ビートたけしが監修した“伝説のクソゲー”「たけしの挑戦状」が、
キングコング・西野亮廣さん主演、
ヨーロッパ企画・上田誠さんの脚本・演出によって舞台化決定!
舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』、第一弾キャスト発表とあわせ、主演の西野亮廣さん、脚本・演出の上田誠さんからコメントが届きました!
原案となる「たけしの挑戦状」は1986年にビートたけしが監修し、ファミコン用に発売されたゲームソフト。主人公のサラリーマンが財宝を求め、南の島を目指すアクションアドベンチャーゲームです。
あまりの難しさと独特な世界観に「クソゲー」と称され、動画サイトにはプレイ動画が数多く投稿されているほど、いまもゲームファンを魅了する“伝説のクソゲー”舞台化にあたり、芸人、絵本作家などさまざまな肩書を持つキングコング・西野亮廣さんが舞台初主演を務めます。
第一弾キャストとして発表されたのは、映画「銀魂」シリーズなどで個性的な演技に定評があり、昨年上演した上田 誠脚本・演出の舞台「続・時をかける少女」にも出演した
戸塚純貴さん、舞台「けものフレンズ」や舞台「ナナマル サンバツ」などの人気作品に出演している他、ドラマ「ハイポジ」ではヒロインに抜擢されるなど最近の活躍がめざましい
乃木坂46・鈴木絢音さん、「アンナチュラル」や「重版出来!」などの人気ドラマに出演する他、根本宗子や岩井秀人など様々な演出家の舞台に出演している
今井隆文さん、そして
石田剛太さん、
諏訪雅さん、
土佐和成さんのヨーロッパ企画メンバー3名。
脚本・演出は、昨年創立20周年を迎えた京都を拠点に活動する人気劇団「ヨーロッパ企画」の代表で、テレビや映画、アニメなど舞台以外でも多くの作品を手掛けている上田誠さんです。
舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』は、2020年4・5月に東京・紀伊國屋ホールほか、全国5都市にて上演されます。
【主演:西野亮廣さんコメント】今回、舞台「たけしの挑戦状 ビヨンド」に出演させていただくことになりましたキングコング西野です。「良い意味でも悪い意味でも話題になったゲームの舞台化」ということで非常に芳ばしい香りを嗅ぎとっています(笑)。主演という形で出させていただく僕にとっても、上田さんにとっても、キャストの皆様にとっても、スタッフの皆様にとっても、今作品は本当に大きな大きな挑戦となると思いますので、チーム一丸となって臨みたいと思います。上田さんに「どうなったら失敗ですか?」とお聞きしたところ「スベったら失敗です」というシンプルな返事をいただきましたので、笑ってもらえるように頑張りたいと思います!劇場でお待ちしております。
【脚本・演出:上田誠さんコメント】「たけしの挑戦状」を舞台化する、ということをします。なんでだ、と問われれば、「挑戦状がきたから」と答えざるを得ません。
挑戦状は僕の人生に定期的にきます。1度目は、小学一年生の時。発売当時、そのソフトが放つ瘴気にあてられ、定価で購入しました。スタート直後いきなり「しゃちょうをなぐる」というコマンドを選べるところから始まる、そのピーキーな世界観を小学生なりに楽しみはしたものの、クリアは到底できず、なんとなくプレイを辞めました。敵前逃亡といっていいでしょう。一億人がそうでしたが。
2度目は高校生のとき。このゲームを攻略本片手にクリアして、攻略ビデオを自作して配布しました。なぜだかこのゲームの全メッセージ全ルートを映像に収めねばならぬ、という気持ちになったんでした。驚かされたのはこのゲームに込められた野心と革新性、そして込めきれなかった映画的イマジネーションでした。サラリーマンが、社長を殴って会社をやめ、妻と離婚して、やくざと渡り合いながら、南海の黄金をめざすゲーム。映画第一作「その男、凶暴につき」が公開されたのは、このゲームの3年後でした。
そして3度目が今です。思えば挑戦状はいつだって突きつけられていたのかもしれません。あの日から一億人がそうなのかもしれません。一緒にこの挑戦を受けてくれそうな人は誰かいまいか、と考えていて、西野さんだ、と思いました。当時のたけしさんと同い年の西野さん演じるサラリーマンが、このゲームを34年ぶりにやるところから話を始めようと思っています。しかし生活はしぶといのです。クリアできるかな。
<西野亮廣さん&上田誠さんの対談動画も公開されました♪>
【たけしの挑戦状とは?】1986年12月10日にタイトーより発売されたビートたけし監修のファミコン用ゲームソフト。ビートたけしの先鋭的な発想が盛り込まれた内容となっている。
ゲームの内容は、所帯持ちのサラリーマンである主人公が、南海の孤島に眠っている財宝を探しに行く冒険ストーリー。
クソゲーと呼ばれる所以として、クリア必須アイテムを入手するために「1時間画面を放置する」など常識では思いつけない数々の仕掛が挙げられる。攻略本が発売されるも読んでもクリアできないと出版社に苦情が殺到し、その対応に辟易した担当者が「担当者は死にました」と虚偽の回答をしたという逸話もある。
しかし発売当時大ヒットを記録し大勢のゲームファンを虜にするとともに困惑をもたらせたまさに、クソゲー・オブ・クソゲーである。
現在、
アプリ版「たけしの挑戦状」(iPhone / Android)を配信中。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました