ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン、NYリンカーン・センター公演でのビリー・フリン役も評判の
姿月あさとさん、ドイツ語、ハンガリー・マジャール語、そして日本語の三カ国語でミュージカル『エリザベート』のトート役を務めた稀有な才能の持ち主
マテ・カマラスさん、演劇界・ミュージカル界を縦横無尽に駆け巡り、『王家の紋章』ライアン役好演も記憶に新しい
伊礼彼方さん。
このキャラクターもパフォーマンスもボーダレスな3人が繰り広げる美しくパワフル、そして自由な
“美女と野獣と野獣のライブ”『姿月あさと×マテ・カマラス×伊礼彼方スペシャルライブ~Musical Songs and Pop Galore!~』が開催されます!
その面白さが垣間見えた(ダダ漏れとのうわさも…?!)マテ・カマラスさん、伊礼彼方さんインタビューをお届けします。
──マテさんと伊礼さんは、これまでに『Super Live Vol.2「LOVE LEGEND」』(2009年)、『Golden Songs』(2015年)で共演されています。リハーサルで久しぶりに再会していかがですか。マテ) すごくいい!姿月さんとも伊礼さんとも素晴らしい思い出がたくさんあるので、こうしてまた再会できてうれしいです。
伊礼)
マテは痩せたよね。(腹筋が割れて)6パックだから!!僕は1パック…(笑)マテ) このチャレンジの返信を、まだ、待ちます!
──返信?!そのココロは!伊礼)
それはですね。マテが、インスタグラムで「ジムに通っています!9月のライブは一緒に脱ごう、6パックになって!」と動画メッセージをくれたんです。それに対して、僕は一切返信していなくて(笑)。マテ) 彼方さんから力をもらいたかったけど、もらえませんでした(笑)。
最初は(返信をずっと待ち続け、来ないので)家でしょんぼりしていましたが、でも、自分で頑張ろうと決めました!
マテ) そして、こんな想像(妄想?!笑)をしていました。
~友達の彼方から毎日届くメール。そこには「マテ、今日、僕は走ったよ!お互いに頑張ろう!」と。そして「ありがとう、彼方さん!」と心の中で返信~ そうやって身体作りをしました。
── 一人で想像して…(笑)伊礼)
僕が最初に普通のメッセージ動画を送ったんですよ、会えるの楽しみにしてるよー頑張ろうねーって。
そしたらその後でなぜか3連チャンでトレーニングの動画が送られてきた。なので、これはスルーしようと(笑)。
彼の悪のりには乗らないぞ!ってね(笑)。真偽のほどは…こちらをどうぞ。
マテ) ハハハ(笑)。彼方さんは本当に真剣なメッセージを送ってくれて、マテは…面白いメッセージを送っていて、ごめんね。悪く思わないでください!!
伊礼)
大丈夫、大丈夫(笑)。爆笑してました。
まぁ、僕は僕でその頃、帝劇の楽屋で毎日CDを袋に詰めていたりしていたんだよね。マテ) なになに!!そのCD、聞いてみたいです!
伊礼)
OK、今度持ってくるね。とある戦友にむけての曲を作って、一人でレコーディングしたんだよ、演奏もコーラスも。(*注:浦井健治さんへのアンサーソング
的な「健治へ」、詳細は
こちらをどうぞ)
マテ) そっか。彼方さんもいっぱいスタッフがいるって想像しながら一人で作業していたんですね。一緒だね(笑)。それで、どんな歌なんですか。
伊礼)
…ん?面白い歌(笑)──“一人”、“オモシロ”、“想像”、その辺りがお二人のこの夏のキーワードですね(笑)【音楽のルーツ】
──ここで改めてお二人の音楽のルーツを教えていただけますか。マテ) 家族が音楽好きだったので、子供のころからごく自然に音楽に親しんでいました。
まだ赤ちゃん言葉(いわゆるバブバブー)しか話せなかった頃から、ABBAを歌ってごきげんだったらしく、両親はそこでなんとなくわかったのかもしれません、私の将来が・・・(笑)。
伊礼)
僕もそんな感じですよ。マイケル・ジャクソンを聞いて、ホウホウ言っている子どもだったようです(笑)。──本格的な目覚めは。伊礼)
中学2年生の時、友人に誘われてバンドを組んだのが始まりですね。それまでは音楽は好きだったけれど、スポーツのほうが好きだったので。マテ) スポーツは何をしていたんですか?
伊礼)
サッカー!マテ) ベースボールじゃないんだね。ヨーロッパ人だね!!!
伊礼)
ハハハ(笑)。ヨーロッパ人じゃないけどね(笑)。マテ) バンドでは?
