アミューズ・ミュージカル・シアターが開幕第3弾として放つのは、
これまで上演されてきた等身大のキャラクターが恋に仕事に奮闘する
ラブコメディー『カフェ・イン』、『シングルズ』とはガラリと趣を変えた
哀しみを携えたラブストーリー『風月主』。
恋や愛、それ以上の魂の深いところで繋がっているような・・・
切ないラブストーリーです。
<NEW!!>いよいよ後半キャスト、イ・ユルさんとイ・チャンヨンさんが登場です!
レポ終盤に後半キャストの公演をご覧になったみなさんの感想を追記いたしました♪
【イベント情報】
■サイン会
7月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)の16:00公演終演後
ヨル役 イ・ユルさんと サダム役 イ・チャンヨンさんによる
出演者サイン会が開催されます。
該当公演をご観劇いただき、プログラムをご購入いただいた方
(先着50名)限定です。
■アフタートーク
7月15日(月・祝) 12時公演終演後
7月20日(土) 16時公演終演後
イ・ユルさん(ヨル役)とイ・チャンヨンさん(サダム役)による
アフタートークも開催されます。
こちらは該当公演をご観劇のお客様は、どなたでもご参加頂けます。
写真左より)ヨル役イ・ジュガンさん サダム役キム・ジェボムさん
昨年、韓国で初演された話題作が早くも六本木に初上陸!
『風月主~美しきファランの禁断の恋~』のタイトルからは、なんのこっちゃ?
かもしれませんが、ご覧いただければ、すとんと心に落ちてくるでしょう。
お話は大胆な創作、
ときは古代新羅(356~935年)、ですが!
オーソドックスな時代劇のイメージを鮮やかに裏切るビジュアル。
上の写真でもお分かりのとおり、スタイリッシュな衣裳をまとった男性、
女性はヴィクトリア朝を思わせるドレス!
主人公となるのは架空の男性妓生(キーセン)、高貴な女性たちに快楽を与える青年たち。
日本風にいうと、男女逆転大奥?吉原?のような場所“ウンル”にいるヨルとサダム。
ウンルで繰り広げられるのは、殿方のお座敷遊びさながらの乱痴気騒ぎ、
その男女逆転バージョンです
お酒を供したり、舞を披露したり、その身をささげたり・・・。
ヨルはウンルの一番人気、いわば、太夫!それが風と月の主、“風月主”。
イ・ジュガンさん(前半キャスト)演じるヨルは、
包み込むようなやさしさと強さをもった歌声と芝居、
そして、韓国伝統舞踊をベースにした舞の場面でのしなやかさ、魅力たっぷりです。
そんなヨルが大切に大切に守るのは、幼いころからともに育ったサダム。
キム・ジェボムさんの佇まいからして、切ない。
目線、歌声、表現のひとつひとつに触れるたび切なさは増し、
もう、守りたくなる度120%です!
そこに絡んでくるのは、憂いを秘めた孤独な女王・ジンソン。
ジンソン女王の寵愛を受けるヨル、互いに思いあうヨルとサダム。
3人の絡み合う愛憎が・・・“美しく”描かれます。
その描写は、ドロドロというより、圧倒的に美しく、やさしく、涼やか。
でいて、時に激しい(笑)
特に印象的だったのは、キャラクターの持つ“影”。
それも、真夏の太陽に照らされたくっきりした影でなく、
月光に照らされたかのような、やわらかく消え入りそうな“影”。
そして、月、風、太陽、山・・・言葉の持つニュアンスが暗示するイメージも
じわじわきます!
哀しみを秘めたミュージカルナンバーも美しいバラード揃い。
気持ちが交差するように重なり合うハーモニーやリプライズにもググッときます♪
物販コーナーでは各種グッズや
OST(サントラ版CD)もありますよ!
韓国のミュージカル誌
The Musicalも!!
さらにさらに!
階級や隔たり、交錯を効果的に見せる3段(層)に組まれた舞台装置は
シンプルながらよくできています。
(カーテンコールは撮影OK)
そんな『風月主』の世界を堪能した後で・・・さらなるお楽しみ、
この日はアフターイベントとしてキャストによるサイン会が!!!
お二人のサイン会は6/30(日)16時公演後にも!
まずは開演前にプログラムを購入し整理券をGET(先着50名限定のイベントです)!
プログラムには数曲、ハングルと日本語で歌詞が!!そして、終演後間もないヨルとサダムが登場!
ドキドキです♪
ひとりひとりに丁寧に対応してくださるお二人!素敵です。
こうして、観劇の思い出が増えました!
前半キャストを堪能すると、7月5日からの後半キャストも気になります!
韓国でリピーター続出のこの作品!
ご覧になったおけぴ会員さんからも、感想が続々届いています!
