大和田美帆さんロングインタビュー~人生の楽しさを分かち合う~

 NPO団体シャイン・オン!キッズが活動の一環として行っている、小児がんで入院中の子ども達や家族、医療従事者のみなさんが一緒に楽しめるよう企画制作しているオンラインコンサート「ファシリティドッグと楽しむオンラインコンサート」。 昨年より、同コンサートへご参加されている大和田美帆さんにお話を伺いました。

※ファシリティドッグ:病院などの特定の施設(ファシリティ)で、職員の一員として活動するために、専門的なトレーニングをつんだ犬



大和田美帆さん

 2021年3月25日より動画公開(YouTube一般公開、どなたでもご視聴いただけます)となる最新コンサートについても伺いました。
「ファシリティドッグと楽しむオンラインコンサート」

 コンサートは会場と病院にいる子どもたちをオンラインで繋いでライブ感満載で収録しました。動画はYouTube、シャイン・オン!キッズ(ShineOnKids)チャンネルにて公開中、どなたでもご視聴いただけます!

ファシリティドッグと楽しむオンラインコンサート Vol 8

 ※本記事ラストからもご視聴いただけます!

【子どもたちの笑顔が家族の喜びに】

──シャイン・オン!キッズさんとの出会い、コンサートへご出演されるきっかけからお聞かせいただけますか。

 シャイン・オン!キッズの代表であり、以前、私が出演したテレビ番組のプロデューサーをされていたニーリー美穂さんが、私のSNSで「ミホステ」(2017年4月よりスタート、音楽や手遊び、子どももパパ&ママも楽しめるコンサート)の活動を見てお声がけくださったのがきっかけです。

 コロナのこと、母のこともあり、「まだそういうお気持ちになれるかわかりませんが、今すぐにではなくとも、いずれコンサートにご参加していただきたいと思っています」というご連絡をいただいたのが昨夏のこと。ちょうどその頃、父と「いずれ病院などに行き、子どもたちと一緒に歌ったり、朗読、パントマイムなんかをできるといいね」と話していたところだったので、「ぜひ、やらせてください!」とお返事しました。そして、最初の収録が9月、続いて11月、今回(2021年3月公開)は3本目となります。もちろんお引き受けしたのは、シャイン・オン!キッズの活動に共感するところがあったというのもあります。

──ファシリティドッグの存在も、今回はじめて知りました。

 私も“ファシリティドッグ”という言葉はピンとこなかったのですが、その紹介にベイリーという名前を見つけ、あの時の!と繋がりました。実は、以前、闘病中の女の子と犬のベイリーのドキュメンタリーを偶然見たことがあったんです。そこでも信頼できるスタッフのもと活動されている様子も目にしていたので、安心してお引き受けしました。ファシリティドッグはまだまだ知られていないですし、その数も日本ではまだごくわずかです。でも彼らだからできる働きというのがあり、例えば手術に行く前に遊ぶことで不安を軽くしたり、眠れない子がファシリティドッグなでながら眠りにつくこともあるそうです。そうやって子どもたちが癒され笑顔になると、それが家族の喜びにもつながる。その意味でも応援したいんです。



YUKAさん(ピアノ) 大和田美帆さん 米元美彦さん(パーカッション)
ファシリティドッグと子どもたちの写真パネルも♪

──コンサートはファシリティドッグについての啓蒙活動のひとつという位置づけでしょうか。

 「啓蒙」と漢字2文字になるとちょっと重たいですが(笑)、これをきっかけに知ってもらえるといいなという感じです。最初は、視聴できるのは入院中の子どもたち限定だったのですが、ほかにも障がいのある子どもたちや在宅で闘病している子どもたち、このご時世では外出を控えざるを得ない子どもたち……、オンラインなら見られる、見たい人はたくさんいると思いYouTubeでの無料公開を提案しました。さらには、それによって子どもだけでなく大人の方にも視聴していただき、シャイン・オン!キッズやファシリティドッグを“知るきっかけ”になったらいいなと。

 また、それだけでなく、私が知る病院では、今はコロナの影響で入院中の0歳から17歳の子どもたちは親との面会が1日に1時間に制限されています。病気だけでもつらいのに、家族と会うこともできない。そんな子どもたちがいるということを知っていただき、心を寄せてもらえたら、それだけでもどんなに勇気づけられるか。

──「知る」ということが第一歩ですね。大和田さんご自身はそこから二歩、三歩と歩みを進めているようにお見受けします!

