「これは…タカラヅカ的幸福のミルフィーユだ!!」
ひときわ大きくこう書かれた取材メモを片手に、
いったいこの感動をどうやって皆さまにお伝えしたらいいんだろう、と悩んでおります。
「どうやって伝えよう…」
とも、メモをしてありました。
この豪華さ、サービス精神と向上心が同居した本気のエンターテイメントぶりは、
とにかく舞台を観ていただかなくては伝わらない!
(と、思いつつも…、)
宝塚歌劇100周年へ向けてのプレ・アニバーサリー公演『DREAM, A DREAM』、
通し稽古の模様をお届けいたします!
タカラヅカ100年のエッセンスをつめこんだ
“本気の”エンターテイメントショー!
「稽古場中、どこへ目をやってもスター!スター!!スター!!!」
「星がきらめく天の川のよう!」
そうなんです!
まずはなんといってもこの豪華な出演者にご注目♪
レギュラーキャストは、
宝塚各組の
トップスター・トップ娘役経験者13名に加え、
12名の実力派宝塚OGメンバー!
さらにゲストピアニスト(もちろん歌もダンスも♪)として
元星組トップスター・
麻路さきさんが
全公演にご出演、
そしてドリームゲストとして
安蘭けいさん(元星組トップスター)、
水夏希さん(元雪組トップスター)の
どちらかおひとりが、前半後半日程にわかれて登場されるんです!
まずは元トップスターのみなさまからご紹介。
ご覧ください!この顔ぶれを!
湖月わたるさん(中央) 安寿ミラさん(右)
(写真左から)水夏希さん 麻路さきさん 朝海ひかるさん
峰さを理さん(左奥) 杜けあきさん(中央)
(写真左から)彩輝なおさん 湖月わたるさん 峰さを理さん 初風諄さん 剣幸さん
(写真左から)紫城るいさん 星奈優里さん 彩乃かなみさん 紫ともさん
残念ながらこの日は鳳蘭さんがお稽古場にいらっしゃらなかったのですが、
本番の舞台ではこのメンバーに加え、
さらに毎公演2名の元トップスターがスペシャルゲストとして登場!
(出演スケジュール、歌唱予定曲は
公式HPをチェック!)
もうこれだけでそのあまりの豪華さに満足してしまいそうですが、
お待ちください!
この『DREAM, A DREAM』、ただ歴代のスターのみなさんが顔を合わせる
“思い出・同窓会的イベント”ではないんです!
本気で挑む“夢のエンターテイメント”!
“宝塚歌劇100周年にむけたオマージュ”をテーマにした
三部構成のこの舞台。
第一部は、
タカラヅカ的エッセンスを思いきり詰め込んだ
パリ的レビューシーンあり、スパニッシュあり、ラテンありの王道ショー!
名バイプレイヤー・未沙のえるさん、さらに初風諄さんが登場するプロローグ、
楽しい笑いを織り交ぜながら、
あっという間に客席を夢の世界へと連れ去ります!
そして続々と現れるスターたち!
峰さを理さんの歌声に包まれて、取材班もいざ夢の世界へ・・・。
未沙のえるさん(中央)の客席降りは鉄板!
この第一幕、とにかく盛り上がりがハンパじゃない!
名曲につぐ名曲、磨き上げられた素晴らしいダンス、
そして宝塚時代にはなかなか見ることの出来なかった組合せでのコラボレーション!
彩乃かなみさんの歌声にのせて、安寿ミラさんが踊り、
歌う峰さを理さんの周りで、湖月わたるさん、朝海ひかるさん、彩輝なおさんがステップを踏む!
2種類ある“日替わりシーン”のテーマは「スパニッシュ」と「アラベスク」。
この日拝見したスパニッシュシーンの写真を少しだけお届け。
安寿ミラさんと湖月わたるさん、
おふたりの間に静かに燃える炎が見えるようなダンスに、ゾクゾクがとまりません!
振付は港ゆりかさん 音楽は青木朝子さんによるオリジナル!
