『誰か席について』製作発表レポート

 未来どころか目の前の現実で精一杯な大人たちへ贈るコメディドラマ『誰か席について』
 シニカルな視点としっかりとしたストーリー展開、絶妙な会話の応酬…人気劇作家の倉持裕さん書下ろしの新作(倉持さんは演出も手掛けます)がシアタークリエに登場!
 


 この話題作に集いし俳優陣は田辺誠一さん、木村佳乃さん、片桐仁さん、倉科カナさん。田辺さん&木村さんが姉夫婦、片桐さん&倉科さんが妹夫婦、加えてなにやらそれだけでない、ただならぬ関係の4人と福田転球さん、富山えり子さんが織りなす倉持ワールドに期待!シアタークリエ11月12月公演『誰か席について』製作発表会見が行われました。


【『誰か席について』タイトルの秘密~「芸術の未来」と「自分の今」~】



作・演出:倉持裕さん


「とある芸術家支援の財団。
 来年の助成対象者の選定に集まった財団創設者の孫娘たちとその夫たち。
 4人がそれぞれ悩みを抱え、なかなか話し合いに集中できない!
 みんながしょっちゅう中座してしまうので、このタイトル『誰か席について』となりました。

 新人芸術家の話を最中に、自分の現状に対する不満が出るわ出るわ…。
 「芸術の未来」という大きなものを話し合わなくてはならないのに、みんなの頭の中は「今の自分のこと」ばかり。そんな大人たちのコメディです」(倉持裕さん)


【ここからはキャストのみなさまの役どころを!】


田辺誠一さん:甲斐性無しの映画プロデューサー有園哲朗役


「僕が演じる哲朗は、経済的に妻に頼っているけれど、自尊心もあり…。さらには妻の妹と浮気的なことも…。そこで見せる人間模様をコメディとしてお届けすることで人間の深い部分が出るのかな」


木村佳乃さん:スランプ中の売れっ子脚本家有園織江役(哲朗の妻)


「私の役は脚本家。以前は光り輝いていたのですが、今はスランプに陥っている。そして、なんと義理の弟(片桐さん)が書いた脚本を自らの名前で世に出そうとする。
夫と妹が…それには気づいていない。バレたら大変なことになるでしょうね(笑)」


片桐仁さん:売れないギタリスト染田奏平役


「僕が抱えている悩みはお金のこと。ほかの3人に比べればたいしたことではないですよね。
あとはアーティストを選ぶ立場でありつつ、自分自身がアーティストとして売れたいという欲がある人物です」


倉科カナさん:元プロダンサーで現・専業主婦染田珠子役(奏平の妻)


「私の役は元舞踊家、(舞台でも)踊らされるのではないかとドキドキしています。
抱えている悩みは、田辺さん演じる義理の兄と浮気をしている…先ほど田辺さんが仰ったとおりです」


【作品への期待】


──普通の会話の中のちょっとした違和感がずっと続く“倉持ワールド”(片桐さん)

──今回は腰を据え、ワンシチュエーション、芝居で勝負!(倉持さん)


 倉持さんの新作を楽しみにしているのは、われわれ観客だけでなく、ご出演のみなさん、そして倉持さんご自身も。そんなみなさんのコメントをどうぞ。



どんな展開になるのか楽しみですね♪

倉持さん:ゆっくり腰を据え、初心に帰ってワンシチュエーションでなるべく暗転せずに物語を進めようと思います。見た目の派手さなどの仕掛けでなく、お芝居で勝負!笑わせていきたい。主要人物を演じる4人にはプレッシャーをかけるようですが(笑)、みなさんの芝居に期待しています。

田辺さん:倉持さんならではの時代の切り取り方、そこで何か感じてもらえるようなものがあるんだろうな。僕自身もそこを楽しみにしております。

木村さん:倉持さんとは同世代、感覚が近い演出家の演出を受けることを大変楽しみにしております。

片桐さん:倉持さんとは6回目かな。倉持さんの描く世界観、その言葉遣いひとつを取っても「そういう部分をピックアップしますか!」というね。普通の会話の中のちょっとした違和感がずっと続く“倉持ワールド”が大好きです。

倉科さん:倉持さんは少しシニカルというか、ブラックな面もお持ちなので(笑)、私だけでなく、他のみなさんが倉持さんの演出を受けてどのように変化していくのかもすごく楽しみです。


