ミュージカル界を牽引する三大プリンスユニット“StarS”!
11月11日の武道館コンサートも発表されたStarSのみなさんにお話を伺ってまいりました。
(『StarS ありがとう公演 ~みんなで行こう武道館~』
☆会見レポはこちら☆!)
井上芳雄さん、浦井健治さんは帝国劇場でミュージカル『二都物語』、山崎育三郎さんは博多座でミュージカル『レ・ミゼラブル』公演中という大活躍中のお三方が集結すると・・・そこは・・・きらめきと笑いのStarSワールド!!
‐まずは、5月に開催されたの三大ミュージカルプリンスコンサート“StarS”について伺います。
みなさんが直感的に“この3人の並び、いいんじゃない”と感じて結成したユニットStarSですが、実際に活動を始めて、声を重ねてみて、何か発見はありましたか。※StarSは帝国劇場100周年を記念するNHKの番組での対談をきっかけに3人の発案で結成されました。
井上)
はい、初めて3人で歌ったのはレコーディングの時でしたね。
これまで、3人とも似たような役柄をやってきているのですが、実際に声を合わせてみると、3人全然声質が違うんですよ。3人合わさっても、それぞれの声はわかるしね。
井上芳雄さん
浦井)
その3人の声が合わさったとき、そのハーモニーが何十倍にも広がりをもつ、輝きを放つんだなって思いました。
山崎育三郎さん
山崎)
そうそう、意外に違うんだというのも発見でしたし、その違う音色が合わさるとStarSの音色になる、キラキラするんだなって。気持ちいいんです!
‐そして、“StarSのコンサート”という形でお客様の前で歌われたのですが、役をまとわずに歌うということはいかがでしたか。井上)
僕と育三郎は自分のコンサートもやるタイプのミュージカル俳優ですが、浦井くんはそれまでもっと役者寄りの活動だったからね。
浦井)
そうなんですよ。
だから、僕、最初どう歌えばいいかわからなくて。
浦井健治さん
井上)
そうそう、ミュージカルの歌は芝居しながら歌ったりしていたよね。
浦井
はい。
でも、実際に本番になったら「あ、コンサートってこんなに面白いんだ!」という発見が自分の中でありました。
それは、お客様と直に触れ合えるような感覚、コミュニケーションが取れる場なんだなと!
井上)
作品、ドラマの中の人物としてお客さんと向き合うのとは違うよね、“一緒に盛り上がっていこうぜ”的な。
浦井)
そう、より一層の一体感が生まれるんです!
‐コンサートでは客席のお客様と目が合ったりしましたか。浦井)
合いました(きっぱり断言)!
井上)
浦井さんはむしろ合わせにいきますからね。そんなにピンポイントで合わせにいくんですか、みたいな(笑)。
なので、やってみてわかったことは、
僕と育三郎のほうが、どちらかというとアーティスト的なことをやっていたんですけど、浦井さんが一番アイドル的要素を持っているということですね!
(といって、山崎さんを見る。井上さんいつの間にか浦井“さん”って・笑)
山崎)
「みんなの恋人だよ~」とか、「大好きだよ~」とか言っちゃいますからね(笑)。
さっき「役者寄りの~」とか言っていましたが、健ちゃんが一番慣れています!
一同)
笑!!!
山崎)
歌詞を忘れたときは煽ってみるとか、勉強になります(笑)
井上)
そして、振りは自分流にアレンジする(笑)
山崎)
歌い方だって、一番健ちゃんが・・・(笑)
井上)
そう、僕たちのほうが静かにやってたよね。
浦井)
いやいや、二人も静かではない(笑)!!
‐それは、浦井さんの天性?素?ということですか。 浦井)
はい、素ですね。
山崎)
本当にやりたかったことなんじゃないでしょうかね。
井上)
向いてるんですよ。
山崎)
そっちのほうがよかったかもね(笑)
浦井)
気づくの遅すぎかもね。。。(笑)
‐(笑)
本当に楽しいステージ、特にオリジナル曲ではアーティスト、アイドル的なこれまで見たことのないパフォーマンスでしたよね!
その一方で、やはりミュージカルファンとしてゾクゾクしたのは、一曲の中で役を持ち回りで歌った♪闇が広がる(『エリザベート』より)です。※3人でトート、ルドルフ、そしてもう一つの存在(通称“誰だお前”)を
くるくると変えながら歌われました。
井上)
♪闇が広がるは人気ナンバーですし、僕と浦井くんは、ずっと(ルドルフ役を)やっていたので、それを育三郎も入れて3人でやっちゃおうってね。
山崎)
“出演していた作品は、出演していた人がやる”のではなく、『モーツァルト!』に健ちゃんも、『エリザベート』には僕も入って、それぞれのナンバーを“StarSのサウンド”にしようというアイデアは、僕らから出しました。
‐一曲の中で役を変えていくというのはいかがでしたか。浦井)
楽しかったですね。
井上)
やっぱり、ミュージカルの中、ドラマの中でやるのとは違い、“役作り”という縛りがない分、コンサートでは、むしろ変化していく面白さを大切にしました。
(演出の小林)香さんが、とてもこだわっていたのが、変わる瞬間、緩やかに変わらずに、鋭くやってほしいということでした。
結果的には照明効果などもありましたが、僕たちははじめそこまで分かっていませんでした。
なので、自分たちの表現力だけで変わらなきゃ!ぐらいに思っていて、一生懸命やっていましたね。
でも、それが舞台の面白さ、演劇の面白さでもあると思うんです。
瞬時に違う人物に変わる、快感です!
