耳も心も満たされるひととき
おめでとう&ありがとうの気持ちが会場に溢れる! 28歳のお誕生日当日、さらには地元・市川での開催というスペシャルな公演。
7月4日、市川市文化会館小ホールにて行われた、
海宝直人さんのバースデーライブの模様をレポートいたします。
Birthday Boyの登場を、今か今かと待つ客席。
ステージ上に映し出されるスペシャル映像、幼い頃からこのコンサートの準備風景までの思い出写真たちに気持ちが高まります。
そこに颯爽と登場したこの日の主役海宝直人さん、披露したオープニングナンバーは…いきなりエンジン全開の
♪Live in Living Color 。
2014年の公演ではFBIのズッコケトリオの一人として出演されていた
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』からのノリノリのナンバーで、会場の空気も一気にヒートアップです。伸びやかな歌声で観客を魅了、ときどき見せる挑戦的な表情といたずらっ子のような笑顔…天才詐欺師“役”の素質十分です!!
振り返り記事もご紹介
(なかなかに茶髪です!だからどうってわけではないですが…笑)ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』公開稽古レポミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』開幕レポ こうして始まったライブ、セットリストも、それぞれテーマを設定したいくつかのコーナーに分かれているという凝りよう。この日のテーマ、“最近、海宝直人を知ってくださった方にも僕を知ってもらいたい”、そのために練りに練られた構成です。もちろん、長く応援されている方も楽しめる幅広い選曲!そこからは
「ようこそわが故郷へ」の気持ちも伝わります。
ミュージカルコーナーでは『マイ・フェア・レディ』の
♪On The Street Where You Live(君住む街)が印象的でした。
曲の合間には海宝さんの
優しい人柄が溢れるゆるふわMCで客席を魅了(一部、翻弄・笑)!選曲のポイント、そのナンバーへの想いなどをちょっぴり天然風味でお届け。ご自身でも「暗闇(客席)に向かってしゃべるの苦手~」とおっしゃっていましたが、ライブハウスと違ってお客様のお顔が見えないことが不思議な感覚だったようですね。ただ、ホールでのソロライブというのも
人気実力ともに飛躍した証ですよね!
そして、ディズニーソングコーナーでは、まさかの
「今日はアラン・メンケンナンバーは歌わないんですよ~」宣言…!
一瞬の動揺が客席を襲った後、披露したのは
『トイ・ストーリー』からのナンバーでノリノリ(
♪You've got a friend in me)&切ない(
♪When she loved me)気持ちに。ああ、やっぱりディズニーソングいいわぁ。と思っていたところ、
衝撃発言が!
「あ、アラン・メンケンありました☆彡(←キラースマイル)」と海宝さん。みなさんの「ん?!」という心の声が聞こえたような気もしますが、気にしない気にしない!
次のナンバーは『魔法にかけられて』の
♪So Close、素敵な歌声でみなさんすぐにうっとりモード。客席が♡で満たされました。
ここだけの話…その後も、結構な数のアラン・メンケンナンバーを披露したのでした(笑)。 出演作『美女と野獣』『ライオンキング』からは…
♪Homeと
♪シャドーランド。この女性ナンバーというのもすごく新鮮。
休憩をはさみ、60年代ナンバーコーナーでは
♪Moon Riverが印象的でした。すごくノーブルでしっとりとした大人の魅力♪
ここで、この日のスペシャルイベント!
海宝さんの母校、
国分高等学校の精鋭たちの登場です。国分高校では、社会で活躍する卒業生の一人として講演会も行ったという海宝さん、母校の誇りですね!(会場には講演会の様子も映し出されました)
現役高校生とのコラボレーションは『レ・ミゼラブル』より
♪民衆の歌。
数少ない男子生徒さんの声も「3人とは思えないほど響いていましたね」という海宝さんの言葉の通り、みなさん一丸となっての素晴らしい民衆の歌でした!
そして、みなさんにはもう一曲、大切なミッションがあったのです!歌うのは…Happy Birthday♪
バースデーサプライズ!ここで登場したのは、ケーキデザイナー鈴木ありささん作のスペシャルバースデーケーキ!
海宝ボブがマジックカーペットに乗って、横にはシンバ!ケーキを囲むように出演作のロゴをイメージしたプレートという、海宝さんのキャリアがギュギュっと詰まったケーキ!
このケーキへの興味津々っぷりもすごかったですね!でも、それも納得のスペシャル感です。
28歳、おめでとうございます! 母校訪問時のエピソードトークでは
「校舎は改築されていて、正直、そこに懐かしさはなかったんですけど~、アハハ」と正直者の海宝さん。でも、甦るあの頃の思い出…学内の合唱コンクールがビッグイベントだったとのこと、海宝さんは指揮者を務めたこと、男子生徒の声が出ていないことを女子生徒に責められたこと(まぁ、板挟み状態ってやつですね)…。でも、本番が近づくと自然に男子も本気モードになり、最終的にはすごく盛り上がったという。キラキラ青春エピソードですね!
そして、そんな高校時代に歌っていた曲コーナーでは
♪Always(光永亮太さん)の紹介で「カラオケでみんなにうまいうまいと言われていた曲です(笑)」というのがツボでした。そりゃあ、言われますよね(笑)。そして、ユーミンの
♪ひこうき雲もよかったです。ひとつひとつの言葉をすごく大切に紡いでいて、聞いている者の中に心情が丁寧に積み上げられていくような歌唱でした!
こちらは頼れるバンドマスター
森亮平さん(『レ・ミゼラブル』の指揮者さんでもあります!)。
森さんは海宝さんの1歳年下、ほかのメンバーも同い年か1歳年下という同年代バントとの呼吸もぴったりです♪
こうして楽しいひと時はあっという間に過ぎてゆき…と言いましても、すでに20曲近く歌っているという…。「いよいよ最後の曲です」との言葉に、会場からは「え~」の声、声、声。それをとってもうれしそうに受け取る海宝さん。楽曲は『Smash』から
♪Big Finish!歌い切ったー!!
しかし!そこからさらに会場はヒートアップすることに…。
アンコールです。それもドドーンと
♪Can you feel the love tonight(エルトン・ジョンバージョン)からの…
アラジンメドレーって!なんて贅沢。歌で作品世界を旅するような至福のひとときでしたね!
こうしてバースデーライブを拝見して感じたことは、客席にお集まりのみなさんにも、支えてくれるスタッフのみなさんにも本当に本当に愛されている方だということです。そして、それに対して、気持ち、言葉、歌声で愛情とありがとうをお返しする海宝さん。
最高の28歳のスタートになりましたね!この一年も、充実保証!バースデーグッズのタオル!うまく広げられました(笑)
後輩さんたち、バントメンバーとともに記念写真!若さが弾けている!
特典いろいろ!
海宝直人さんのオフィシャルファンクラブ「NAOTRIM(ナオトリム)」も会員募集中とのことですよ♪
写真提供:OFFICE STOMP
おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人