【過去ログ】2012/01/12 GULF -ガルフ-稽古場レポ

2012年1月12日(木)17:30

『GULF -ガルフ-』稽古場レポ

大和悠河さんと敦士さんの二人芝居!

「GULF」のお稽古場を拝見してきました♪

元宝塚歌劇団宙組男役トップスターで、

宝塚退団後は、しっとりエレガントな女優としてご活躍の大和悠河さんは、

ストレートプレイで天性の“華”を活かした新しい演技を見せます。

敦士さんは、モデルやテレビをはじめ、昨年の「風と共に去りぬ」の舞台出演など

役者としてもその活動の場を広げていらっしゃいます。

そんなお二人が青山円形劇場で

それも心理劇ともいえるノンストップの密室劇の二人芝居!

役柄はナント!二人揃って“ニート”志願者。

設定が極めてユニーク!

「ネットの巨大掲示板に掲載された“湾岸でのニート生活モニター募集。

1年間の経過観察で報酬として1000万円を支給。”

という広告に応募してきた2人が連れて来られた場所とは…。」

大和悠河さんが演じるのはIT企業を辞めてモニターに名乗りを上げた早乙女真澄。

聡明で凛々しくまっすぐな目線に意志の強さを感じますが、

人間不信が強くどこか無理をしているような真澄。

敦士さんが演じる佐藤誠は15年間にわたってニート生活をしてきた、

いわばニートのベテラン。ただどうやらただの引きこもりというわけではなさそうです。

二人の共同生活のスタートは、当然、拒絶や無視、そして反発。

次第に会話を始め、お互いの内面を知っていくのですが、

その過程ではコミカルな場面があったり、!!!な場面も♪

鎧で覆われたように頑な真澄の心の変化と、

その先にある決意をとても丁寧に演じられる大和さん。

一方、誠の屈折した面と朗らかさをとてもナチュラルに演じる敦士さん。

密室の中を自由に動き回る二人。

円形劇場なので、たとえ互いに背を向けたとしても

それぞれの表情は必ず客席のどこからか見えるんですよね。

非現実の世界ながら、生々しいリアリティが生まれます。

自分の存在意義や居場所を見失った二人が出会い、

閉ざされた空間の中で互いの言動が変化をもたらしてゆきます。

幾度となく変化する二人のパワーバランス。

最終的に二人が何を求め、得るのか。

人間関係の本質がとてもシンプルに描かれている舞台です。

作・演出は劇団少年社中を主宰する毛利亘宏(のぶひろ)さん。

外部公演も多く手がけられて、リアルな人間ドラマの描写が魅力です。

この舞台では、毛利さん、大和さん、敦士さん、皆さん30代半ばの同世代。

この“同世代”というのも一つのカギになっています。

二人がモニターに応募したのはなぜなのか、

無事に1000万円を手にすることができるのか。

そして、公演タイトルの“GULF=湾岸”という言葉。

その言葉が意味すること、メッセージはぜひ劇場で受け取ってください!

<公演情報>

2012年1月20日~25日

@青山円形劇場

脚本・演出:毛利亘宏

出演:大和悠河/敦士




おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人

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