2014/04/06　ミュージカル『アダムス・ファミリー』ゲネプロレポート

映画でもおなじみ！あの有名なファミリーがミュージカルに？！
そのビジュアル完成度で度肝を抜いたミュージカル『アダムス・ファミリー』日本初演が満を持して開幕！
初日に先立って行われた公開舞台稽古の模様をレポートいたします。
※舞台写真を掲載しております。
まっさらな気持ちでのご観劇を予定されているみなさまはご注意くださいね！



NYセントラルパークに住む不幸や忌まわしきものが大好きなおばけ一家、それがアダムス・ファミリー！

アダムス家の家長！パパのゴメスにはラテン系伊達男を演じたらこの方の右に出る者はいない？！橋本さとしさん♪
芝居はもちろん、歌い、踊り（！）、これぞミュージカルスター☆な橋本さんの魅力が作品を引っ張ります！



とにかくその心にあるのは・・・ファミリーへの愛！

ゴメスがべたぼれ、ラブラブなアダムス家のママ・モーティシアには真琴つばささん。
美しく、強く、クール、もう、モーティシアそのもの！！永遠の美がそこにあります。


ダンスナンバーも魅せます！



続いてはアダムス家のブラックでキュートな子供たち。

ファミリー一番の危険人者（笑）、ウェンズデーには昆夏美さん。
歌い上げ系からロックテイストのナンバーまで幅広い楽曲を自在に歌い上げる歌唱力はもちろん、注目すべきはそのキャラクターづくり、はっきり言って“こ、こ、怖いです”。


そんなお姉ちゃんを切なさいっぱいで見つめるのが弟のパグズリーくん。
玉沢威穏さんと菊池銀河さんとのダブルキャストです！
姉弟の遊び？コミュニケーション？はかなり過激ながらも仲良しな二人なのです。

そして時々ふらりと登場するおちゃめな魔女アダムス家のおばあちゃんは鷲尾真知子さん。
おばあちゃんの含蓄ある言葉・・・やっぱり長～～～く生きているってすごい！



ビジュアルインパクトNo.1の呼び声高かったのはこのキャラクター！
ゴメスの実兄フェスター叔父さんを演じるのは今井清隆さん。
ポスターを初めて見たとき、写真と出演者一覧を何度も見比べて、消去法で・・・今井さん？！
でも！ひと声発すればわかるその美声、はい、間違いなく今井さんです。



そんなアダムス一家に一大イベントが！
ウェンズデーのボーイフレンド一家が屋敷を訪れることに・・・。


柳下 大さん演じる純朴なルーカスがウェンズデーとの出会いで・・・素敵なことになっちゃいます！


互いに思い合うウェンズデーとルーカス、互いの家族が仲良くなれるか・・・二人の不安は。


こちらは怪しさ120%のアダムス一家に困惑を隠せないルーカスのご両親（ごもっともです！）。


ちなみにこの作品ではルーカスの家族3人だけが人間です（笑）。
菅原さんは堅物会社人間を熱演しつつ、ちょっとした小ネタの捕球率抜群。拾って拾って笑いを生み出します！
友近さんはアメリカの保守的な“普通”の母を体現！
そしてお笑い界随一の歌ウマの声に納得の美声。



おばけファミリーと超保守的ファミリーが出会ったとき・・・あべこべ世界での笑いいっぱいですが、その物語はとーってもハートウォーミング♪
ブラックでゴシックで奇妙なファミリーの愛の物語なのです。
普通ってなんでしょうね。


最後にこの方をご紹介！非常に長身なアダムス家の執事ラーチ、黙々と仕事をこなすファミリーの要です！



もう、どこを見てもイメージ通りのキャラクターだらけ、これは奇跡のキャスティング！
率いる白井晃さんの演出も冴えわたります。

ブロードウェイ版との違いを訪ねられ、
「あえて言うなら、ローテクノロジーなところです。
その分役者さんへの負担は大きくなっています（笑）」（白井さん）
役者力、素晴らしいです！！ローテクに関しては見て納得、拍手拍手です！

さらにミュージカルですからね！このブラックユーモアとゴシックテイストを盛り上げるのがバラエティ豊かなミュージカルナンバーの数々。
異色のミュージカルなイメージがあるかと思いますが、ドラマと音楽の親和性という点ではまさに王道ミュージカル！愛を情感豊かに歌い上げるナンバー、抑えきれない感情をロックで発散ナンバー、心の声をコミカルに歌うナンバーなどなど表現力抜群のキャストが歌い踊る！
作詞・作曲はアンドリュー・リッパさん♪

たっぷりあるダンスシーンもair:manさんのちょっと不思議でカッコいい振りに乗せて大盛り上がりです。
そうそう、劇場に入ると目に飛び込むのはガッツリ掘られたオーケストラピット！
オーケストラの豊かな音色でゴージャス感UP！


「いつもは作品を一緒に創り上げる仲間を“カンパニー”と呼ぶんです、
でも、今回は“ファミリー”と呼んでいます！
観に来てくださったお客さまもファミリーの一員です！」（橋本さん）


青山劇場公演を観てきた方達の感想もご紹介させていただきますね！

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出演者の完璧ビジュアルにビックリ。
今井清隆さんにはしばらく気づけず。アダムスファミリーの家系は、
スペイン人が祖先ということも知らなかったが見事なフラメンコやタンゴを楽しめ。
オケのギターやカスタネットも場を盛り上げるのに大活躍でした。
嬉しいことにダンスシーンも多く、ジェンカ？風あり、ツイストありでした。
また、グランマが孫に生きることについて話して聞かせるシーンも印象的でした。
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橋本さとしさんのゴメス、真琴つばささんのモーティシアもはまり過ぎてて面白いけど、
なんといっても昆ウェンズデーが最高！抜群の歌唱力はもちろんのこと、
しかめっ面、台詞の言い方、にこりともしないのに恋する乙女なところ。
最高です。
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強烈なキャラクター達に見事にマッチした出演者の素晴らしさが目を引ひきます。
美術もアダムス家の特殊な雰囲気を存分に引き出していて、
翻弄される人間家族の3人との対比も面白いです。
特に昆さんの圧巻の歌声だけでも観に行く価値あり！
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映画を知らない高校生の息子のため、DVDを観せてから観劇しました。
ストーリーは別物ですがキャラクターから曲までDVDを見ていたからより楽しかった！
と、言っていました。
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ハプニングさえも、演出かと思ってしまう位の、楽しい雰囲気。
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キャストがぴったり！特にゴメスとウェンズデーは最高！
オープニングでの懐かしいテーマ曲 も良かった。
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生オケでした！おどろおどろしくも楽しい楽曲の数々にウキウキ！
役者さん達のキャラへのハマり方が尋常ではありません！
特に真琴つばささんのモーティシアは完璧！身のこなしも声も素晴らしかったです。


そして、公式で公開された舞台映像も必見！(4:27頃～です)



さぁ、みなさん、劇場でアダムス・ファミリーに加わりましょう！！

ちょっぴり大人のブラックハートウォーミングミュージカルの日本初演をお見逃しなくっ！

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おけぴ取材班：chiaki（文/撮影）　監修：おけぴ管理人