 シャイン・オン!キッズのみなさんも、小児がんのこと、ファシリティドッグのことについて私がここまでのめりこむとは思っていなかったそうですが(笑)、今では俳優業と並行して続けていきたい活動になっています。

 20代前半から、障がいのある子どもたちとキャンプに行くという活動に参加してきましたが、その時から感じていたのは、誰もが平等に「人生楽しいよね」と思う権利があるということです。それが、現在の活動にも繋がっていますし、「人を楽しませる」という意味では、ミュージカルやお芝居、俳優業と同じだと思っています。ですので、オンラインコンサートでしゃべりや歌を楽しんでいただければと……歌はまだ勉強中ですが(笑)。

──いえいえ、強さと明るさのあるステキな歌声です!

 私、明るいだけで何の取柄もない人間だと思っていましたが、最近は明るいって大事だなと思っています(笑)。




【「どうしたらみんなで楽しめるか」を考えるのも楽しい】

──ここからはコンサートについて伺います。双方向の掛け合いや手遊び、じっくり味わいたい心にしみる曲ととてもバラエティ豊かな内容ですね。選曲などはどのように進めているのでしょうか。

 曲については、私とピアノのYUKAさんで相談しながら決めています。一方通行ではない形にしたいという思いから手遊びも多く取り入れています。大人も子どもも楽しめて、みんなで参加している感じになればいいなと。そのために、まずは家で5歳の娘と一緒にやってみてその反応をチェックしています(笑)。ただ、みなさんがどんな状況で視聴しているのかはさまざまで、中には手足が動かせない状態の子もいます。そんなことも想像して手遊びを考えたり、入院中は四季を感じにくいとお聞きしたので季節の歌を取り入れるようにしています。

──今回の配信では、パーカッショニストの米元美彦さんも参加されています。みんなで音を出してみようというコーナーで、最後には大和田さんの「お口パーカッション」まで飛び出しましたが、そこにはそんな意図もあったのですね。

 あれはリハーサル中に思いついたのですが、そうやって「どうしたらみんなで楽しめるか」を考えるのも楽しいんです。YUKAさんとは一緒に施設への訪問演奏なども行っているのですが、私よりも活動歴も長く、音楽大学の付属の幼稚園でも教えられているので知識も豊富。パーカッションの米元さんも今回AIロボット“OriHime(オリヒメ)”で繋がった先の病院へ何度も訪問演奏に行っているので、心強い仲間です。



大和田獏さん 大和田美帆さん

──コンサートを作る仲間と言えば、お父様の大和田獏さんも「ばくちゃん」としてご出演されています。コスチュームもお似合いで、とても素敵です。

 最初はお人形だけ出て、声を当てる予定だったのですが、出演することになりました。あのコスチュームも自前なんですよ(笑)。おしゃべりも事前打ち合わせなしでやっているのですが、出来上がったものを見ると、あのアットホームな感じがいいなと思って。親子ならではの面白さ、子どもたちは親子だと知ないかと思いますが(笑)。子どもたちが「ばくちゃん」と親しみを持って見てくれればうれしいですね。

 実は今回のコンサートで米田さんが叩いていた楽器、カホンを父が気に入って、即購入したんです。今、家にあって、「(ダダンッ)、むかしむかしあるところに……」」なんて練習しています。父は“お話おじさん”になりたいそうです(笑)。子どもたちを楽しませようと参加したコンサートで、それを楽しむ子どもたちの姿が父の心を動かし、新しい行動へと繋がる。音楽での交流が一人の“老人”の心を動かしたんです(笑)! 結局、一方が他方に与えるというものでなく、お互いに支え合う。それが理想の形だなと思っています。

──素敵な展開・循環ですね。ひとつの行動が思いもよらない波及効果を生むというのも面白いですね! もう一曲、今回のコンサートで印象的だったのは♪手をつないで というYUKAさんのオリジナルソング。こちらはどちらかというと大人もじんわりと味わえる曲です。

 いい曲ですよね。もとはミュージカル俳優でもある小西のりゆきさんやや小此木麻里ちゃんが歌われているのですが、「繋がっているよ」というメッセージは、まさに“今”の歌です。

