松本白鸚さん=“ラ・マンチャの男”。その見果てぬ夢、いよいよクライマックスへ…!
夢を見る、夢を語る、夢に生きる、すべての人にご覧いただきたい
傑作ミュージカル『ラ・マンチャの男』おけぴ観劇会の開催が、
【2019年10月26日(土)12時@帝国劇場】に決定いたしました!!
おけぴ観劇会とはオススメの演目で、特定の公演日のお席を一定数確保し、おけぴならではの特典をつけてご案内する、おけぴ会員限定の観劇企画です。→詳しくは
こちら 喜劇でも悲劇でもない、そこにあるのは…まさに人生の夢!
“聖書の次に多くの人に読まれている書物”といわれる小説『ドン・キホーテ』。舞台化は不可能とまで言われた複雑な構成の物語を“演劇の力”でミュージカルに。それが
『ラ・マンチャの男』です。
ラ・マンチャ未体験の皆さまの中には、「タイトルは聞いたことがあるけれど、どんなストーリーなのかよく知らない」という方もいらっしゃるかもしれません。それもそのはず。実はこの作品、その魅力を一言で説明するのは至難のわざ! 設定をできるだけ簡単にご説明してみますと…
『ラ・マンチャの男』の原作、『ドン・キホーテ』を書いた小説家セルバンテスは教会を批判した罪で投獄されます。牢のなかで囚人たちを巻き込んで即興劇を演じ、『ドン・キホーテ』の世界を語りだすセルバンテス。それは、騎士道物語の読み過ぎで自らを“遍歴の騎士ドン・キホーテ”と思い込んでしまった老人キハーナの物語…。はたして舞台の上にいるのは、勇敢な遍歴の騎士か? 妄想にとりつかれた男か? 捕らえられた小説家か? それとも…
松本白鸚その人なのか? …という三重構造(いえ、四重構造!?)が特徴的なこの作品。原作小説がそもそもメタフィクションなのですが、そこからさらにもう一周、入れ子構造を複雑にしているのがこの『ラ・マンチャの男』です。
混乱しそう? むずかしそう? いえいえ、それが! 軽々と夢と現実の境を飛び越える演劇マジック♪ そして出演者たちの確かな実力に裏打ちされた笑いもたっぷり。思いがけない驚きに満ちた舞台です!
<前回公演の舞台映像も公開されました♪>(でも実際に劇場に行かなくては全貌は伝わりません!)
01:03~の名台詞は必見!おけぴスタッフはこの場面を見るたびに涙が溢れます…その他、映像集も公式サイトにて公開されています♪ 悪を滅ぼすために旅に出る騎士ドン・キホーテ(と思い込んでいる老人キハーナ)と、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスを演じるのはもちろんこの方! 1969年の日本初演からこの役を演じ続ける
松本白鸚さん。歌舞伎の舞台で見せるのとはまた違う“演劇力”は「さすが」のひとこと。20代から同役を演じ続け、ついに喜寿にしてクライマックスに挑むその姿は、もはやレジェンドです。チャーミングでかっこよくて可哀想で最高に魅力的な“ラ・マンチャの男”! 未見の方にはぜひぜひ劇場であの存在をご体感いただきたい! ミュージカルコンサートなどで歌われることも多い名曲「見果てぬ夢」「ラマンチャの男」もぜひ生でご堪能ください♪
ドン・キホーテが“麗しの姫ドルシネア”と慕うアルドンザ役は、ラ・マンチャ初参加の
瀬奈じゅんさん。現実では“あばずれ女”と呼ばれ人生に絶望している彼女が、キハーナ(ドン・キホーテ)と出会いどんな変化を見せるのか? 彼女の真実の姿とは?
そして! ドン・キホーテに健気に連れ従う従者のサンチョ役は、2009年から同役を演じてきたこの方。
駒田一さん!
ご主人様に振り回されるサンチョの姿に、笑いと同情の念が湧き上がる!
愛すべきサンチョ役・駒田一さんにおけぴ観劇会特製ミニ旗を持っていただきました♪
舞台に笑いと明るさを運んでくるサンチョ。白鸚さんとのコンビネーションも必見です♪
「旦那ァ~!」
とぼけていているようでしっかりしている(!?)サンチョに会えるのが待ちきれません♪
このほか、老人キハーナを現実世界に引き戻そうとする姪のアントニア役にラ・マンチャ初出演の松原凜子さん、セルバンテスが宗教裁判のために投獄された監獄の牢名主役に上條恒彦さん、アントニアの婚約者カラスコ役に宮川浩さん。ミュージカル『手紙』や『マンザナ、わが町』でもおなじみの北川理恵さんもフェルミナ役でご出演。
出演者全員が役と役を自由に行き来し、ときにその肉体が舞台セットとなり、音楽となり…役者の表現力と、私たち観客の想像力が合わさって、ラ・マンチャの世界が立ち上がります!