その一部をご紹介♪
<観てきた方の感想>
▽ NEW
セリフや歌が最高に美しいヨル役のイ・ユルさん。
回数を重ねるほどに切なく深く、ストーリーも素晴らしいのですが、
ヨルとサダムのハーモニーを聴くためだけにでも通いたいくらいです。
▽ NEW
サダム役のイ・チャンヨンさんの声が好きでした。
切なく、震えるように歌われるので、感情が伝わってきました。
同僚役の方のコミカルな演技もあり、重いだけの作品ではないので、救われます。
1幕の終わりの4人で歌う場面は圧巻です。
▽ NEW
さまざまな愛の形があると考えさせられました。
また、赤、青、黒などはっきりとした舞台照明で、その複雑さが現れていました。
衣装も素敵だし、俳優さんもイケメンで歌も上手い、ダンスも上手い♪
もう、女子ドキドキのステージです。
▽
キーセンの世界は以前に韓国ドラマを見て知っていました。
男女逆転でどんな感じ?と思いましたが、
やはりキーセンは芸の達人とはいえ、物悲し世界でした。
衣裳は現代風で最初ドラマイメージ有の私には違和感が…でも観ているうちに、
昔見た蜷川さん演出『ハムレット』衣裳に似ていて、
男性の哀しみを帯びた動きをよく表すにはピッタリと実感!
この舞台の一番は何と言っても出演者7人の歌の上手さには驚きました!
物悲し&切ない世界を歌で見事に表現。素晴らしい歌声に聞き惚れました。
私はとくに女王の女優さんの哀しみを情感豊かに歌う&演技する姿に
耳&目は釘付け!
男性2人も素晴らしい歌声で聞き惚れました。
そんな中お茶目なキーセンの笑いで、物悲し世界に少し笑いが出る場目は心が和みます。
主演男優2人交代バージョンの観劇が今から楽しみです!どんな歌声かな?
▽
パイプと鉄板で櫓を組んで、階段で上下に移動する舞台転換が斬新で面白かったです。
バックの御簾が、時代の雰囲気を出していてそれも良かった。
衣装も時代劇なんだけど、現代風、デザインがこれもまた素敵でした。
▽
出演者の佇まい、視線の飛ばし方、色んな箇所に伏せんが張られてるので、
探りながら観ていくと、よりいっそうstoryを堪能出来ると思います。
1度ではなく2度3度観たくなる作品でした。
▽
一部の最後あたりから、泣きっぱなしでした。一途なサダムが涙を誘いました。
またジュガンさんとジェボムさんに体格差があり、
ジェボムさんが幼く見え、それもまた良かったです。
▽
初めて韓国ミュージカルを観劇しました。
言葉の壁を感じさせないほどの歌唱力の高さ。
完全に歌に聞き惚れてしまいました。
高さのあるセットを使った場面転換も上手く、見応えがあります。
もう一つのペアも観たくなること間違いなしです。
▽
イタリアオペラ的壮絶な展開で、シチュエーションは少し違うが、
これはいわばトゥーランドットの韓国昔話バージョンか。
サダムはリューに相当し、冷酷な女王と最後まで対峙するヨルの
直情的行動にも納得のいった、素晴らしいエネルギーの舞台でした。
最後のシーン、普通これをつけるとダサくなることが多いのに、
今回はあまりの展開に、ああ良かったと思えました。
歌は皆さんうまい~!
これはストプレファンもオペラファンも納得の見応えある作品。是非!
▽
アミューズミュージカルシアターの3番目の作品は、切なさMaxの同性愛モノです。
といっても「スリルミー」ほどアブナくないしきわどいシーンもないので、
ご心配なく。
ジュガンさんの力強い歌声とジェボムさんの繊細な歌声に魅了されました。
ワキも含めて実力ある役者たちが安定した演技と歌を披露してくれたので、
みごたえがありました。
リピ決定!
▽
ただただ 感涙!!
切なすぎる ストーリー&楽曲に 何度も泣いちゃいました。
古代新羅の時代設定ですが 衣装が どれも斬新で素敵でした!
リピート確実です♪
▽
何といっても出演者の歌唱力。
レベル高いです!正直、BLと聞いて
「少々気恥ずかしいものを見ることになるのでは…」と思ってましたが、
そんなことはなかった。
物語にツッコミ所がないとは言いませんが、
小道具の使われ方も上手くて面白かったです。
▽
悲恋です。
切なくて泣けます。
でもそれだけじゃない。
それぞれの登場人物の心情に共鳴できます。
歌だけでなくお芝居にも胸打たれました。
ラスト、サダムとヨル二人の笑顔が忘れられません。
そして、『風月主』のお次は・・・
7月30日からの『兄弟は勇敢だった?!』のポスター発見!
『カフェ・イン』のキム・ドヒョンさん、そして、この日ご出演の
キム・ジェボムさんが再び登場です!
チ・チャンウクさんとチョ・カンヒョンさんも楽しみ!!
劇場には他にも、様々な韓国エンタメのポスターが!
おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人