エディット・ピアフ 生誕100周年『ピアフ』製作発表レポート


フランスが最も愛した歌手「エディット・ピアフ」。
ドラマティックすぎる彼女の47年の人生を疾走感あふれる展開で見せる舞台『ピアフ』。
物語を彩るのは極上芝居と『愛の讃歌』『バラ色の人生』『水に流して』など数々の名曲たち。
2011年秋の日本初演から観客の心をとらえて離さない、大竹しのぶさんのピアフが帰ってきます。本格的なお稽古の始まりを前に、2016公演に向けての製作発表会見が行われました。



大竹しのぶさん

大竹)
「ピアフの歌に私自身も勇気付けられてきました。この芝居を観てたくさんの人が、生きる勇気や喜びを味わえてもらえたらすごくうれしいです。ただ、すごくハードな芝居なので、身体に気をつけて頑張らなきゃいけないなと思います。

今回3回目となりますが、初演、再演をご覧になった方にも、「ああ、やっぱりもう1回観られてよかった」と思っていただけるよう、新しいメンバーとともに細やかなところまでお芝居を創っていこうと思います。そして、ピアフのように全身全霊をこめて舞台を務めたいと思います」

──ピアフを演じることとは、そしてピアフの歌を歌うときに大切にしていることは。

大竹)
「舞台上で3時間、ピアフとして生きるのということは、彼女の台詞「あたしが歌う時はあたしを出すんだぜんぶまるごと…」とか、私自身もそう思って、私の身体にもそういう血が流れることなんです。なので、この芝居をやるとピアフに会える気がして、それは私自身の人生での大きな出会いです。

ピアフの歌を歌う時は、鼻歌のようには歌えないんですよね。
お客様に歌うというより神様に歌うような、天と地を結ぶような大きな力があるなと思います。特に『愛の賛歌』などは神の存在が信じられるくらいの大きなものだと感じました」

──東京1か月、その後に旅公演と、2か月にも及ぶ公演ですね。どのように乗り切ろうとお考えですか。

大竹)
「目の前の1回のことしか考えられないんです。その積み重ねです」

毎回、魂のこもった、まさに全身全霊を捧げた舞台を見せてくれる大竹しのぶさんらしいことばです。
初演時、終演後に立ち上がれなかった…という、ある意味究極の感激観劇体験が思い出されます。


そして、ピアフの生涯の友トワーヌには同じく3演目となる梅沢昌代さん


梅沢昌代さん

梅沢)
「ピアフとトワーヌは親友であり戦友。
しのぶちゃんと私もすでに戦友のようなものですね。

この戯曲は展開が早く、まるで走馬灯のようにピアフの人生が浮かびあがるような魅力があるんです」

トワーヌはガサツでちょっと下品なところもあるのですが、ひとりの人間としてのピアフの傍らにいつもいる、とても素敵な登場人物です。


ピアフの親友・女優のマレーネ・ディートリッヒにはやはり初演から不動の彩輝なおさん


彩輝なおさん

彩輝)
「毎回、間近で大竹さんの迫力のあるお芝居に刺激を受け、緊張感を持ってディートリッヒを演じていました。今回も、また、奮闘したいと思います。

作品の魅力は緊迫したエネルギーのあるところ、だからこそお客様にも思いの伝わる作品ではないでしょうか。
“情熱を持って頑張る”というのではなく、作品の世界に溶け込み、ディートリッヒとして生きられるように演じたいと思います」


製作発表にご登壇の男性陣はお二人とも今回初参加!

ピアフが見いだした歌手のシャルル・アズナブール役には伊礼彼方さん


伊礼彼方さん

伊礼)
「僕がこのカンパニーで唯一知っている碓井将大くんに「大竹さんマジヤバイよ」と言われて、すでに緊張しています。
大竹さんはじめ先輩方と一緒にやらせていただけるのは身に余る光栄、とにかく付いていくだけです。
戯曲を読んで感じたことは、ピアフという大きな存在に抱きしめられているような作品だなということです」

“ピアフという大きな存在”、すごくわかります!
舞台を観ていても、それがピアフの愛、エネルギーであり、大竹さんの愛、エネルギーでもある。劇場を満たすほどの存在なんです!これは生の舞台だからこそ感じられる幸せです。


ピアフのマネージャーのルイ・バリエ役には川久保拓司さん


川久保拓司さん

川久保)
「初演を客席から観ていますが、大きな衝撃を受けました。
あの一員になると思うとドキドキが止まらない、今からワクワクしています。なんとかあの世界に僕も溶け込んで、何かを残せるように精一杯頑張っていきたいと思います。
この舞台には大きな“愛”があると感じています」



伊礼さんの「マジヤバイ(←ポジティブな方です!!)よ」発言に、「私、そんなに怖くないわよ~(笑)」と茶目っ気たっぷりにお話しされる大竹さん。そこに共演経験のある川久保さんが…

川久保)
「数々の“大竹しのぶ伝説”が耳に入ってくるんです!厳しいとか、台詞カンペキとか…、でも実際お会いしたら、“少女”でした(笑)」


大竹)
「そういう噂、知ってる。にらまれたら石になるとか、嫌われたら台詞減らされるとかでしょ(笑)。そんなことないから!!」

3演目となる女性陣と初参加の同い年の男性お二人、なんだか微笑ましいやりとりでした。

演出の栗山民也さんのもと創り上げられる2016年の『ピアフ』誕生の時は2月7日@シアタークリエです!


ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた!
このキャッチコピーも大げさではない、至極の舞台をお見逃しなく!

【公演情報】
エディット・ピアフ 生誕100周年 『ピアフ』
2016年2月7日(日)~3月13日(日)@東京・シアタークリエ
2016年3月19日(土)~21日(月)@大阪・森ノ宮ピロティホール
2016年3月23日(水)@広島・JMSアステールプラザ 大ホール
2016年3月26日(土)~27日(日)@名古屋・中日劇場

<スタッフ>
作: パム・ジェムス
翻訳:常田景子
演出:栗山民也
音楽監督:甲斐正人

<キャスト>
大竹しのぶ
梅沢昌代/彩輝なお
伊礼彼方/碓井将大/川久保拓司/大田翔
津田英佑/横田栄司/辻萬長
池谷祐子

<ストーリー>
エディット・ピアフ──本名エディット・ガシオンは、パリの貧民街で生まれ、路上で歌って生を繋いでいた。
ある日、ナイトクラブのオーナーがエディットに声をかける。
「そのでかい声、どこで手に入れた」
「騒がしい通りで歌っても、歌をきいてもらうためよ!」
“ピアフ”──“小すずめ”の愛称がついたエディットはナイトクラブで歌い、店に集うセレブリティをたちまち虜にする。
華やかで順風満帆な人生にも見えたが、私生活では切実に愛を求めていた。
そして、男を愛する度に「バラ色の人生」や「愛の讃歌」などの名曲を生んだ。
最愛の恋人を失った時も──
仲間が去った時も──
病が身体と心を蝕んだ時も──
エディット・ピアフは、愛した。生きた。歌った。

公演HPはこちらから


おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人

ピアフ

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