★2018年4月20日と24日開催の「1789」おけぴ観劇会 情報は こちらフレンチ・ロック・ミュージカル
『1789 -バスティーユの恋人たち-』、帝国劇場に降臨!
2012年、本国にてメガヒット、昨年4月の宝塚歌劇団での上演を経て、ついに2016年4月11日に帝国劇場で開幕!
初日を前に、革命に身を投じる農夫ロナン役
小池徹平さん、加藤和樹さん、宮廷に仕える侍女オランプ役の
神田沙也加さん、夢咲ねねさん、そしてフランス王妃マリー・アントワネット役の
花總まりさん、凰稀かなめさんが公演への意気込みを語る初日前会見が行われました。
写真左から)凰稀かなめさん、夢咲ねねさん、加藤和樹さん、小池徹平さん、神田沙也加さん、花總まりさん
【会見】
革命に身を投じる農夫ロナン役小池徹平さん小池さん)
「劇場に入り3日目にして、ようやく帝国劇場の雰囲気に慣れてきました。舞台稽古で衣裳を着て動くと、より一層役として気持ちは入りますが、稽古着では感じなかった動きの制限があるので、現在はその辺りも試行錯誤しながら頑張っています。初日も間近、気を引き締めて頑張ります」
──初帝劇、初主演について!
小池さん)
「まだお客様が入った状態でないのですが、この建物の中にいるというだけで、少しずつ実感がわいてきています。エレベーター移動が多いのですが、全然来ないときとか(笑)。そういう時は階段を使ったりする、大変なんですけどそれすら楽しい!初めてなので!
舞台の裏も表も楽しんでいます(笑)」
同じくロナン役の加藤和樹さん加藤さん)
「現在は、小池修一郎先生をはじめ、スタッフのみなさんと息を合わせ、丁寧に確認作業を進めています。動き、特に今回はダンスナンバーが多いので、怪我には注意して慎重にやっています。
ダブルキャストなので、客席から見る時間もあるのですが、思った以上に派手、華やかです。まだシーンごとの舞台稽古ですが、これがひとつの作品として出来上がったときどうなるのか、僕自身も楽しみにしています。間違いなく革命的な作品になると思います。
──『レディ・ベス』で帝国劇場デビューを果たした加藤さんは(小池さんから見ると)帝劇の先輩ですね。
加藤さん)
「ちょうど2年前の今ごろ『レディ・ベス』の舞台稽古をやっていましたね。
2度目とはいえ、今回は恐れ多くも主演ですので、新たな気持ちで臨んでいます。ただ、素晴らしいキャストスタッフでやれているという実感はあるので、身も心も預け、肩の力を抜いて初日を迎えられるのではないでしょうか」
宮廷に仕える侍女オランプ役の神田沙也加さん神田さん)
「帝国劇場が大好きなので、劇場入りしてからは毎日気が引き締まる思いでお稽古しています。みなさんお衣裳も華やか、セットや照明も見応えがあり、曲も素晴らしいので、目でも耳でも楽しんでいただける作品になると思います」
──この作品では王族と庶民の二つの世界が描かれます。そこを行き来するのがオランプですよね。
神田さん)
「まず、王室の場面に代わったときの華やかさ、住んでいる世界が違うことが視覚的に説明されるので、お客様はびっくりされると思います。私たち自身、シミュレーション段階でびっくりしました(笑)。農民や平民のシーンでのダンスやアクロバットもすごくワイルド!熱いエネルギーに満ち溢れています。静と動のエネルギーを感じる世界を、オランプとして行き来できる刺激的な日々です。また、それだからこそ、自分と180度違うロナンに惹かれたのかなと思っています」
同じくオランプ役の夢咲ねねさん夢咲さん)
「ずっとあこがれていた帝国劇場での舞台稽古、身が引き締まる思いです。神田さんが演じている時は客席で見ておりますが、この作品に出られることを幸せだなと感じます」
──同じくオランプ役について。
夢咲さん)
「私自身、平民なので」
すかさず小池さん…「みんなだよ(笑)」
気を取り直して夢咲さん)
「ダンスもすごく情熱的で熱いので心がうずきます、私も出たい!と。一方で、王室はドレスもセットも豪華、あこがれの場所でもあるのでその場所にいられるのも幸せです」
フランス王妃マリー・アントワネット役の花總まりさん花總さん)
「小池さんからもお話がありましたが、アントワネットこそお稽古着とは全く雰囲気が変わりますので(笑)、こうして衣裳を身に付け、ようやくアントワネットに近づけるのかなと思っています。近年にない、迫力のある作品になると思います」
──本当に豪華な衣裳ですね!また、宝塚歌劇団時代に『ベルサイユのばら』にもご出演されていますが…。
花總さん)
「マリー・アントワネットは少し、いえ、少しどころかだいぶ贅沢をし過ぎましが、当時のファッションリーダーでもありましたからね。これでもかという素敵なお衣裳をたくさん着させていただいています。個人的には登場シーンを楽しみにしていただきたいと思います。
宝塚の時は歴史ある『ベルサイユのばら』作品に出るという感覚、今回はフレンチ・ミュージカル『1789』の中のマリーを小池先生と作りあげております。全く違うので、ぜひこちらのマリー・アントワネットもお楽しみに」
同じくマリー・アントワネット役の凰稀かなめさん凰稀さん)
「お稽古当初は、(男役卒業後、初舞台ということで)どちらかというと小池さんや加藤さん寄りの私でしたが(笑)、少しは女性らしくなれたかと。劇場入りし、このように大きな衣裳を着させていただき、まだまだ勉強勉強の日々ですが、私らしく頑張っていきます」
──マリー・アントワネット役について
凰稀さん)
「『ベルサイユのばら』にも何度か出演しましたが、宝塚ではマンガやアニメのようなどちらかというと夢の世界を描いているのですが、今回は現実的なイメージがとても強く、また、民衆側のお芝居がメインになっているので、その中でマリーがどうあればいいのかを悩みました。母として、国母として…彼女の大きなところを表現できたらいいなと思っています」
最後にロナン役のお二人からメッセージを!小池さん)
「僕ら3組のダブルキャストがいて、全部で8通りの組み合わせがあります。たくさんの『1789』が楽しめる、素敵な公演ですので、ぜひ劇場に見に来てください!」
加藤さん)
「稽古場で見ていた段階でも、組み合わせが変わるとそれだけで全然雰囲気も変わるんです。舞台稽古に入り、本番の扮装に身を包んで舞台に現れたときには、さらに華やかで、舞台セット、衣裳、照明…そして楽曲に心奪われる作品になることを確信しています」
【フォトコーナー】