて…個性的な登場人物それぞれがとっても魅力的です。
パコと出会って変わっていく大貫を、見事に演じる西岡さんが素晴らしい!!
何度も泣かされました。心が温かくなる素敵な作品に出会えました。
初演、再演を観なかったことを後悔しています。

映画などを全く観ておらず、知識のないままの観劇でした。
こんな素晴らしいお話だとは知らず、最後までハンカチが手放せませんでした。
舞台を観てあんなに号泣したのはいつぶりだろう(´ω`)
ココロがホッこりするとてもよい舞台でしたよ(^-^)

初演、再演と観て、物語はすっかり知っているハズなのに、
1幕のとあるエピソードで一気に涙。2幕も何度も涙。笑ったり泣いたり、
忙しい物語です。初演再演よりも、より、幅広い年齢向けの作品になったように感じました。
きっと、観る人によって、どの登場人物に一番感情移入するかは変わると思いますが、
老若男女問わず、楽しめます。『黒執事』や『ALUCARD』でのクールな松下優也さんを観たことのある方には、
必見!だと思います、個人的に。

題名のとおり、大切な絵本を一枚一枚めくっていくような作品です。
最初から最後まで笑ったり号泣したり忙しい!
役者さん方もみんな熱演ではじけていらして素晴らしかったです。
お話もわかりやすいのでお子さんや、
普段あまりお芝居を見ないようなお友だちも楽しめると思いました。
やさしいきもち、確かに受け取りました。

人にはみんな、いろいろな悩みがあって、様々な想いがあって。
それをうまく表現できる人、いちいちつっかかってしまう人。
うけとめる人、打ち返す人。PACOの世界は私たちの日常の世界でもありました。
全ての登場人物が愛おしい舞台、そうそうないと思います。
観劇後も自分と自分の周りの人々のことをやさしいきもちで見つめ直す時間が続いています。

脚本がよくできていて、幅広い年齢層が楽しめる作品です。
考えてみるとたわいもない話しなのに、充分納得させられる作品に仕上がっている所が、
やはり脚本、演出が優秀なのだと思います。舞台の中で出てくる絵本が実際に販売されているのも、
参加者になれたようで良かったと思います。

個性の強い役の皆さんに笑わせられっぱなしでしたが、
中でもマギーさんの面白さにはお腹を抱えて笑いました。
一幕、二幕共に被り物の衣装は必見です(笑)

あ~、いい舞台でした。前回の公演と映画版も観ていますが、
今回は役者の皆さんがはまり役!作り過ぎてなくて、
リアルとファンタジーがいいバランスで胸に迫ってきました。
客席はお子さん連れや若いカップル、年配の方など、いろんな世代でいっぱいでしたが、
大爆笑→すすり泣き→また爆笑。そして終わってからは、
拍手が止みませんでした。私は最後、暗転してから涙しました。

病院での話、それも子供が病気という話はちょっと気が重たかったのですが、
始まって直ぐにどんどん物語に引き込まれてしまいました。
たくさん笑って、そしてウルウルして、あっという間の時間でした。
出演者の皆さんが個性的で、それぞれの役にピッタリ。
医者嫌いの私ですが、吉田栄作さんのようなドクターなら・・・と

パコ役の谷花音ちゃんがめちゃくちゃ可愛い!
子役ってどうなの?なんて考えが吹き飛びました。
オオヌキの西岡さんとの2ショットが可愛すぎて心温まります(^^)
カテコでも二人手を繋いで出て来られてて、
最後の最後まで"いい舞台だったー"と余韻に浸れました。
マギーさんと圭哉さんもいい味出してます!
笑えて泣けて、寒ーい日の観劇だったけど温かくなれる舞台でした(^^)

再演の時に一度観ていますが、今回も笑って泣いて感動してきました!
パコ役のキッド咲麗花ちゃんの純真無垢な可愛らしさにはメロメロになりました!
伊礼君の頼りなさっぷりも面白かった!

チラシの情報だけで観てほしい。大きな仕掛けがある訳じゃない。
寓話なのだと思う。そこに揃った役者さんたちの魅力とシンプルでポイントを押さえた演出を、
観を終わった後に実感して下さい。

劇場で泣いたのは初めてです。観ていて心地よかったし、
観終わった時には何かが満たされた感覚になりました。
カーテンコールでの咲麗花ちゃんと西岡さんの何気無いやり取りにも号泣…
あと松下優也くんのお芝居には驚かされました。
彼はすごい!

笑いながらウルウルじわじわ心にくるストーリーでした。
ちょっとした間やセリフが面白く、ストーリーもテンポ良く、
見ていてポコポコと予想外の展開がありました。笑う場面が多い分、
泣ける部分はスッと心に響きます。
映画で観た時の作りこみ具合に「舞台だとどうなのかなぁ~?」と思ってましたが、
期待以上でした。見た後、心がすっきりしました。

映画を観たことがあって大好きだったけれど、、舞台はさらに良かったです!!
感動しました。2幕は特に素晴らしく、泣いて笑って泣いて笑って^^/
幅広い方にお勧めできるような、すばらしい舞台でした^^

笑って泣ける物語というよりも、笑いながら泣き、泣きながら笑っちゃう。
見終わった後には、なんだかすっきりして前向きになれるお芝居です。
登場人物がみんな個性的で、それでいて、なんだか普通なところもあり、
憎めないキャラクターばかり。誰もが楽しめる素敵なお芝居でした。
たまには優しい気持ちになりたい方におすすめです。

ありがちなストーリーだろうと軽い気持ちで観劇しましたが。。。
キャストも脚本も素晴らしかったです。。笑って笑ってキュンとして。。
そして今年いやこの数年で一番泣きました。これを観ないと絶対に損です。
西岡さん花音ちゃんを初め要らないキャストが一人も居ません。
松下くん。。今回初めて拝見しましたが、良い俳優さんですね。
生きることはこんなに滑稽で切なくそして暖かい。こんな世の中だから。
。そしてこの季節だからこそこんな舞台で心暖めましょう。
どんな時でもどんな人にもそして何度でも。。そんな素敵な舞台でした。

それぞれみんな個性的で、ちょっと極端な登場人物たち。
でも彼らの抱えているものや悩んでいることは決して他人事とは思えなかった。
心にぐさっとくる台詞や、目が離せなく登場人物がきっといると思います。
変わることは怖いけど、勇気をだしてみよう。一歩前に進んでみよう。
格好悪いことなんてない。人間捨てたもんじゃない。そして、
誰かを心から愛してみたいと思いました。ベタな言い方ですが、
笑って泣けてあたたかい気持ちで劇場を後にできる舞台です。
心が疲れて、ささくれだっている人に観て欲しいです。




おけぴ取材班:chiaki(文) hase(撮影) 監修:おけぴ管理人

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