人は自分がこうでありたいと願う姿で生きることができる─。 周りから狂人扱いをされながら、幾多もの困難を乗り越え、己の真実を求めるキハーナ=ドン・キホーテ。気がつけば共感の涙があふれて止まらない、不思議な魅力を持つ『ラ・マンチャの男』。「ミュージカルは苦手…」と思っている方にもぜひ見ていただきたい、ガツン!とくるストレートプレイが好き、という方にもオススメの大人のための舞台です。
難解と思われがち、でも絶対に一度は見ておくべき大傑作! こういった作品こそ、舞台を愛し、集中力を持って観劇に臨むみなさまとともに楽しむ
【おけぴ観劇会】がオススメです。
今回も人物相関図や作品トリビアなど掲載のおけぴ幕間マップを配布予定♪(ストーリーや設定などを予習をしてからの観劇で、より一層その世界観を楽しめます!)
「一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生に折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないことだ」(劇中の台詞より)
初めてのラ・マンチャの方も、ラ・マンチャ中毒の方も、おけぴ観劇会でぜひご一緒に“見果てぬ夢”を探しに出かけましょう!
▼言葉では、写真では、伝えきれない…それが『ラ・マンチャの男』の魅力! とはいえ、「ラ・マンチャって?」という方はぜひこちら、これまでの『ラ・マンチャの男』関連おけぴレポ↓で予習を!まずはぜひこちらのレポ後半にある、ラ・マンチャ大好きおけぴスタッフによる作品解説【名作ミュージカルの魅力を紐解く】をどうぞ♪2015年製作発表レポ2015年公演開幕レポ(舞台写真・感想コメント付き)(参考)2015年アルドンザ役の霧矢大夢さん、アントニア役のラフルアー宮澤エマさん対談2015年稽古場レポ&幸四郎さん(現白鸚さん)BDレポ▼こちらもぜひ♪ ミュージカル指揮者・塩田明弘さんの原点は“ラ・マンチャ”だった!? 「中3でミュージカル「ラ・マンチャの男」との運命的な出会い。ラ・マンチャを観て、芝居と音楽の融合する素晴らしさに感動して、「音大を目指そう!」と決意しました」
「屋根上(=屋根の上のヴァイオリン弾き)、ラ・マンチャ、ラ・カージュの3作品は、芝居と音楽が素晴らしく融合して変えようのないくらい完成度が高く素晴らしい作品だと思っています」
2019年の『ラ・マンチャの男』でもタクトを振るミュージカル指揮者・塩田明弘さん、2005年のおけぴインタビュー♪<2015年公演を見た方の感想>(文中の幸四郎さんは現白鸚さん)
▼永遠のmy best oneです。一瞬たりとも隙のない名作。全てが完璧です。
▼いつ見ても心が震えます!そして立ち上がれなくなるほどの衝撃。
▼宝石のように散りばめられた台詞、そして軽快な音楽。見果てぬ夢を追いかける為にドンキホーテに会いに伺っています。
▼難しそうと敬遠していたので、今回が初観劇でした。観て良かった!
▼面白い、軽妙な曲も楽しい。松本幸四郎さんの目力が凄い!そしてカッコいい!グイグイ惹き付ける圧倒的な存在感で舞台上と客席を支配していました!
▼暗い照明の中に響くギターの音色。美しい絵画を見ているような舞台でした。
▼松本幸四郎さんの圧倒的な存在感、気迫に胸を打たれました。やはり長く続いている作品は違いますね。今観ることができて幸せです。
▼騎士道の気高い精神に強く心揺さぶられました。何が狂気か?ドンキホーテが今の時代にいたのなら、その問いに誰が答えられるでしょうか。
▼有名な曲なので聞いた事はありましたが、やっぱり幸四郎さんが歌う曲たちは全然違うものでした。泣きました。
▼期待通り、松本幸四郎さんが素晴らしい!絶対観ておくべき!
▼幸四郎さんの涙や、盛り立てる他の演者さんの熱演、歌のうまさ、曲の素晴らしさ、楽団の好演、どれをとっても一級のミュージカルでした。
【10月26日(土)12時】帝国劇場でお待ちしております♪