一幕ラストは、こちらも日替わりで各スターが思い出の曲を歌い上げます。
この日は『愛の旅立ち(ザ・レビューⅢより)』を歌う峰さを理さんの声に包まれて、
ノンストップ55分、圧巻の第一部が終了。
手拍子をしてしまいそうになる自分を必死に押し留めながら書いたメモには
「この盛り上がりはやばい・・・」と、そう書かれておりました。
「ラテンといえば」のあの曲、「パリといえば」のこの曲…。
“天国と地獄”なカンカンで観ているこちらのテンションも最高潮に♪
そして鴨川清作さん作の「あの革新的傑作ショー」の「あのナンバー」――。
たたみかけるような怒涛の展開に、
一幕終了後に体温上昇、思わずお茶を一気飲みした取材班です。
15分の休憩をはさみ始まる第二部は、
甲斐正人さんによるオリジナル曲(なんと1曲が約27分ノンストップ!)にあわせて
ジャズの起源をたどるオリジナルダンスショー。
麻路さきさん演じるピアニストがジャズの世界を旅します!
ゴスペル風、ニューオリンズ風・・・と展開する音楽そしてダンスが
おしゃれです!小粋です!
ハット使いが皆さんとってもかっこいいんです!
宝塚時代の男役・娘役という枠組みを超えた、
成熟したエンターテイナーたちの魅力満載!
そして2回めの休憩後は“チョンパっ”と始まる日本物ショーから、
懐かしいあの曲、この曲を歌い継ぐコンサートショーへ。
昔からの宝塚ファンの方はもちろん、
最近はまりはじめた!という方でも絶対に楽しめる名曲が目白押しです。
もちろんダンスもたっぷり、全三幕を通して音楽もオーケストラによる生演奏♪
ここで全てのシーンについて、細かく語りたいのはやまやまなのですが、
それは本番の舞台観劇後のお楽しみですよね。
圧巻のショーステージ、その全貌は劇場でお確かめいただくこととして、
今回は、撮影OKだったシーンから写真をいくつかお届けいたします!
ぜひ想像と期待をふくらませながらご覧ください♪
笑顔♪
麻路さきさんのピアノ演奏もお楽しみに!
ひたすらかっこいい湖月さんのダンス
峰さんは三幕和物の振付も担当されています
紫ともさん、出雲綾さんもしっとりと
歌声にも深みが増しています
剣さんおちゃめな表情♪
星奈優里さん彩乃かなみさんもめっちゃ笑顔です♪
水さんのソロナンバーは『青春の終わりに(カラマーゾフの兄弟より)』
最後はやっぱり!いつまでもキュートな初風さんに癒やされます♪
構成・演出の荻田浩一さんをはじめとしてスタッフ、
そして出演者全員から「本気のエンターテイメントをみせよう」という気迫を感じた
今回の取材。
それぞれに強い個性とオーラを持つスターの皆さま、
でもそのオーラが舞台上でケンカすることなく、
自然と美しく調和していくのは、やはり“タカラヅカ”ならではの伝統の力なのでしょうか。
一人ひとりの持つ圧倒的な“空間掌握力”、
100年の歴史を歌い継ぐような魅力の重なり、
その重なりが一層二層ではない!100年分です!
宝塚歌劇団を卒業後それぞれに舞台人として、そしてひとりの女性として
経験を積み輝きを増した“エンターテイナー”たち。
その磨き上げられたダンス、深みを増した歌声、
たとえタカラヅカ在籍時代を知らない方でも絶対に楽しめます!
なぜならそこにあるのは“本気のエンターテイメント”だから。
宝塚歌劇100年の魅力を一気に体感できるような“幸福のミルフィーユ”♪
タカラヅカファンの方なら、
いえエンターテイメントを愛する方ならきっと見逃せない豪華ショーステージは、
いよいよ10月12日に初日の幕を開けます!
ドキドキし過ぎて倒れぬよう、
観る側も気合を入れていざ劇場へ!
本気の夢の世界に酔いしれましょう~♪
おけぴ取材班:mamiko 監修:おけぴ管理人