 私たちは母の死を経験した時に、本当にたくさんの方に助けていただきました。あの時期は、一番自粛が厳しかったので誰にも会うことができませんでした。その中で、「離れていても繋がっているよ」という、目に見えないものを信じさせてくれたのは友人や周りの人。父も私も、どこかでその恩返ししたいという思いがあり、それがちょうど夏頃。「何かしたいよね。子どもがこうだったらつらいよね、子どもがつらいと、親御さんもつらいよね」と話していたところにこのオファーをいただき、今に至る。改めて振り返ってみると、そういうめぐり合わせだったと。これまでの出来事が繋がって、今後も私が父と共にこういった活動をしていくことには意味がある。私はそれをライフワークにしていきたいと思っています。

──この活動が俳優業に与える影響というのはありますか。

 こうしてコンサートを配信するようになって、ふと考えることがあります。これまで私は劇場に通うのが当たり前の“観客”で“俳優”でしたが、その頃も劇場へ行きたくても行けなかった人はいたんですよね。どれほどの方が、そんな思いをされていたのだろうかということが気になってしまって。それは病気だけが理由でなく、地方にいる方だったり、子育て中だったり。それはこれからの課題でもあり、その人たちに演劇の面白さをどう伝えていけるか。生に越したことはないと、私も思うのですが、配信技術が発達することでひとつ可能性が広がったと思います。そこにも新たな扉があると感じています。



お人形の「ばくちゃん」と!

【そこにはいつも音楽があった~俳優、そして音楽療法士として~】

──思いを原動力にそれを形にしていく。突き進む行動力が大和田さんらしさですね。ちなみに「音楽」の原体験というと。

 私はいわゆる「鍵っ子」だったので、子どものころから今で言うEテレをずっと見ていたので、「おかあさんといっしょ」などの子ども向けの番組での歌に親しんでいました。ミュージカルも早い段階から母に連れて行ってもらっていました。その中で印象的だったのは『アニー』です。寂しいという気持ちをもった子どもに演劇を通して初めて出会い、「私だけじゃないんだ、アニーもそうなんだ」と思ったんです。私の寂しさと孤児のアニーの寂しさは比べ物にならないのですが、現実とお芝居の世界がリンクした時の感動を初めて味わった瞬間です。

 そして、家でも♪トゥモローはもちろん、「負けやしないわ」とか「お母さんがきっと帰ってくる」とアニーの気持ちになって泣きながら歌っていました。そして、歌い終わると「あー、すっきりした!」って(笑)。演じていたのでしょうね。こんな風に話すと悲劇のヒロインみたいですが、私の場合は、親がいない時間も一時的なものなのでそこまでシリアスなものではなく、そうやって過ごすと待っている時間が苦にならなかったという思い出です。親に隠れて歌い踊るシリーズは、その後、宝塚のDVDを見て真似をするというところへ発展しました(笑)。そうやって、こっそり鏡の前で──というのは、寂しい時間を紛らわすいいツールで、それがあったから今の自分がいると思います。そして、そこにはいつも音楽がありました。

──音楽療法士になるために、学校に通われているとか。そちらについても伺えますか。

 「ミホステ」がきっかけで出会った肢体不自由の子がいて、その後彼女の学校へ私たちが赴く形でコンサートを開催しました。その時に、いろいろとお話する中で音楽療法士のことを知り、調べ、調べたその日に学校に電話して入学しました(笑)。2019年6月のことです。1年通ったのですが、コロナの影響で最後の実習だけできずに止まっていたのですが、4月からまた実習が行えるようなので、それが終わったら音楽療法士としても活動できます。

──知ってから入学までの勢いがすごいですね!

 それは私の異常な性格ですね(笑)。いのしし年の猪突猛進型! それで失敗したこともありますが、いいこともいっぱいあるので(笑)! 入学も、4月に新学期がスタートしているところ、私が問い合わせしたのが6月。「2か月分は何としてでも補います!」という熱意でなんとか入学を許可していただきました。

──そもそも音楽療法とはどのようなことをされるのでしょうか。

 音楽を用いて薬や手術とはまた別のケアをする。それは音楽が脳や心に直接作用するという理論に基づいています。例えば、なぜ音楽を聞くとワクワクするのだろうか。それは俳優の仕事にも繋がってきますが、好きだけでミュージカルをやってきた私はそのことは感覚的にはわかっていましたが、理論の裏付けが欲しいと思い勉強したいと思いました。