【みなさんのアーティスト力を、お絵かきで披露!】


 お題は『頭の中は、自分の問題で一杯…』に掛けて、『今、一番あなたの頭の中を占めている問題は何ですか?』みなさんのイラストと倉持さんのコメントをご紹介。




「うちの犬モモちゃんを書こうと思ったらだいぶ顔が長くなってしまいました(笑)。雑種で18歳、かなりヨボヨボなので本当に我が家の心配事のひとつですね」

片桐さん:うちの犬モモちゃんを書こうと思ったらだいぶ顔が長くなってしまいました(笑)。雑種で18歳、かなりヨボヨボなので本当に我が家の心配事のひとつですね。

倉持さん:モモちゃんには会ったことがありますが、ちょっと擬人化されているような。家族ってことなんでしょうね、愛情を感じます。




「ワタクシ凄い趣味がございまして、小学生の頃から大のホラー好きなんです。最近ホラーのヒットが無くて見るホラーが無いので、前に見たホラーを夜中一人でこっそり見ているんです。で、これはゾンビのつもりなんですけど。ボディを書く時間がなくて…ボディがちょっと自分の中では不満です」

木村さん:ワタクシ凄い趣味がございまして、小学生の頃から大のホラー好きなんです。最近ホラーのヒットが無くて見るホラーが無いので、前に見たホラーを夜中一人でこっそり見ているんです。で、これはゾンビのつもりなんですけど。ボディを書く時間がなくて…ボディがちょっと自分の中では不満です。

倉持さん:口元が楽しそうですよね(笑)。割とエンジョイしている感じで…。




「私は猫を飼っていまして、キッチンの扉を開けるんです。扉に鍵が無いのでガムテープで貼っています。いま鍵をつけようか凄く悩んでいます」

倉科さん:私は猫を飼っていまして、キッチンの扉を開けるんです。扉に鍵が無いのでガムテープで貼っています。いま鍵をつけようか凄く悩んでいます。

倉持さん:絵が上手いですよね、状況が一発で分かります。ガムテープの塗り方にも開けさせまいとする意志を感じますね(笑)。早く鍵を付けられたらいいなと思います。




「(矢印が示す)自分のお腹周りのお肉が問題です。原因は隣に書いてあるロースライスという美味しいハイカロリーな食べ物です。ロースライスは味をつけた豚肉を揚げてギトギトにしてご飯の上に乗っけるもの、大好物なんです」

田辺さん:(矢印が示す)自分のお腹周りのお肉が問題です。原因は隣に書いてあるロースライスという美味しいハイカロリーな食べ物です。ロースライスは味をつけた豚肉を揚げてギトギトにしてご飯の上に乗っけるもの、大好物なんです。

倉持さん:もう感激ですね。ついに見られた、本当に感動しています。もう内容はどうでもいいです(笑)。間ですかね。空白がやはり面白いのかな。嬉しいです、ただそれだけです。

片桐さん: すごいところを褒めますね。

 みなさんのアーティスト力のさることながら、倉持さんの褒め力も炸裂でした!!

 最後に田辺さんからのメッセージを!

「大人が楽しめる舞台を目指します。いろんなことを考えたり、また幸せな気持ちになったりできるような舞台になるんじゃないかな。全国8都市のいろんな方に観ていただくことも楽しみにしています!」



【公演情報】
『誰か席について』
2017年11月28日(火)~12月11日(月)@シアタークリエ
<プレビュー公演>11月10(金)~12日(日)@シアター1010
<全国ツアー>
11月15日(水) 金沢 本多の森ホール
11月18日(土)~19日(日) 大阪 サンケイホールブリーゼ
11月21日(火) 静岡 浜松市浜北文化センター  
11月23日(木・祝) 福岡 久留米シティプラザ
11月25日(土) 広島 はつかいち文化ホール
12月13日(水) 新潟 上越文化会館
12月15日(金) 山形 やまぎんホール
12月17日(日) 福島 とうほう・みんなの文化センター

<スタッフ>
作・演出:倉持 裕
音楽:栗コーダーカルテット

<キャスト>
田辺誠一、木村佳乃、片桐仁、倉科カナ
福田転球、富山えり子

公演HPはこちらから

おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人

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