2014/05/03・4　ABCホール6周年記念『中之島春の文化祭』観劇レポ＜後編＞

ABCホール6周年記念『中之島春の文化祭』2日目です！

気がつけば5月ももう終わり。

GWはすでに遠い記憶になっている、という方もいらっしゃるかとは思いますが・・・
ABCホール6周年記念『中之島春の文化祭』参加レポ＜前編＞に引き続き、
文化祭2日目に参加したおけぴスタッフがお届けする観劇レポ＜後編＞でございます！

＜『中之島春の文化祭』とは？＞
関西で活躍する15×2=30組の団体が、演劇・ダンス・コント・ライブ・マイムなど、それぞれ20分の持ち時間を自由に使う「文化祭」。

この企画のために集まった特別ユニットから、次回公演のダイジェスト版をみせてくれたあの劇団、そしてゆるーく力の抜けたステージを展開するあの団体、この劇団。

2日間で関西のエンタメ事情がまるわかり！な充実の内容で、
途中の入退場は自由、1日通し券が2000円という破格の値段で楽しめる「大人の文化祭」企画です！

2日目、5月4日の劇場開場時間は12時15分。
もちろんこの日も、ABCホール前のウッドデッキではライブが開催中♪

いいお天気に誘われて、飲食ブースも賑わっています！
あー冷えたビールが飲みたい！！
・・・という気持ちをぐっと我慢して（全参加団体を集中して観たいからでございます）、
劇場の中へ。

（ホール前の様子は＜前編＞をご覧くださいませ♪）

それでは本日も、
全参加団体ノンストップ感想コメント、いってみましょう！
（おけぴスタッフの超個人的感想です）

13:00~第一部スタート！
「ブルーシャトル」
幕開けいきなりキュートな女の子たちのダンス！……と思いきや！松田岳さん田渕法明さんら渾身！の“男の娘”♪『壬生浪』『ゼロ・ファイター』からダンスナンバー＆公演グッズのあたる抽選会も♪
「彗星マジック」
狐の嫁入りをモチーフにした民話風ファンタジー「パルジャニヤ」。20分間で世界観を作り上げ、物語を紡ぎだす手腕に脱帽。雨の降る音、傘のシルエット、お国訛りの響きが美しかった……。
「笑の内閣」
今回一番の衝撃＆お気に入り＆爆笑！その名も「どうなるどうする、大阪都」。情報過多の公式サイトは「目がチカチカするので公園など緑の多いところでみてください」（by主宰・高間響さん）とのこと。プロレスも観てみたい！！
「劇団レトルト内閣」
内閣続き！劇団公演の耽美でロックな持ち味は影を潜め、公務員女優・福田恵さんとリーマン俳優・こみたおさんによる熱血サラリーマン講座。安定の笑い♪
「ビーフケーキ」
吉本興業所属のお笑いコンビ。コント三本立て、さすが会場の笑いを持って行きました！アダ名をつけられる中学生のネタが馬鹿馬鹿しくて好きでした♪

＜休憩＞

15:20~第二部スタート！
「劇団赤鬼」
昨年公演「拝啓ライトフライヤー号！」にも登場したあの“彼”が恋に！？人間と○○の許されざる関係になぜかジーンとさせられる赤鬼マジック（笑）！橋爪未萠里さんの透明感の秘密を知りたい…。
「Micro To Macro」
ギター＆バイオリンの生演奏と、キュートな動物たち、そして過去と未来の恋物語…？不思議な世界観、これはやっぱり文化祭ならではの出会いです。
「宮川サキひとり芝居」
4年ぶりにひとり芝居公演をスタートさせる宮川サキさん。「プレゼンするおじさん」ネタをショートバージョンでみせてくれました。このイライラ感（笑）！
「売込隊バンガーGrammy」
（ほぼ）活動休止中の「売込隊ビーム」、「大阪バンガー帝国」、「GinatGrammy」がらみの皆様が登場！山田かつろうさん、大塚宣幸さん、杉森大祐さんによるドッキリネタに、真心さんの体を張ったオチ。これもやっぱり文化祭ならでは♪
「N-Trance Fish」
尾沢奈津子さん率いるダンスグループ。昨年公演「Get Lost And」を春の文化祭バージョンで。昨日登場したmousepiece-ree早川丈二さんゲスト出演のカップルストーリーに胸がキュンと。ムーンビームマシン和田雄太郎さんのダンスも！

＜休憩＞

17:30~第三部スタート！
「かのうとおっさん」
幾多の客演舞台でお顔はよく存じ上げている嘉納みなこさんと有北雅彦さん。お二人一緒に観るのはこれが初めて。この世界観、「お父さんは心配症」「パタリロ」あたりのギャグ漫画が好きな人にはたまらないのでは。嘉納さんのカッコつけてる的演技が数日間あたまから離れませんでした…。
「劇団壱劇屋」
おけぴスタッフ大注目！壱劇屋さん。6月公演「UNKNOWN HOSPITAL」導入部分を観せてくれるという太っ腹。大熊隆太郎さんの動きに目が釘付け。この後登場のステージタイガーと並び今回一番の完成度だったのでは。
「劇団ヴィジュアル系バンド」
完璧なヴィジュアルとグダグダな展開にニヤニヤ笑いが止まらない（笑）！本公演ではいったいどんなパフォーマンスをしてるのでしょうか！？と興味津々でまんまと文化祭の罠に…。
「ステージタイガー」
20分でこれだけのものが観られるなんて！落語的手法と役者の肉体、文句なしの完成度！走り続けた白井宏幸さんの最後の笑顔にドバッと涙が。いや、まさか20分で泣かされるとは思っていませんでした…拍手！！
「スクエア」
そして大トリは「アベノ座の怪人」初日直前だったスクエアのみなさん。8人全員でのノリ＆ツッコミにほのぼの。しかしどこかに初日間近！という焦燥感を感じさせるのがきっとスクエア流（？）。おつかれさまでした！

以上15団体、1日目とあわせて30団体のパフォーマンスがここで終了。

なんでしょうか……ただ客席に座って観ていただけだというのに、この充実感は！

座りっぱなしで腰は確かに痛みます（笑）。
・・・が！
関西で活躍する劇団、団体のパフォーマンスを、
こんな規模で一気に楽しめる機会はそうそうありません。

出演者はもちろん、スタッフ、観客……
関西の劇場文化を愛する人たちの想いがぎゅっとつまった『中之島春の文化祭』。

これは来年も完全参加、決定。
そう心のメモ帳に書き込んだおけぴスタッフでした。

ここまで読んでくださったみなさまも、＜前編＞＜後編＞耐久レースおつかれさまでした！
また来年お会いしましょう♪
ありがとうございました！！