2014/01/17　ミュージカル『シスター・アクト～天使にラブ・ソングを～』製作発表レポ

ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒットコメディ映画『天使にラブ・ソングを・・・』が
ミュージカルとなって、この夏日本初上陸！
ミュージカル『シスター・アクト～天使にラブ・ソングを～』の製作発表の様子を
レポートいたします。



カルチャーギャップに笑い、心の交流にほっこり、
ギャングとの追いかけっこにドキドキハラハラなコメディ作品。
修道院を舞台にしたこの作品にピッタリなセントグレース大聖堂の
色鮮やかなステンドグラスをバックにした華やかな会見となりました。

まずは、この作品の主人公をご紹介いたします。
破天荒なクラブ歌手デロリス役には瀬奈じゅんさんと森公美子さんのお二人です！


「この作品は女性が主導権を握って進行していくミュージカルです。
出演者のみなさんはとてもパワフルな女性ばかり！
パワフルにソウルフルに楽しく演じたいと思います。」



「実はこの格好、自前なんでございます（笑）！
私は修道院に逃げ込んでいくわけですが、どうも馴染めないという役どころです。
劇場で思いっきり笑って、エンジョイしてください。
Ｗキャスト・・・、“形”が違うＷキャストとなっております（笑）。瀬奈さんも楽しい、
私も楽しいというわけで、必ず二度観て頂きたいと願っております！アーメン！」

この“ダブルキャストの妙”楽しみです！！
演出の山田さんからは
「どちらのデロリスを見ても、この人以外あり得ないと思うことになると思います。
お二人がお持ちの周りのみんなを幸せにする“何か”は、この作品、
この役にとって不可欠なものだと思いますのでお楽しみに！」




お二人の笑顔を見ていると、山田さんの言葉に納得！

会見後に行われた森さんのインタビューはこちらから！


続いて、デロリスの幼馴染で警察官のエディ役には石井一孝さん。
幼馴染という設定はミュージカル版のオリジナル、映画版とは違う描かれ方になる？！


「この作品に2つ縁を感じています。
ひとつは、このエディが汗っかきで“スウェッティ”エディということ。
僕はミュージカル界の三大汗っかきなので・・・（笑）。
もうひとつは、実は20年くらい前のことですが、映画『天使にラブ・ソングを・・・』の
パート2で少年役の吹き替えをやらせて頂いたんです。ということで、
とてもご縁の深い作品と勝手に思っております（笑）。」（石井さん）

石井さんといえば『アラジン』（作曲：アラン・メンケン）の吹き替えもされていましたよね！
メンケンの音楽世界をまた石井さんの歌声で楽しめるなんて、うれしいですね！


「ストーリー上では怖いギャング役の（吉原）光夫くんから、瀬奈さんと森さんを
守るということで、身を挺してお二人を守りたいと思います！」


その怖いギャング！デロリスとは愛人関係にあるマフィアのボス・カーティス役の吉原光夫さん。
（Ｗキャストの大澄賢也さんは欠席でした）


「映画でこの役を演じたハーヴェイ・カイテルがすごく好きなので光栄です。
デロリスの愛人の役ということで、その辺は深く強く役作りしていこうと思っています（笑）。
殺人現場の場面なども全力で挑もうと思います。」



役柄をほうふつとさせるスーツ姿、ド迫力です、吉原カーティス！
吉原さんといえば、やはり『レ・ミゼラブル』でのバルジャンとジャベールの
2役が思い出されます。ともに吉原さんとは初共演にして『レ・ミゼラブル』
出演経験者の男性お二人からも・・・
「光夫くんのジャン・バルジャンを拝見し、なんてすごい声の人だと！
彼のソロを聞くのをとても楽しみにしています。」（石井さん）
「私もカズが話していたように、彼のジャン・バルジャンを見てとてもびっくりしました。
僕らは必死になってやっていましたが（笑）、
日本人の声帯もこんなに変わったのかと思いました。」（村井さん）

コメディ作品での吉原さんの歌とお芝居も楽しみですね。


そしてここからは脇をガシッと固めるベテランのお二人をご紹介！

修道女たちを優しく見守るオハラ神父役は村井國夫さん。

「ご覧のとおり（笑）圧倒的に女性が強いですので、
男が霞むんじゃないかというくらいパワフルだと思います。
『天使にラブ・ソングを・・・』は大好きで何度も見ています。
サウンドが我々の青春時代によく聞いた音楽で非常に懐かしいですね。
今回は、みんなが一生懸命やっているのを静かに見守って楽しみたいと思います。」



厳格な修道院長役には鳳蘭さん。


「私も映画の『天使にラブ・ソングを・・・』は5度程見ています。
村井さんもおっしゃっていたようにサウンドがとてもノリが良くて楽しくて大好きな映画です。
ずっとデロリス役ばかり見ていたので、まさか自分がカチンコチンの修道院長を
演じることになるとは思いませんでした。
自分にはない要素の修道院長をカチンコチンに演じられればと思います。」


厳しさと優しさをあわせ持つ修道院長を鳳さんが演じる！
これは楽しみです！！


演出の山田和也さんからは作品の魅力解説が！


「廃院になりそうな修道院に、ギャングから身を守るためにクラブ歌手デロリスが
不本意ながら逃げてくる。規律通りの生活が嫌でたまらないデロリスは修道女たちに
ディスコミュージックを教える・・・。
次第に価値観の異なる人たちが音楽を通じて心を通わせていったり、
新しい人間関係が生まれたり、そこで起こる新たな波紋であったり、
そういう面白くて素敵なことがどんどん起こる、そういうミュージカルになっています。」


この日限り！Ｗデロリスによる歌唱披露も行われました。
日本語版として初披露されたナンバーはアップテンポで気持ちも高ぶる
♪Take Me To Heaven！









ソウルフルな歌声に自然に体が動き出す、気持ちいい歌唱披露でした！

＜ミュージカルナンバー解説＞（演出：山田和也さん）
舞台は1977年、この年は映画『サターデー・ナイト・フィーバー』が大ヒットした年です。
その時代を席巻していた音楽はディスコミュージック！デロリスの台詞にも出てくる
“ドナ・サマー”など、とても懐かしく感じるテイストの音楽を
アラン・メンケン（『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』、ディズニー映画『美女と野獣』
『アラジン』『ポカホンタス』）が作曲しています。

作品へのワクワクが倍増！！
デロリス役の森公美子さんインタビューもお楽しみください。
『シスター・アクト～天使にラブ・ソングを～』森公美子さんインタビュー

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おけぴ取材班：chiaki（文/撮影）　監修：おけぴ管理人