【こまつ座】クラウドファンディングスタート&2020年ラインナップ『人間合格』『私はだれでしょう』、そして未来の公演に向けて!



~劇作家・井上ひさしの遺した言葉を、そして演劇を次世代に繋ぐ~こまつ座クラウドファンディングスタート&2020年ラインナップ『人間合格』『私はだれでしょう』、そして未来の公演に向けて!


【クラウドファンディング
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 座付作者・井上ひさしに関係する作品のみを専門に上演する制作集団 こまつ座。新型コロナウィルス感染拡大の影響により、この3月から5月の短期間で3つの公演、『イヌの仇討』(地方公演一部中止)、『きらめく星座』(東京公演一部中止、地方公演一部中止・延期)、『雪やこんこん』(全公演中止)が中止、延期を余儀なくされました。


「こまつ座としてとるべき姿勢について日々向き合いながらも、幕開きを祈るような思いで信じ、粛々と公演準備を続けてまいりましたが、お客様はじめ、舞台に関わる皆様の命について考えた時、諸般の状況を無視することは出来ないという結論に至り、多くの演劇人が下した苦渋の決断に続くことを決意いたしました。私たちの届けたかったものは届けるべき人に届けることが叶いませんでした。

 しかし、私たちこまつ座は次に来たる機会のために、日々これまで通り、淡々とぶれない意志を持ち、先行きが見えない未来に予定されている公演の準備を進めています」
クラウドファンディング(以下、CF)サイトより引用)


 そして、未来に予定されている公演、その活動の継続、こまつ座の存続のためのクラウドファンディングがスタートしました(READYFOR、支援募集は7月31日(金)午後11:00、リターンなど詳細はCFページをご覧ください)。





【今後、予定されている公演】


 井上ひさしは「記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ」とかつてこまつ座のパンフレットに言葉を残しました。私たちはこの言葉を反芻し進みます。2020年以降、2021年、2022年と井上作品の上演計画は日々進んでおります。これまでも、これからも、ひとりでも多くの方に作家・井上ひさしの残した宝石のような言葉たちをお届けするためにこまつ座は存続します。CFサイトより引用)


『人間合格』~生きにくい時代をひたすらに生き抜いた 男たち三人の笑いと友情の物語~

 本作は小説家・太宰治の生涯を描いた、井上ひさしの評伝劇。はじける笑いとあつい感動の爆笑記!

 手前味噌を申し上げれば、これは、お腹の皮がよじれるほどおかしくて、頬が乾くひまがないほど哀しくて、数冊の研究書に匹敵するほどためになる、太宰治の評伝劇です。どうしてもこんなものが書けたのか、いまでもその理由がわかりませんが、たぶん太宰治が天のどこからか手助けをしてくれたのだとおもいます。──井上ひさし




 12年ぶり、6度目の再演。演出は鵜山仁さん、キャストは青柳翔さん、塚原大助さん、伊達暁さん、益城孝次郎さんという、いずれもこまつ座初登場のフレッシュな男性キャストと、「マンザナ、わが町」の北川理恵さん、「父と暮せば」「紙屋町さくらホテル」の栗田桃子さんというこまつ座おなじみ、鵜山さんの信頼の厚い女性キャストというワクワクする顔合わせです。

2020年7月6日(月)~23(木・祝)
東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA、山形、仙台、兵庫、名古屋へ巡演
演出:鵜山仁
出演:青柳翔、塚原大助、伊達暁、益城孝次郎、北川理恵、栗田桃子


『私はだれでしょう』~変えられない過去が問いかける「いままで」と「これから」~

 戦後行方不明の肉親や知人を探す、日本放送協会(NHK)のラジオ番組『尋ね人』をつくる脚本班分室を舞台にした、「戦後」日本の真実のものがたりを描く音楽劇。

 室長は元花形アナウンサー川北京子、そこに着任した主任は日系二世の陸軍少尉・フランク馬場。ある日、一人の青年がやってきて「ラジオでわたしを探してほしい。わたしはだれでしょう」──。青年のひとつ、一つの記憶が明らかになっていく。

『この物語は、ひとりの記憶をなくした青年をとおして、みんなが「私はだれでしょう」から「私はだれであるべきなのか」ということに気づいていく物語です。

 体制や政治の流れとかではなく、ひとりひとりがどう生きるべきなのかを考えて、覚悟していかなければいけない時代がもうやってきているのではないか。その意味で、この10年前に書かれた戯曲は、まさに今のために書かれていると感じるのです』(吉田栄作さんコメント、2017年公演、初日前囲み取材より





2017年舞台写真

2017年の公演に寄せられた感想

「この芝居は人間の誇りを思い出させてくれる」

「終戦により価値観が大転換され、GHQにおもねることが求められた時代に、人はどう生きるのか。記憶を失った彼だけでなく、その時代に生きた人すべてが、自分を探さねばならなかったのではないかと思います」

「時を経て、まさに2017年の今、書き下ろしたような痛烈で痛快なメッセージに眼が開く!」



「私はだれであるべきでしょう──」、前回の上演から3年が経ち、ますます今日性を帯びるテーマ。さらに、この度の上演に集いしはなんとなんと2017年に好評を博したみなさんが再集結というではないですか!これは早くも太鼓判!演出はもちろん栗山民也さん!


2017年おけぴ開幕レポート

2017年おけぴ囲み取材レポート


2020年10月9日(金)~22日(木)
東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAほか地方巡演予定
演出:栗山民也
出演:朝海ひかる、枝元萌、大鷹明良、尾上寛之、平埜生成、八幡みゆき、吉田栄作、朴勝哲(ピアノ奏者)
前売開始日:2020年8月8日(土)


【井上麻矢さんブログ~ありがとうノート~より抜粋】

 こまつ座存続に向けての力強く、かつ切実な思いが凝縮されています。まさに「記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ」を感じます。

「そしてこれからもいい作品をしっかり作って世の中にお返ししていこう。
だから、私たちはここで倒れるわけにいきません。

お芝居は観て頂く人がいるからこそなのです。人間の心は繊細です。自粛していた中で皆がおかしくなりそうな日々を過ごしたことをどうか忘れずにいたいと思います。

そして、公演が出来なくなった苦しみもこまつ座は覚えていようと思います。
『忘れてはいけない、忘れた振りはもっといけない』と言い続けた父・井上ひさしの言葉通り、今後も上演をしていきたいのです。

どうかご支援の程、何卒よろしくお願い致します。」


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こまつ座さんからの素材提供により、おけぴが記事を作成いたしました。

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