宝塚歌劇100周年を祝し、永遠に語り継がれる宝塚歌劇の選りすぐりの名曲・名場面を、伝説のトップスターたちによる歌とダンスで繰り広げるショーステージ、それが
『セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に~』。
製作発表レポ後編として、この記念のステージの構成・演出を手掛ける三木章雄さんの言葉と歌唱披露の様子をお伝えします。
(会見の様子は
製作発表レポ≪前編≫をご覧ください)
三木先生とレギュラー出演キャストのみなさん!
「宝塚歌劇団、この春には
100期生が初舞台を踏みます。
そして、本日ここに集まったのは
“伝説になった人たち” 。
普通、伝説というのは頭の中に描いて目には見えないものですが、素晴らしいことに舞台の上でその伝説そのものをお目にかけることができる。それは大きな喜びです。
“生きて動いている伝説を観たい” その思いで劇場が満たされることを願います」
宝塚について
「
タカラジェンヌという人たちにはいろんな人がいますが、会ってしゃべったときに共通のものを感じます。それぞれ歌がうまいとか踊りがうまいとかありますが、
根底にある舞台に向き合うときの純粋さです。
どんな演出家でも、どんな作品でも、どんな世界を選ぼうと結果として
宝塚の作品となる。それは宝塚の生徒、タカラジェンヌが演じているからです。
宝塚音楽学校の2年間を経て初舞台を踏み、下級生として走り回る時代を過ごすことは技術の上達だけでなく
舞台に対して真っ直ぐ向き合う時間なのではないかと思うのです。
今日、楽屋でここにいるメンバーと再会してもやはり、それを経てきたのだということを感じます。それは言い換えると幼さなのかもしれません。こうして
年齢は成熟しても心は幼い、純粋な部分を持ったまま生きているのがタカラジェンヌです。
卒業式で歌う校歌の一節を紹介します。
♪我らは乙女 春の鳥・・・春が来て、太陽が昇った空にまっしぐらに飛び立っていく鳥たちの計算のない冒険心が彼女たちと重なる大好きなフレーズです。
そして、入学式でも歌う団歌は
「虹を織る夢」といいます。
虹なんて織れないけど、そういう 世の中の理屈から言ったらおかしな、夢のようなことに手を伸ばすことが宝塚の特徴なのです。
あるがままの姿でなくあるべき姿に向けまっしぐらに進む、まるでラ・マンチャの男ですが(笑)、
いくつになっても理想を恥ずかしげもなく追う!それを肯定する世界が宝塚であり、存続している理由なのだと思います」
長く歌い継がれてきた
「おお宝塚」「すみれの花咲く頃」、2曲の歌唱披露もございました!
そして製作発表で明らかになった構成&ちょっとだけ公開!注目の楽曲!!
さらにスペシャルアフターイベントもご紹介いたします。
「二幕の各日程ごとのコーナーはそれぞれの作品を取り上げ、その代表的な曲を
基本的には歌で表現する形です。
今回は
オンステージにオーケストラもいて、次々と歌ったり踊ったり進行する中で、二幕の幕開きあたりはちょっと
宝塚ムードを出したいと思います。セットも幻想的なものにして宝塚独特の
夢のある舞台をお楽しみに」(三木先生)
各スターとっておきの名場面を披露するなど"タカラヅカのすばらしさ"をギュッと凝縮したステージ、新フライヤーの見開きページにある衣裳デザインを手掛けられた朝月真次郎さんのデッサン画やコメントも必見です。
その衣裳デザイン画を見ているだけでテンション上がります♪
まさに100年に一度のスペシャルなショーステージ!!
一部公開されたセットリストは・・・これまたテンション上がります。
《 ACT 1 》
オープニングメドレーより
♪ ハロー・タカラヅカ
♪ ハロー・タカラジェンヌ
♪ 花にふれた私「ザ・フラワー」より
♪ ファニー・フィーリング「ファニー・フィーリング」より
♪ エスカイヤ・ガールズ
♪ I Love Chopin「ザ・クラシック」 ―I LOVE CHOPIN―より(貴城けい)
♪ 世界に求む-王家に捧ぐ歌-「王家に捧ぐ歌」 ―オペラ「アイーダ」―より(湖月わたる)
♪ 未来へ「エクスカリバー ~ 美しき騎士たち~」より(姿月あさと)
♪ 忍ぶの乱れ 「花の業平」―忍ぶの乱れ―より(稔 幸)
♪ あなたがいるから「仮面のロマネスク」より(高嶺ふぶき)
♪ 風になりたい「国境のない地図」より(麻路さき)
♪ 朝日の昇る前に「華麗なるギャツビー」より(杜けあき)
《 ACT 2 》
オープニング
レジェンド~すみれ幻想
<A日程>
ベルサイユのばらコーナーより
♪ 青きドナウの岸辺
♪ 愛の面影
♪ 我が名はオスカル
♪ 愛の巡礼
♪ 白ばらのひと
♪ 心のひとオスカル
♪ 愛あればこそ
ほか
<B日程>
エリザベートコーナより
♪ 愛と死の輪舞
♪ 最後のダンス
♪ 私だけ
♪ キッチュ
♪ 闇が広る
♪ 夜のボート
ほか
<C日程>
風と共に去りぬコーナより
♪ 君はマグノリアの花如く
♪ 明日になれば
♪ 愛のフェニックス
♪ さよならは夕映えの中で
♪ ナイト&デイ
ほか
スペシャルアフターイベントの詳細も決定いたしました!!
<東京>フェルゼントークショー
5月23日 13:30公演(日向 薫・高嶺ふぶき・麻路さき・香寿たつき・湖月わたる)
<東京>『エリザベート』トークショー
5月30日 13:30公演(一路真輝・高嶺ふぶき・姿月あさと・麻路さき・稔 幸・湖月わたる・大鳥れい)
<東京>『風と共に去りぬ』トークショー
6月2日 13:30公演(平 みち・杜けあき・高嶺ふぶき・稔 幸・湖月わたる)
<大阪>『紫子』トークショー
6月25日 13:30公演(峰さを理・日向 薫・麻路さき・南風 舞)
<大阪>『風と共に去りぬ』トークショー
6月27日 13:30公演(榛名由梨・平 みち・杜けあき・麻路さき・高嶺ふぶき・稔 幸・湖月わたる)
※出演者並びにスケジュールに追加変更がありました場合には、特設HP上で発表いたします。何卒ご了承くださいませ。
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人