「日本ミュージカル界のスターたちによる大人の社会派ミュージカル」
「人間の心の奥底に潜むエゴイズムをあぶりだすストーリー」
「愛、正義、赦すことについて考えさせられる」
(初演時におけぴに寄せられた感想より)
運命を決めるのは 金か 友情か それとも愛か──劇場中が“彼女”の足元にひれ伏した、ウィーンミュージカルの新たな傑作が早くも再演。
ミュージカル『貴婦人の訪問 THE VISIT』 おけぴ観劇会(11月27日(日)13時30分@シアタークリエ)の開催が決定いたしました!!
左上から)アルフレッド役:山口祐一郎さん クレア役:涼風真世さん、マチルデ役:瀬奈じゅんさん、マティアス市長役:今井清隆さん、クラウス校長役:石川禅さん
金融危機に直面した故郷のために財政援助を約束した
億万長者の未亡人クレア。彼女が援助の引きかえに提示した条件は…!
とんでもない条件を前に、住民たちが下す判断は? かつてクレアと愛を誓い合った元恋人アルフレッドの運命は…!?
欲望、裏切り、エゴイズムなどが渦巻く愛憎劇に加え、集団心理、拝金主義など社会的なテーマを織り込んだストーリーに、迫力がありドラマチックで耳に残る楽曲、それを表現豊かに歌いこなす実力派キャストのパフォーマンスなど、見どころ聞きどころもたくさん!
まさに
“大人のためのミュージカル”!
2013年の初演ではスイスの湖上(!)で上演され、2014年にウィーンで大ヒットを飛ばし、2015年に豪華キャストで日本初演。ほぼ同キャストによるスピード再演で、さらに美しく、恐ろしく深まっていく
“THE VISIT”の世界…。
これまでのイメージをくつがえす役柄をひょうひょうと、かつ繊細に演じ、新たな魅力を放った
【山口祐一郎さん】。圧倒的な存在感で役柄を引き寄せ、最高のはまり役となった
【涼風真世さん】。さらに
【今井清隆さん】【石川禅さん】【今拓哉さん】【中山昇さん】といった実力派男性キャストに加え、アルフレッドの妻マチルデ役には新たに
【瀬奈じゅんさん】がキャスティング。
若いクレアとアルフレッドを演じる飯野めぐみさんと寺元健一郎さんをはじめ、アンサンブル陣も歌ウマ大集結!!
このメンバーだからこそ歌いこなせるナンバー、このメンバーだからこそ演じられる人間の心理。シアタークリエの客席でそのパフォーマンスを体感できるのは“贅沢”のひとこと!
初演時におけぴに寄せられた感想コメントとともに、その魅力を改めてご紹介します♪
(以下、緑字はおけぴに寄せられた感想コメント)◆
【日本ミュージカル界を背負ってきた実力派スターが集結!】
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こんな演目が、日本でもやれるようになって感激です。
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涼風真世さんの圧倒的な存在感と、山口祐一郎さんのある意味衝撃的な冴えない雑貨屋店主役に驚きました。
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涼風さん以外のクレアは考えられないほどのはまり役!
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涼風さんの“目”が凄かった! 歌も鳥肌が立ちました! 彼女の心と身体に負った傷の深さを感じ、切なくなりました。
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序盤、誰にも好かれていた山口アルフレッドが、最後には…。過去にあんな大事件を経験しながら心穏やかに過ごしていたのか? 山口さんの能天気さとおどおど具合、運命を受け入れていくさまが興味深かった。
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石川禅さんの葛藤する演技が素敵でした。悩んだ末に人間の汚さに苦悩する姿に一緒に泣きました。
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大金がからむと、人はどう変わっていくのか。今さん、今井さん、石川さん演じる友人たち、それぞれの思いが変化し保身に走るところなど、考えさせられる作品。【楽曲の素晴らしさ、それを歌いこなすキャストのレベルの高さ!】
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いつもは聞けないような組み合わせでの、デュエット、カルテット、美しかった。内容がハードな分、余計に感動。全員のレベルの高さが素晴らしい。
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熟練した役者さんが勢揃い。アンサンブルも素晴らしく、ミュージカル好きなら見ておくべき作品です!
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楽曲が素晴らしかった。それを歌いこなす出演者もさすが。
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ストーリーはシリアスで暗いけれど、ユーモアのある(ブラックなものも含め)明るい楽曲やダンスもあり、メリハリのあるバランスの良い舞台、演出だと思います。プリンシパルはもちろんアンサンブルも実力があるので、ソロも重唱もコーラスも素晴らしい!
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寺元さんと飯メグさんコンビがフレッシュでとても良かったです☆
寺元さんのお口から、あんなヒドイ言葉が聞けるなんてっ!!!な、この物語の重要なあの台詞がオススメです☆
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シリアスさと、ふと笑える人間の弱さが絶妙な塩梅でした。歌もロマンティックなデュエットもあれば、かっこいい男声四重唱まで。すぐに再演してほしいです。
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アンサンブルさん達の分厚いコーラスが耳福です。【観劇後も心に問いかけてくる、シニカルな心理スリラー劇】
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黒豹の死はアルフレッドの末路か、ギュレンという街の未来を示唆していたのか? 考えさせられる作品でした。
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これはクレアとマチルデの愛憎劇なんだな、というのが終演後の感想。ふたつの感情が紙一重だと思ったし、それがまた切なかった。
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人間の心の複雑さや、普段の生活では忙しくて見過ごしてしまいがちな事柄に思いをめぐらすことができる、観劇という非日常を改めて思い起こす作品。
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人間の欲望って恐ろしいものですね。自分でも知らず知らず落ちていく...その上自分の欲望を正当化しようとする。怖いですね!
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どれほど愛していたか、それぞれの形を通して交錯する心理の怖さ、欲望へと駆り立てられる恐ろしい群れの心理。後味のよい最後ではなかったけれどだからこそ考えさせられました。クレアの歌の迫力が素晴らしく心の奥に迫りました。人殺しと最後に言ったクレアの心が最も重く、この言葉を市民は一生問い続けていくのだと感じました。
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難しいけれど、複雑に絡み合った登場人物の感情を解き明かしていくのが楽しい。
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今のアルフレッドとクレア、純粋に愛し合っていた若い日の二人…その対比に胸がつまりました。誰も幸せになることのないクレアの復讐。このストーリーはストレートプレイでも観たくなりますね。◆
イングリッド・バーグマン主演で映画化もされた(邦題『訪れ』)戯曲『老婦人の訪問』(フリードリヒ・デュレンマット作)を、華麗な音楽、迫力のアンサンブルワークとともにミュージカル化した
『貴婦人の訪問』。
現代社会に鋭く問いかける
“大人のためのミュージカル”を、観劇を愛するみなさまとともに心ゆくまで満喫できる
【おけぴ観劇会】は、
11月27日(日)13時30分の開催です。
「初演を見逃した!」という方も、「彼女の“訪問”が待ちきれない!」という方も、「ウィーンミュージカル大好き!」という方も♪ たくさんのみなさまもご参加をお待ちしております!
<おけぴスタッフひとこと♪>
原作者のフリードリヒ・デュレンマットは喜劇で名を馳せた劇作家でさらにミステリ作家でもあるんです! 重厚さと軽みが入り混じったトーン、先の見えない展開と交錯する人間心理、随所に散りばめられたユーモアの数々は、まるで昔のハリウッド・スリラー映画のような格調。ヒッチコック映画好きの方にもオススメです♪山口祐一郎さん“舌”好調!初演時製作発表レポはこちら♪舞台写真も♪初演開幕レポートも掲載中