伊礼)
歌とベース。マテ) 歌とベースってすごく難しい!ベースもうまいよね、きっと。私はウクレレ…。
──今回のライブではみなさんの楽器演奏にも挑戦されるとか!マテさんがウクレレ、伊礼さんがベース、そして…伊礼)
姐さん(姿月さん)がリコーダー。昨日、購入されたとかで、ドレミファソラシドから練習中です。マテ) 姿月さん、昨日、ちょっと不安になった…。でも、プロフェッショナルなので、すぐに上達して本番を迎えると思います!私はウクレレをはじめて2か月です。
伊礼) 多分、僕が一番上手いな(笑)。
マテ) あなたはご心配なく(笑)!!僕たちは…。
伊礼)
ただ、はじめてフレットレスベース※に挑戦だから!僕も素人です。マテ) 彼方さんがあまりにも上手だったら、僕、いたずらしちゃうよ。
見ていないときにチューニングを変えて惑わす作戦!!
伊礼)
危ない、危ない!この人、本気でやりそうだからな~(笑)。みんなで頑張ろう!マテ) でも、私はロックスターになりたかったんだけど、こうしてステージでウクレレを弾いている…どこで人生間違えたのか(笑)。神様はユーモアがありますね。
伊礼)
本当に楽しくなりそうだね。ちなみに楽器を手にしたお二人はこんな感じ…ユニット結成できそう!!
【Special Liveについて】
──ここからは今回のSpecial Liveについてうかがいます。ミュージカルソングはもちろん、歌謡曲など盛りだくさんですよね。マテ) さよならは~いつまでたっても~!
伊礼)
♪「あずさ2号」ね、マテと歌えるのうれしいよ。マテ) あと、I love 演歌です!トントントン~♪
伊礼)
???・・・・ああ、「与作」ね。与作は木を切る~♪マテ) トントントン~トントントン~♪
──「与作」、歌われるんですか。伊礼)
いいえ、歌いません(笑)。
今回、僕がすごく楽しみにしているのは♪「夏の終わりのハーモニー」です。3声にアレンジしてもらって、この3人ならではのハーモニーをお楽しみいただける一曲になると思います。マテ) 僕らのさまざまなアイデアで構成されたライブなので、僕ら自身も楽しみなことがいっぱいです。笑いも真剣なのも含めて!
──聞くところによると、イタリア語の歌にも挑戦されるとか。伊礼)
(フレンチミュージカルの)『ノートルダム・ド・パリ』からの楽曲で♪「フィレンツェ」、すごくいい曲なのでマテと歌いたいなと思って提案しました。イタリア語なのは…僕が持っている音源がイタリア語だったので(笑)。でも、違う言語のバージョンも聞きましたが、これがピタっときた。マテ) 初めて歌う歌ですが、素敵な曲だったので提案してもらってうれしかったです。
伊礼)
マテもイタリア語に挑戦してくれて良かった!すぐに返事が来たよね。僕は低いパート、高いのは彼方さんねって。マテ) だって、彼方さんは若いから(笑)。
伊礼)
そうだけど…、声は低いから!!(笑)
あとは女装もするしね、いろいろやりますよ。マテ) 僕らのショウを観てくれたお客様は、驚きと楽しい気持ちいっぱいで帰ってもらえると思います。文字通りスペシャルなライブにします。
伊礼)
この自由で個性的な3人と演出の玉野さんの化学反応がどうなるのか…それをみなさんご自身の目で確かめにいらしてください。メドレーも含めて30曲近く、歌いまくります。笑いもあり、トークもあり、でも最後はバシッと決める3人のライブ、相当、濃いですよ!ポンポンを振っても、ペンライトを振ってもOK、みなさんも自由に楽しんでください!──その日お集まりのお客さまも含めた、その日、その時限りのスペシャルなひとときになりそうですね!本番を楽しみにしています。おまけコーナー【お互いのイメージ】
──姿月さんをひと言で表すと…マテ) ハードワーク。非常に熱心で、密度の濃いリハーサルをされる人です。
伊礼)
どんな状況下でも僕らの“リーダー”ですよ。僕らはその右腕、左腕。
まぁ、言うことを聞かない両腕ですが(笑)。──伊礼さんから見たマテさんは。伊礼)
少年。マテ) BOY? フフフ、ありがとう!!
──マテさんから見た伊礼さんは。マテ) Smaller BOY(もっと小さな男の子)!!(笑)伊礼)
も~こういう対抗心が子どもでしょ!!
でも、こういう遊び心を持っているから楽しいステージになるんですよね。【予定楽曲】※ほんの一部です
♪夏の終わりのハーモニー 伊礼さんイチ押し♪あずさ2号 インタビュー中、思わず口ずさんでしまうほどに準備万端♪島唄 どんなアレンジか楽しみ!♪スイート・トランスヴェスタイト(『ロッキーホラーショー』より)
ドキドキ♡♪フィレンツェ (『ノートルダム・ド・パリ』より)
男性デュオの名曲♪最後のダンス(『エリザベート』より)
このお三方といえばこの作品!♪罪な遊戯(『ジキルとハイド』より)
大人の男女のデュエット♪ABBA楽曲 マテさんが“超”幼少期より慣れ親しんだ!※フレットレスベース
音階をガイドするフレットがないことで、演奏が難しい一方で、連続的なアコースティックな音を出すことも出来る!
ウィキペディアリンク インタビュー後、自然に始まるセッション!
本番もお楽しみに♪
おけぴ取材班:chiaki(インタビュー・文) おけぴ管理人(撮影)