2014年の舞台エンタメ界のトピックスといえば・・・何といってもこれでしょう。
"宝塚歌劇100周年"!
1914年春、小さな湯の町宝塚にわずか十数名の少女歌劇として誕生、受け継がれた夢は大きく花開き、そして今もなお、輝きを放つ宝塚歌劇。
その栄光の100年を讃える祝祭のステージ
『セレブレーション100!宝塚』の製作発表の様子をレポートいたします。
“生きて動いている伝説”のみなさん!!
この日登壇された出演者は公演レギュラーメンバー。
(麻路さきさんは公演中のためご欠席)
元男役トップスター、元娘役トップの輝きがまぶしいっ!!みなさん公演フライヤーの衣裳をお召しです!!
ではさっそく、上級生から順番にコメントとともにご紹介いたします。
写真下のコメントは「あなたにとっての宝塚とは」との質問へのお答えです。
元雪組トップスター 杜けあきさん
「宝塚は宝石箱」「今日こうして会見の場に立ち、いかに100周年が注目され、楽しみにしていただいているかを改めて感じ、身が、気が引き締まる思いです。
私たちの
心の中はお祭り騒ぎのような状態になっています。
これまでの卒業生4500人の想いを感じながら、宝塚の伝統、歴史、華やかさをお伝えできるように、そして私自身は
生徒に戻れる楽しさを味わいながら原点に戻る気持ちで頑張ります」
今、男役に挑むことについて
「女性、女優としての修業をしたあとにまた男性に戻ることは
快感です。制約のない男役社会で(笑)のびのびと
大らかにキザることができて毎回いい刺激になっております」
元雪組トップスター 高嶺ふぶきさん
「宝塚は人間でいうところの母の子宮」「
年輪は芸の上だけで感じさせ、身は現役のころと変わらないね。と言われるように身を引き締め頑張ります。楽しんでいただけるように頑張ります」
男役について
「どうあらがっても現役と同じようにはできないということはわかっておりますので、
カッコいい女性であればいいかなと思っています」
高嶺さんの「宝塚とは」の答えが言いえて妙ながら、ちょっとざわめく会場の空気。
それを杜さんが「まぁまぁまぁ」と包み込むようにまとめる。なんだか微笑ましく頼もしい、そんな瞬間でした。
元星組トップスター 稔 幸さん
「宝塚は夢の絆」「(100周年に向けた)ドリームシリーズにゲスト出演した時に感じた
OGパワーに刺激され、この100周年ではレギュラーメンバーとして参加、心して臨みます」
男役について
「私はどちらかという家庭に入っておりますので、あまり女優としての演技経験がございませんので、いつでもスイッチを入れれば
パッと男役になれる感じです(笑)」
元宙組トップスター 姿月あさとさん
「宝塚はおとぎの国」「舞台を拝見したことのない先輩方、同時期に在籍した方、下級生でも初めてご一緒する方がたくさんいらっしゃって、私自身にとっても
大変貴重な経験になると思います。
世界に一つしかない宝塚歌劇団というステージ、心をこめて頑張ります」
男役について
「私の解釈ではその役が男・女というのは変わらないので、
舞台人として経験を積んだ私がいただいた役を演じるという感覚です」
元星組トップスター 湖月わたるさん
「宝塚は夢の宝石箱」「OG公演の魅力は何といっても
客席と舞台の一体感だと思います。感謝の気持ちを込め、
夢のようなひとときを劇場という特別な空間で感じていただけるよう頑張ります」
男役について
「宝塚を卒業して、女優を経験したからこその魅力が出るのではないかと思いながら私なりの
男役像を磨いております。今回、どんな場面をいただけるのかわかりませんが、やはり
力持ち担当もあるのかな(笑)。あの頃のようにぶんぶん回せるかわかりませんが精神面も肉体面も現役時代に近づけて臨みたいと思います」
元宙組トップスター 貴城けいさん
「宝塚は自分を作ってくれた場所」「こうしてレギュラーメンバーが揃いましたが、改めてすごいメンバーの中に入れていただいなと大変光栄に思っています。100周年、いよいよ
お祭の時が来たことを改めて実感しております。宝塚とお客さまに
感謝をこめて公演を務めてまいります」
男役について
「今の私が宝塚時代の歌を歌ったらどうなるのかをお客さまに
楽しんでいただけたらと思っております」
ここからはトップ娘役のみなさんです。
元月組トップ娘役 風花 舞さん
「宝塚は青春を過ごした場所」「
100周年の歴史に自分の人生も組み込まれていることを大変光栄に思っております。
お客さまには、この公演を見て昔を懐かしんでいただき、100周年を超えても宝塚を愛していただけるように精いっぱい務めさせていただきます。私自身もこの祭典を
悔いなく楽しく頑張ります」
元星組トップ娘役 星奈優里さん
「宝塚は家族」「
組や時代を超えたキャストと共演できることを幸せに思っております。
だれよりも自分が楽しんじゃおう、それをみなさまにも一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。大好きな宝塚の記念の公演に出られるということ、本当に幸せに思います」
元花組トップ娘役 大鳥れいさん
「宝塚は“おうち”」「卒業後も壁にぶつかったとき、苦しいときはいつも
宝塚での経験、教えを糧にやってまいりました。感謝の気持ちを込めて、楽しんで公演を務めたいと思います」
元月組トップ娘役 彩乃かなみさん
「宝塚は心のふるさと」「4500人の卒業生の一人としてここに立たせていただいていることを光栄に思います。宝塚に関わったすべての方の気持ちを背負ってみなさまに
感謝の気持ちをお届けしたいと思います」
元月組トップ娘役 蒼乃夕妃さん
「宝塚は世界に一つしかない場所」「レギュラーメンバーの中で最下級生、まさに私が
憧れて見ていたころの宝塚の舞台に出演されていた先輩方と同じ舞台に立てることを幸せに思います。これからも宝塚を楽しんでいただけるように頑張ります」
杜さんの「今日は最上級生ですが、時によって最下級生になることも、真ん中ぐらいになることもございます。それが宝塚なのです。先ほどのリハーサルでも進行の方に “では生徒さんたちはこちらに” といわれた瞬間に“はい!”って反応できる、
生徒に戻れるのが楽しいんです。」
という言葉が印象的でした。
宝塚歌劇の100周年の愛と感謝の祝祭ステージ、成長を見守り涙した
PTA目線?あのころに戻ってバリバリ
ファン目線?ともに青春を過ごした
同志目線?さまざまな角度から、伝説を目の当たりにしましょう!
これは100年に1度のスペシャルな体験になること間違いなしっ!
構成演出の三木章雄先生のコメントや歌唱披露の様子、この日発表されたセットリスト(一部)、イベント情報などは
製作発表レポ≪後編≫にてお楽しみください!
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人