同じ“MA”の名を持つ王妃マリー・アントワネットと庶民の娘マルグリット・アルノーの運命の交わり。フランス革命下、18世紀フランスを舞台にした物語。時代の大きなうねりのなかで描かれる人間ドラマをヒットメーカーミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが紡ぐ日本発のオリジナルミュージカル。2018年に新曲を追加した“新演出版”が東急シアターオーブにて開幕です!
開幕にあたり、マリー・アントワネット役、マルグリット・アルノー役、フェイルセン伯爵役(それぞれWキャスト)のみなさんからオフィシャルコメントが届きました。速報舞台写真と共にご紹介いたします。
<マリー・アントワネット役(Wキャスト):花總まりさん>今回はコロナ禍での上演ということで特別な想いをキャスト一同が抱いてでの舞台になります。この舞台をご覧頂きたい、成功させたいという気持ちで各自様々な感染予防対策を精一杯行ってまいりました、観客の皆様におかれましてはどうぞこの特別な「マリー・アントワネット」をお楽しみ頂ければ幸いです。残念ながら観劇が叶わなかった方々にもこの舞台上から熱いメッセージをお届けする気持ちと全てに感謝して演じたいと思っております。
<マリー・アントワネット役(Wキャスト):笹本玲奈さん>徹底された厳しい感染対策の中で進めてきたお稽古を経て、今日無事にこの日を迎えられる事を心から嬉しく思っております。
今後どの様な状況になるかは誰にも分かりませんが、一回一回の公演を『今日と言う日は今日しかない』という心持ちで務め、劇場にお越しくださったお客様に最高の舞台を全身全霊でお届けします。
<マルグリット・アルノー役(Wキャスト):ソニンさん>この作品の再演が意味のあるものだと感じられる瞬間が多くありました。私にとって大切な役であり再び出演できる事に心より感謝し、興奮しています。厳しい状況の中で開幕までたどり着いた事は、カンパニーで起こした革命的な偉業だと思っています。
お客様が、普段見ている世界で悩んでいる事を、舞台を通じ浄化し昇華できる、そんな力を信じて、私は瞬間瞬間を誠実に皆様にお届けします。エンタメが届ける力を、明日を生きる糧を、お持ち帰りいただけるような力を持っているこの作品、是非に受け取りにいらしてください。
<マルグリット・アルノー役(Wキャスト):昆 夏美さん>このような厳しい状況の中ではありますが、再びこの作品をお客様にお届けできますこと大変嬉しく思っております。カンパニー一同、気持ちを一つに稽古を重ねました。幕が開くということは決して当たり前ではなく、奇跡なんだと感じます。この奇跡に感謝をし、責任を持って舞台を務めたいと思っております。そしてご観劇くださったお客様の心の潤いとなれば幸いです。
<フェルセン伯爵役(Wキャスト):田代万里生さん>いよいよ劇場へ!昨年は公演中止が相次ぎ、個人的には2019年12月以来、約一年振りのミュージカル出演となりますが、この作品が控えていることが心の支えでもありました。演出家も振付師も海外から生中継で稽古場映像をチェックして下さり、沢山のスタッフにも支えて頂きながらブラッシュアップを繰り返して今日を迎えています。フィクションとノンフィクションが融合した超大作。こんな今だからこそ、この作品から新たな気付きが生まれると信じています。
<フェルセン伯爵役(Wキャスト):甲斐翔真さん>健康で安全に。そして限られた時間の中で濃密に作り上げてきたこの作品をお客様に届けられるという「喜び」に満ち溢れています。
ここまで来るためにバックアップをして下さった全ての方々に感謝し、初日に挑みたいと思っています。
最初は、想像の数十倍の高いハードルに呆然としました。こんな大役が自分に務まるのか、と悩むこともありました。でも今は、この作品に関われていることを誇りに思います。大好きな「マリー・アントワネット」に出演できて幸せです。
フランス革命という激動の時代、マリーという『人間』を心底愛し、命がけで救い出そうともがいたフェルセンを楽しみにしていただければと思います。
おけぴ取材班:chiaki(撮影・編集) 監修:おけぴ管理人