 療法についてのわかりやすい例は、音楽が記憶と直結していることを利用した認知症の治療です。認知症患者に若い頃の音楽を聴くことで、当時の記憶を蘇らせることができたり。みなさんもありますよね「あの音楽を聞くと、あの彼を思い出す」とか(笑)。そんな勉強を主婦の方や現役高校生と一緒に学びました。

──芸能の仕事だけをしていたら出会えなかった方との出会いかもしれませんね。

 そうなんです! 先生方との出会いもそうですし、一緒に学ぶ仲間も! 自分のことはさておき、ほかの方はどうして学校に通おうと思われたのかな?なんて思い、話を聞いていくと、一人ひとりにドラマがあるんです。辛い思いを経験されている方、音楽に癒されたいと思う方って本当にたくさんいるんだなと思いました。

──医療現場だけでなく、日々の暮らしにも役立ちそうですね。

 実は、母が亡くなった後、私はヴァイオリンの音を聴くのがしんどくなってしまったんです。それは、その時の私の心にはヴァイオリンの音はキーが高すぎたから。それでチェロを聴いていました。ちょうどそれを勉強したところだったので、身をもって体験し面白かったですよ。さらに言うと、その時に求める、必要な音楽というのは人それぞれで、クラスメイト20人で同じ音楽を聴いたとしてもイライラする人もいれば、落ち着く人もいる。心理状態や経験(記憶)と結びついて感じ方に違いが生まれる。そこに音楽の奥深さとともに、大きな可能性を感じます。だからこそ、子ども向けのプログラムを組むときにも、子どもだったらコレと決めつけるのではなく広い視野で試行錯誤していきたいと思います。

──心のケアというのは、これからの時代、ますます必要性を増していきそうです。

 実習を終えると取得できる音楽療法士というのは民間資格で、学校が出してくれるものです。欧米では、病院などに勤務し仕事として成り立っているのですが、日本ではまだまだボランティア的な活動になっています。そこに正当な賃金が支払われる「仕事」になればいいなという願いももっています。それはエンターテイメントが心の栄養になるということにも通じますね。

──繋がりますね!大和田さんならではのカウンセリングとか!

 そうそう、クラシックに造詣が深い仲間は、「こういう時はモーツァルトの何番を聴くと落ち着くんじゃないか」とか「今日はチャイコフスキーが」ということをよく話しています。私はクラシックの知識があまりないのでついていけないのですが、そのミュージカル版だったら得意かもしれない!「今日はどっぷりレミゼに浸ってください」とか、「今はヘア・スプレーなんかどうですか?」とか(笑)。

──本当に音楽の可能性の大きさは、そのまま音楽療法士で俳優となるこれからの大和田さんの可能性の大きさになりますね。

 私は母の死をきっかけに、人生、価値観がガラリと変わりました。使命というとちょっと大げさかもしれませんが、俳優として20歳のころから培ってきたことを使い、小児がんについてはこれからも勉強を続け、子どもたちのための活動を続けていく。私の中で、それがコロナによって気づかされた、母の死から学んだ、新しい自分の役目だという確信があります。病と向き合っている子どもたちが人生の楽しさを感じる瞬間を作り出す、そのお手伝いをしていきたいと思います。

──力強い言葉です!

 つらくても何か面白いこと、楽しいことを見つけ出す! 前向きな人間に育ててくれた両親に感謝です!



では、みなさん!こちらより「ファシリティドッグと楽しむオンラインコンサート」をお楽しみください♪

テーマソングも思わず口ずさみたくなる!!



大和田美帆
1983年生まれ。20歳の時にミュージカルでデビューして以来、舞台を中心に活躍。「ガラスの仮面」「フルモンティ」「アマデウス」「ペテン師と詐欺師」など。CSディズニーチャンネルでMC経験あり。長女出産後、YUKA(p)と共に子ども向けの音楽イベント「ミホステ」を定期的に開催。現在Eテレ健康番組「チョイス」にMC出演中。
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大和田獏
1950年生まれ。俳優、タレントとして、テレビドラマ、舞台、ラジオとマルチに活躍。ドラマの主な出演作品には「渡る世間は鬼ばかり」、「おんな太閤記」、「刑事7人」など。「ワイド!スクランブル」では11年間にわたり司会を担当。近年は「萩咲く頃に」「sing a song」などの舞台に出演。最近では、TVドラマ『その女、ジルバ』に(池脇千鶴主演)父親役で出演。
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