油屋と化した帝国劇場が、観客を「不思議の町」に誘う!ビッグニュースが飛び込んでまいりました!
宮﨑駿監督の不朽の名作
『千と千尋の神隠し』が、構想から5年の歳月をかけ、東宝創立90周年となる2022年に世界で初めて舞台となって帝国劇場の歴史にその名を刻みます!
このビッグプロジェクト、翻案・演出を手掛けるのは『レ・ミゼラブル』、『ナイツ・テイルー騎士物語ー』や『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』などでおなじみの
ジョン・ケアード氏。
「私は、宮﨑作品の主要なテーマ全てに同調しています。『千と千尋の神隠し』の世界の核をなすテーマ ──環境を慮る、自然を敬う、我々に宿る善良な精神の力を信じる、そして世界を良い方向へ変える権限を若者に与える、というテーマに」というコメントにも溢れる作品へ深い理解と熱い思い。
一方、スタジオジブリの
鈴木敏夫プロデューサーからは、
「(翻案・演出の)ジョンはいい奴です。ぼくも宮﨑も彼のことを気に入りました。カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい」と、作品が迎える新たなステージへの期待が込められたコメントが届きました。
そして、主人公の千尋は、本作が初舞台となる
橋本環奈さんと、『ナイツ・テイル』でケアード氏の作品を経験した
上白石萌音さんが W キャストで演じます。
千尋(W キャスト)橋本環奈さん/上白石萌音さん
橋本さんは
「舞台で初主演という事は私の人生で当然ながら 1 回限りの事。プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくのびのびと演じたいと思います。それがお客様方が喜んで頂ける舞台に繋がると信じているからです」と初々しくも力強い意気込みを語り、上白石さんは
「時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」と、こちらも本作でさらなる飛躍を遂げるであろうことを期待させます。
さらに、映画で印象に残っているシーンについて、お二人そろってまず挙げられたのは、冒頭の
「千尋の両親が豚に変身してしまうところ」。確かに衝撃的なシーン! 舞台ではどのような表現になるのかも気になるところです。ほかにも
「湯婆婆との出会い、正体の分からないカオナシ、オクサレさま(河の神)をお風呂に入れるシーン等々ありましたがやはりハクとの出会いと二人が冒険し、飛ぶシーン…など全編見どころ」(橋本さん)、
「一番好きなのは、千尋たちが銭婆の住処を訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わいが深まる」(上白石さん)と、本作が“名作”と呼ばれる所以にも言及。
コロナ禍でエンターテイメントへの思いも新たにされたお二人、生の舞台を作り上げる最後のピースとしての観客への思いもピュアで、心を打ちます。
「お客様をお迎えして初めて成立するものが舞台というエンターテイメントではないかなと常々思ってきました。是非私たちと共に同じ空間、同じ時間をお客様にも私達役者を通して存在し生きて頂きたいなと思います」(橋本さん)、
「人と人との距離が遠くなってしまった今、同じ空間で過ごせることがいかに尊いか痛感しています。本作の上演の頃には、皆様が安心して劇場に足を運べる世の中になっていますようにと切に願っております」(上白石さん)
ここで、本作プロデューサーの尾木晴佳さん(東宝)のコメントをご紹介いたします。
「主人公の千尋はトンネルの先にある混沌とした世界の中で、困難に直面しながらも<自分は何者であるのか>を再発見していきます。その姿は10歳とは思えない程の力強さです。現在、世界中が終わりのないトンネルに入り込んでしまったような、誰も想像をしていなかった日々が続いています。そんな今だからこそ、帝国劇場から演劇という形で、千尋のエネルギーを日本から世界へ再発信していけることは演劇に携わる者として大きな喜びです。どうぞご期待くださいませ!」©2001 Studio Ghibli・NDDTM
少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋を通して観客に届けられるエネルギー。油屋と化した帝国劇場が、みなさんを「不思議の町」に誘います。
尚、
2月・3月の帝国劇場を皮切りに、
4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋での上演も決定しております。
日本国内はもちろん、世界から大注目の舞台『千と千尋の神隠し』
(公演HPは日本語のみならず、英語、フランス語、中国語、韓国語対応)! あのキャラクターは、あのシーンはどう表現されるのだろう──ワクワクという名の妄想が広がる上演決定の報せ。続報が気になりますね! ここから来年2月まで続々と届くであろう“お楽しみ”を糧に、1年かけてみんなでワクワクを膨らませましょう。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました