【舞台写真&感想コメントが届きました!】舞台『幸福な職場』観劇レポート

 みんなの気持ちが暖かい。考え方を変えれば違うものが見えてくる。
 素敵な言葉がたくさん溢れてくる、見終わったときに優しい気持ちになる舞台でした。明日から仕事頑張ろうと思いました。

(おけぴに寄せられた感想より)




キャスト6人が紡ぎ出す、暖かな奇跡の物語。
(写真上段左から:馬渕英里何さん、谷口賢志さん、中嶋しゅうさん
下段左から:松田凌さん、前島亜美さん、安西慎太郎さん)


 昭和30年代。とある町工場でおこった暖かな奇跡の物語。

 放送作家としても活躍するきたむらけんじさんの代表作で、2009年の初演以来、幾度も再演が重ねられてきた舞台『幸福な職場』が、新キャストを迎え、新たなエピソードを加えたパワーアップ版として1月26日から29日まで世田谷パブリックシアターにて上演中です。

 おけぴに寄せられた感想コメントを、舞台写真とともにご紹介いたします!
(以下、緑字はすべておけぴに寄せられた感想/一部抜粋・編集)




「ブラック企業も派遣切りもなかった時代、
とある町工場の実話をベースにした幸福なストーリー」(公式サイトより)
安西慎太郎さんが演じるのは若くして会社の二代目候補・大森泰弘役です

<舞台『幸福な職場』ストーリー>
 父親が病気に倒れたため、急遽、会社を継ぐことになった大森泰弘(安西慎太郎)。その会社は黒板で使う“チョーク”のトップメーカーだった。慣れない経営に四苦八苦する毎日。そんなある日、養護学校の女性教師・佐々木友枝(馬渕英里何)が「来年卒業する生徒を雇ってもらえませんか?」と訪ねてくる。
 養護学校の生徒とは、つまり、知的障害者。「そんな事情を持つ子を受け入れる自信がない」と断る大森。しかし、従業員の久我省一(谷口賢志)が何故か熱心に受け入れを勧めてくるので「職業体験」として期間限定で受け入れることを渋々と承諾し、知的障害を持つ少女、吉岡聡美(前島亜美)が工場にやってくる。
 「うちの会社にそんな余裕は無いはずだ!」と従業員・原田亮輔(松田凌)は反発するのだが…その原田に聡美はほのかな想いを寄せ始める。聡美のために、簡単な作業を任せるのだが、仕事覚えの遅い聡美に、とうとうイラだちを隠せなくなる大森。
 その様子を観ていた徳凛寺の住職(中嶋しゅう)は、大森に対して「人間の幸せ」とは何か?働くこと、働かせることの真理を語る。この説法をキッカケに大森は、ささやかな奇跡を呼び寄せることになる・・。
 ありふれた職場に生まれた小さな「奇跡」と「幸福」。どこの職場でも起こりうる、ささやかな人間ドラマをお届けします。





◆出演者が6人と少なく、静かな舞台でしたが見ごたえありました。
知的障害者を雇う側の覚悟、一緒に働く場合の苦労、世間にはどう見られているか。
どれもわかっているような気になっていましたが、気になっていただけだと思い知らされました。
「働くこと」「職場」とは。自分はどう思っているんだろう? と自分に置き換えて考えられることに感謝する舞台です。

◆知的障害者を日本で初めて社員として正式採用した会社でのアレコレを舞台化した芝居。
難しい障がい者と健常者のやりとりがとても見応えがありました。
自分だったらどうだろうかと葛藤しながら観てました。思いやりの大切さが大事なことを認識しました。
結構笑える部分もあり、秀悦な芝居でした!!





◆予想以上にホッコリ…。社会性の強い作品ではなく、人の生き方として、心に響く言葉がたくさんちりばめられてました。
社員さんたちのやり取りが、役者さんの持ち味が出ていて楽しかった。

◆設定が昭和30年代のせいか、家族で見られるホームドラマのようです。
若手俳優さんも含めて演技がしっかりとしていて、全員が魅せてくれます。





◆素晴らしいの一言。
知的障害者を演じる前島亜美さんの芝居はハートフルで与えられた生をめいっぱい生きています。
それでいて笑いの場面も提供してくれる。抵抗なく観られる、楽しめる、そんな作品でした。

◆重いテーマを全く感じさせず小気味いいテンポで流れていました。
おしつける訳でもないのに、全編感動するのは脚本、演出、キャスト6人の個性が素晴らしかったからだと思います。
実話、昭和、再演、アイドルに引かれて行って大正解でした。





◆働くということに対しての考え方について改めて考えさせられる舞台でした。
「人間に合わせて仕事を考える」というのは実は仕事の本質なのではないかと考えさせられました。
私も明日からの仕事に違った視点で向き合えたらなと思います。

◆もうとにかくたくさんの方に観ていただきたい素晴らしい作品でした。
現実には障害者を雇用するというのは難しい問題だと思いますし、すべての職場がこんな素敵な職場になるのは難しいけれども、少しでも増えたらいいのにと思わずにはいられませんでした。
初日からスタオベ納得の作品です。少しでも興味のある方はぜひ観に行った方が良いと思います!








 障害のある人の雇用に向き合い、全国で初めて心身障害者雇用モデル工場第1号となった日本理化学工業でおきた実話がベースになった物語。

 安西慎太郎さん、松田凌さん、谷口賢志さんら若手人気俳優の皆様に加え、SUPER☆GiRLSの新リーダー前島亜美さん、そして舞台をガシッと支える馬渕英里何さん、大ベテラン中嶋しゅうさんがご出演です。
 
 「なんのために働いているんだろう?」「幸せとは?」

 そんな誰もが、ふと抱く思いにこたえてくれる、心にやさしい感動物語です。上演は1月29日(日)まで。お見逃しなく!!





【公演情報】
舞台『幸福な職場』
2017年1月26日(木)-29日(土)
世田谷パブリックシアター おけぴ劇場map

<上演時間>
約2時間(休憩なし)

<作・演出>
きたむらけんじ

<出演>
安西慎太郎、松田凌、前島亜美(SUPER☆GiRLS)
谷口賢志、馬渕英里何、中嶋しゅう

公式サイト
公式Twitter

感想コメント:おけぴ会員のみなさま  写真提供:舞台「幸福な職場」舞台製作委員会

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