宝塚歌劇団卒業生が、歌そして踊りで魅せる、選りすぐりの名曲&名場面!
ついに開幕した宝塚歌劇創立100周年記念公演『セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に~』開幕レポートを、お届けいたします!!
囲み取材に登場したレギュラー出演者・元男役トップスター7人のみなさま
(写真左から:貴城けいさん、姿月あさとさん、高嶺ふぶきさん、
杜けあきさん、麻路さきさん、稔幸さん、湖月わたるさん)
レギュラー出演者は、この日の囲み取材に登場した元・男役トップスター7人に加え、元・娘役トップスターの風花舞さん、星奈優里さん、大鳥れいさん、彩乃かなみさん、蒼乃夕妃さん。
さらに真帆志ぶきさん、榛名由梨さんら往年のトップスターが期間別または日替わりでゲスト出演、とこれまでのOG公演の中でも最大規模の公演は、100年の歴史があるからこその豪華さです。
杜:
「39期生の眞帆志ぶきさんから、一番下は96期生まで、57年差がある出演者たちです。
“宝塚は血の繋がっていない姉妹” とよく言われますが、今回はまるで3世代家族のよう。
稽古初日に真帆志ぶきさんから “わたしもがんばるから、みんなもがんばって” と、大きなひとことをいただきました。
おいくつになっても努力を怠らず前に進む姿を見て、宝塚ってすごい!とあらためて感じています」
歌い出したとたん “男役トップスターの煌き” を放つ眞帆志ぶきさん
そのカッコよさ、歌声におけぴスタッフもシビレました!!
ショーの構成はそれぞれが代表作の主題歌等を歌いつないでいく、ザ・宝塚な王道スタイル。
次々に登場するスターたち、そして名曲の数々に幸福感が高まります!
当時の気持ちを思い出しながら楽しんでほしいと語る杜けあきさん。
「サヨナラ公演だった忠臣蔵や、華麗なるギャツビーなど、
私も当時の雰囲気を作り出せるようにがんばります」
「家族にもバリバリの男役姿をみてほしい!」という麻路さきさん
麻路:
「自分にとって本当に大切な作品で、トップお披露目公演でもある『国境のない地図』の主題歌を歌います。
当時コンビを組んでいたゆりちゃん(星奈優里さん)、そして二番手だったノルちゃん(稔幸さん)と『ダルレークの恋』のフィナーレシーンを再現するのも見どころ。いまの3人で新たな魅力を出せれば、と思っています。
宝塚を退団したときに “男役はこれで終わり” と思いましたが、まだまだ “下級生” の主婦業よりも、年季が入っていますので、男役姿のほうが、気が楽ですね(笑)」
「初舞台で喜多弘先生にもらった“努力・忍耐・根性” の言葉が忘れらない」
という高嶺ふぶきさん
『仮面のロマネスク』ヴァルモン子爵も登場しますよ♪
高嶺:
「雪組で杜けあきさんをみながら育ってきましたので、杜さんの歌をきくと振付まで自然に出てきて、自分が楽しんでしまっています(笑)。
(『仮面のロマネスク』『ゴールデンデイズ』など自分の歌唱シーンでは)あの頃の私をみてくださっていたお客様に目一杯楽しんでいただきたい。
私も一緒に楽しみたいと思います!」
稔:
「私は退団発表をした『花の業平』の主題歌を歌います。
吉田(※)優子先生の作曲で、印象的なイントロをきいただけでファンの方から“涙がでる”と言っていただくような、思い入れのある曲です。
『ダルレークの恋』の再現シーンも心をこめて、ちょっといやらしく(笑)、艶っぽく演じたいですね。
宝塚の良さは新しいものを取り入れながらも、古き良きものを大切にしているところ。
受け継がれていく歌、宝塚の良さを大事にしながら、宝塚が永遠に続くことを願っています」
A日程の第二幕には「ベルサイユのばら」コーナーが!
他日程の「エリザベート」「風と共に去りぬ」コーナーもお楽しみに!
『シトラスの風』から「明日へのエナジー」!
姿月:
「100年の歴史の中で65年ぶりに誕生した宙組。
その発足時の作品『エクスカリバー』と『シトラスの風』から歌わせていただきます。
新しい組が生まれる! というパワーと責任を感じながら公演していたあの頃のことを思い出しながら、心して歌いたいと思います」
湖月:
「トップお披露目公演『王家に捧ぐ歌』から「世界に求む」を心をこめて歌います。
宙組時代の『激情』を姿月さんと踊らせていただくのも本当に光栄で。
風花舞さんと踊るタンゴのシーンでは、男役時代に培った “リフト力” と “リード力” を生かして、風花さんが思いきり素敵な女性になるようにエスコートしたいと思っています。
今回、榛名由梨さんをはじめ先輩方からたくさんの事を惜しみなく教えていただきました。
宝塚への愛、芸の技術を、下の世代に受け渡して継承していくこと、自分が退団した後もその情熱が受け継がれていくこと、それが宝塚の魅力だとあらためて感じました」
初代オスカル・榛名由梨さんから受け継ぐ “ボレロ”!
「宝塚はあたたかい故郷」
「ずっと見守ってくれるお客様がいたから100年続いてきた」
と語る貴城けいさん
貴城:
「博多座お披露目公演『コパカパーナ』からDancing Fool を歌います。
あの頃ほどは踊らないですが(笑)、熱くお客様にお届けしたいと思います。
とにかくこの7人が揃う、というのがほんとうに貴重なこと。
これだけの学年差があっても、とても温かく教えてくださって、居心地がいいんです。
7人で歌う場面など、ここでしかみられないものを楽しんでいただきたいなと思います」
「宝塚の絆は “金色” !」という杜けあきさんの言葉どおり、世代と組をつなぐ金色の輪がみえるような気がした
100周年記念公演『セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に~』。
オールドファンの方には懐かしい名曲の数々。
若い世代のファンにとっても、いまもなお現役の生徒さんによって歌い繋がれている耳馴染みのあるナンバーばかり。
これは盛り上がらないわけがありません!
杜:
「これまでのOG公演には鳳蘭さんが真ん中にドーンといてくださり心強かったのですが、今回のレギュラーメンバーは、平成元年1月にトップになった私をはじめ全員が “平成生まれのトップ” です。
まだまだ若く・・・もないですが(笑)、頼りないところもあるかもしれません。
けれど、いまこの7人でできることを、宝塚への恩返しだと思って、がんばりたいと思います」
“あの名作のオリジナルキャストが!”
“あの時、あの組の、あのふたりが目の前で踊っている!”
ファン感涙の、愛がいっぱいつまった舞台の様子をレポの最後の<おまけ>にもう少しだけ掲載中!
きっと写真をみただけで、「あ、あの作品のあのシーン!」とおわかりになると思いますよ♪
スターたちの煌めきを間近で感じられるこんな演出も!
東京公演は青山劇場にて6月8日まで、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて6月24日から30日まで。
100年に一度の愛があふれたショーステージを、ぜひ劇場でお楽しみくださいませ!!
<おまけ写真集>
写真では伝わらない!と言いつつ・・・少しでも雰囲気を感じていただきたい♪
<さらにおまけ♪>
「主婦の人、手をあげて!」と言われ挙手するみなさま♪
おけぴ取材班:mamiko(文/撮影) 監修:おけぴ管理人