‐観ていても快感でした!井上)
ありがとうございます。
お客さんにどれくらい伝わっているのかという不安もありましたよ。それこそ、今あいつ誰なんだって思われたらね(笑)。
結果的に、それをネタにトークも盛り上がるという一粒で二度おいしい展開にまでなりましたけど(笑)。
‐確かに!歌で圧倒された後に、トークでしっかり笑わせていただきました。ちなみに、“トート”パートを歌ってみていかがでしたか。井上)
そうですね、僕はどっちかというと気質的にはトートだなって(笑)。
誰かをいたぶってるほうが楽しいというか、浦井くんが哀しい顔で見てくれるのが嬉しいなみたいな、ははは。
浦井)
どういうこと?
井上)
Sっ気が出ちゃうんですよね(笑)
‐確かに井上トート、浦井ルドルフ、しっくりきていたかも(笑)
山崎さんはいかがでしたか。山崎)
ルドルフ、トートのどっちというより・・・やっぱり“お前誰だ”が一番・・・
井上)
しっくりきた?
一同)
笑
井上)
でもさぁ、この間も写真見て育三郎、言ってたもんね、「あ、これ、僕が“お前誰だ”の時だ」って!
浦井)
あはははは
山崎)
いや、やっぱりね、2人が出ている作品なので、カメラマンさんもそっちを狙うんですよ。
そうすると写真も、自然と僕は“お前誰だ”になるんです。ですので、まぁ、僕は“お前誰だ”で出演できれば(笑)
井上)
新しい役だ(笑)
‐11月もまた聴くことができそうですかね♪井上)
基本的にはその方向で(笑)
‐そして11月のコンサートでは、オリジナルニューソングも?井上)
全くのオリジナルになるかはわからないのですが、オーブでは歌わなかった曲も何曲かやりたいなと思っています。
山崎)
香さんと話し合って、より盛り上がるような構成にしますよ!カバー曲とか、もちろんミュージカルの曲とか、アゲアゲのナンバーもいれたいなと思っています。
‐11月のコンサートがますます楽しみになりました!!!
では、ここからは!
ちょっと趣向を変えて、武道館コンサートへ向け直筆サインを用意するというStarSのみなさんに“サイン”について伺ってみました。
(直筆サインへの想いなどは会見レポをご覧ください。)
初めてしたサインって覚えていますか。 浦井)
僕は仮面ライダーのときに、TVに出るから考えなきゃ!と。
英語にしようか漢字にしようか考え、漢字にして、じゃあ、漢字をどうやって崩していこうかと必死に考えて、こういうにょろにょろした感じになりました。
‐それが、今現在のサインなんですね。浦井)
はい、僕はずっと変えていませんね。
‐実際にそのサインを求められたのは・・・浦井)
だいぶ後のことですね(笑)
井上)
だいぶ寝かしといたんですね(笑)
浦井)
だいぶ。。。
‐山崎さんはいかがですか。山崎)
子どもの時ですね、12歳くらいかな。
‐12歳!それはもう“舞台人山崎育三郎さん”として!山崎)
そうです、子供ミュージカルに出演していたのでその楽屋を出たときです。
‐そのときすでに、ご自身のサインがあったのですね!山崎)
ローマ字で崩した感じでしたね。それは兄に考えてもらったんですよ。今のものとは違うんですけどね。
‐井上さんは。井上)
僕は、エリザベートでデビューする初日の前、ゲネをご覧になった方が楽屋口で待っていてくださったんです。
“わぁ、初めてサインするな”、と思いながらサインしました(笑)。
‐その時、サインをする準備はできていましたか。井上)
出来ていました。
こういう仕事に就こうとするくらいですから、なんか練習しちゃってなかった?
僕、サインする(未来の)自分をイメージして、落ち込んだ時にサインの練習とかしていたなぁ。
山崎)
ちょっと暗い(笑)
井上)
頑張れ自分、頑張れ自分って、それはデビュー前ね。(笑)
浦井&山崎)
なるほどー!!
‐貴重なエピソードありがとうございます!StarS全員の手書きのサイン10000枚、
もうひとつの“武道館への道”?!の様子など
「みんなで行こう武道館~StarSオフィシャルブログ~」も開設!
武道館へ向け、ますます絆を深めているStarSのみなさん、素敵なお話ありがとうございました!
トークでも、歌でも、お芝居でも輝きを放つ、魅せる男たち“StarS”の、次なるコンサートは11月11日です。
みんなで行こう武道館、みなさん、心の準備はできましたか?
武道館で待ってるよ!
★チケットは8/31(土)18:00より下記サイトにて先行先着販売!★こちらよりお申込いただけます!(会員登録不要ですがシステム手数料等がかかるようです)
受付期間:8/31(土)18:00~/9/4(水)18:00
UK15
おけぴ取材班:chiaki(インタビュー/文)nats(インタビュー)hase(撮影) 監修:おけぴ管理人