シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』市川染五郎さん&市川團子さんご登壇 「父の日」舞台挨拶レポ

 皆様ご存知の、あのお騒がせコンビが事件を解決?!、“やじきた”初のミステリーがシネマ歌舞伎となって6月9日より 東劇ほかにて全国公開中!出演者の細かなリアクションまで堪能できる映像ならではの構成で……みんな怪しく見えてくると評判のシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖(こびきちょうなぞときばなし)』

 ご出演の市川染五郎さん(13)と市川團子さん(14)による舞台挨拶が行われました。というのも、この日は“父の日”。お二人は本作にてお父様との親子共演をされているのです。役者として、そしてお父さんとしてどう映るのか、語られる内容もほのぼのから大人の発言まで幅広く和やかな舞台挨拶となりました。



写真左より)市川團子さん、市川染五郎さん


【お父様はどんな人?】



市川染五郎さん、お父様は松本幸四郎さん
「変な人です(笑)。ポテトチップスは野菜じゃない!」

 お父様の幸四郎さんはポテトチップスを野菜だとおっしゃっているとかで、染五郎さんにはそこが理解不能(笑)だそうです。ほかにも「変」エピソードは「数えきれないくらいあります」とのことです。

 一方、團子さんは。



市川團子さん、お父様は市川中車(香川照之)さん
「昆虫に浸食されています」

 團子さんから語られたのはお家の様子、「家に帰り、手を洗おうと洗面所に行くと昆虫の本が置いてあり、リビングに行くとそこにも、さらに台所にも。昆虫ばかりで、お父さんのことが思い浮かばなかった(笑)」。もはやお父さんのイメージ=昆虫……、まさに浸食されています!

 本作中でも釜桐左衛門(かまきりざえもん)を熱演された中車さんのあるシーンについて團子さんは「カマキリなのに、なんで土下座をしているんだろうと思って見ていました」と。ドラマ『半沢直樹』が放映されたのが2013年、今から5年前。團子さんは当時9歳だったんですね(つい最近のことだと思っていたら)。

 弥次郎兵衛役を演じる幸四郎さんについての染五郎さんの印象は「とにかく宙乗りが好きなんだな」。でも、そこは変ではなく「自分も宙乗りはしたい!」とのことです。


【尊敬する父】

 ポテトチップスや昆虫というワードから一転、こと芝居に関してはまさに「尊敬する父」。

 染五郎さんから見た役者・松本幸四郎さんは「挑戦という言葉が似合う役者だと思っています。高麗屋は代々挑戦する家、それを受け継いですごいと思います」。團子さんも「(中車さんご出演の)映画『ゆれる』を観たのですが、感情をあらわにした演技が本当にすごい。勉強になります」
 ここで司会者から「『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)での演技も含めて?」との問いが。それについては「あれは演技なんでしょうか。演技ではないと思います」



 お互いのお父様の印象は「中車さんは映像でもご活躍されていますが、ドラマで観てもやっぱりお芝居がすごい。祖父がよく言っている『気持ちで芝居をする』ということを中車さんから感じます」「幸四郎さんは、氷上での歌舞伎など、いつも挑戦されているのがすごいなと思います。でも、楽屋ではいたずらを仕掛けてきたり……仲良くしてもらっています(笑)」



【今年は4人で宙乗り】

 今年も八月納涼歌舞伎第二部、お伊勢参りにまた行くの!?『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』~弥次郎兵衛・喜多八 梵太郎・政之助 宙乗り相勤め申し候~へのお二人のご出演が発表されました。4人同時の宙乗りは史上初!



「昨年、猿之助さんと父の宙乗りを見て『(團子さんと)二人でいつか宙乗りをしたいね』と話していたので、すごく嬉しいです」と染五郎さん。團子さんも「ずっと憧れていた宙乗り、初めての宙乗りが歌舞伎座の歴史の中で初めての試みであることを嬉しく思います」と喜びを語ってくださいました。

 公演への抱負は「宙乗りも楽しみですが、今回はどんなストーリーになるのかも楽しみです。伊月梵太郎という役名に自分の本名が入っていたりして、自分のために書いていただいた役。これからもずっとやっていきたいです」と作品や役へのひとかたならぬ愛着を披露。



 團子さんは「(同じく10代の片岡)千之助さんをはじめたくさんの方と共演することができ、楽しみながら自分を成長させてくれた人生の中でかけがえのない作品です。観てくださった方みなさんによかったねと言ってもらえるように、全方向から観ていい芝居ができるように、お稽古からアドバイスをしっかりと吸収していきたいと思います」と、とても大人なコメント。

(染五郎さんの本名の齋からとった役名が伊月梵太郎、團子さんは政明さんなので五代政之助という役名も!)


【父の日は?】



 「いつもありがとうございますということと、これからもお芝居のことをたくさん教えてくださいと書いたカードを用意しました」という染五郎さんに対して、カードは書いていないという團子さん。「では、ここで思いを言葉で」と促され、ちょっと困りつつ「これからもよろしくお願いします」と。



最後に改めてひと言ずつ。
「今日はありがとうございました。今年また続編がありますので、ぜひ観に来てください。あと(八月納涼歌舞伎)第一部にも出ていますので、そちらもよろしくお願いします(笑)」(染五郎さん)

「お忙しい中、足をお運びいただきありがとうございます。今年は史上初の(四人)宙乗りもありますし、“やじきた”は歌舞伎役者としても、ひとりの人間としても成長できる作品。“今”の團子を観ていただけたらと思います。よろしくお願いします」(團子さん)



 梵太郎と政之助のお衣裳を新調しなくてはいけないかも……というコメントも飛び出すほど心身ともに成長著しいお二人!これからのご活躍からも目が離せません。(團子さんの指先にお人柄が現れていますね。染五郎さんは立ち方もカッコイイ!)


シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』
収録公演:2017 年 8 月歌舞伎座公演
本編尺:105分
原作:十返舎一九
構成:杉原邦生
脚本:戸部和久
脚本・演出:市川猿之助
出演:市川染五郎、市川猿之助、中村勘九郎、中村七之助、市川中車、市川笑也、坂東巳之助、坂東新悟、 大谷廣太郎、中村隼人、中村児太郎、中村虎之介、片岡千之助、松本金太郎、市川團子、中村鶴松、市川弘太郎、 市川寿猿、澤村宗之助、松本錦吾、市川笑三郎、市川猿弥、片岡亀蔵、市川門之助、坂東竹三郎 ほか ※出演者名は上演当時の表記です。
 
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おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人

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