2014/12/05 『クリエンターレ!』ESCOLTA(エスコルタ)インタビュー

【感想追記!】


クリエンターレ!華やかに開幕いたしました♪
パーカッショニスト長谷川友紀さんのゴージャスなティンパニーの音色で始まるクロスオーバーコンサート♪
オペラ界、ミュージカル界、そしてR&B…さまざまなジャンルから集結した歌い手のみなさんが繰り広げる夢のコンサートです。

モーツァルトのオペラ『セビリアの理髪師』『魔笛』とともにミュージカル『モーツァルト!』のナンバーが届けられたり、『マダムバタフライ』『ミス・サイゴン』のナンバーをどちらも楽しめたり、ここだけのスペシャルなお楽しみ満載です。

中でもバリトン歌手の加耒徹さん、一般的なバリトン歌手さんのヴィジュアルイメージを大きく裏切る(?!)その細身のお身体の一体どこからそんな声がーーー!!という衝撃的な歌声にノックアウト!
そして、ESCOLTALE VELVETSの歌声対決はもちろんトーク対決も大爆笑の面白さ!
インタビューで話題に出た結城さんと日野さんのハイトーン競演も♪

ここからはご覧になったみなさんからの感想をご紹介いたします♪

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ミュージカル好きで今回チケットをとりました。ミュージカルからクラシック・オペラと幅広い作品の音楽に触れることが出来ます。
中でも加耒徹さんの歌声は素晴らしいものがあり感動せずにはいられませんでした。
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圧巻の歌唱力に尽きます!オペラもミュージカルも名曲を堪能させてもらいました。
エスコルタとルベルベッツのみなさんの掛け合いもテンポよく、漫才のようなやり取りに大爆笑でした。
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ミュージカルは好きだけれど、クラシックは興味あるけど取っ付きにくいな~と思っていました。なので関連するミュージカルとオペラを並べて歌ってくれたのはわかりやすくてよかったです!
オペラの歌も演じるようにうごきながら歌ってくれたのもわかりやすくて楽しかったです。
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岡本知高さんの歌声を新年明けに聴けて幸せです。更に今まで存じ上げなかった若手バリトン歌手 加来徹さんを知る事が出来て良かったです☆ジャンルを越えたコンサートは大変貴重で楽しめました。
アモーレ・カンターレ・クリエンターレを皆さんに体感して頂きたいです。
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最高に贅沢なお年玉でした。一人でも十分な歌声の方々が集まっての歌、素晴らしかったです。人間の身体は本当に楽器なのだとひしひしと感じました。
できることならもう一度聞きたいです。
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【エスコルタインタビュー!】


続々と発表される予定楽曲をレポ後半に加筆いたしました!
「どんな曲を歌うのか知りたいな!」という方はこちらから

2015年新春、シアタークリエにゴージャスなコンサートが誕生します。
そこに集結するのは、ミュージカル界、オペラ界の才能豊かな面々!
華やかで贅沢なこのコンサートに出演されるポップス×クラシックのヴォーカルグループESCOLTAのみなさんにお話をうかがいました。
また、新たに誕生するこのコンサートの生みの親のおひとりプロデューサー柴原さんにもご同席いただき公演への思いをお話していただきました。


結城安浩さん、田代万里生さん、吉武大地さん

-まずは柴原プロデューサーにうかがいます。『クリエンターレ!』開催のきっかけについて教えてください。

柴原)
お正月らしい華やかなコンサートを、という思いから始まりました。
これまでにもシアタークリエでは『ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL』や『クリエ・ミュージカル・コレクション』などのコンサートを開催してまいりましたが、新たにミュージカルだけに特化しないものとして、オペラとのクロスオーバーコンサートを企画しました。

-ESCOLTAのみなさんはこの企画にピッタリですね。

柴原)
はい。ミュージカルの原点がオペラだということ、オペラ文化が華やかに成長する中でミュージカルが派生しそれぞれの発展を遂げているという音楽的な歴史も描ければと思っています。それを教科書的なアプローチではなく、コンサートとしてお楽しみいただける形で、と考えたとき、「この企画を象徴しているESCOLTAさんなしではありえない」とご出演を依頼しました。

ESCOLTA)
ありがとうございます!



田代)
最近はミュージカルコンサートが数多く開催されていますよね。
その中でも、オペラ、ミュージカル、そして僕らのようなクラシカルクロスオーバーグループ、ここまでバラエティ豊かなメンバーが集まってのコンサート、しかもそれをシアタークリエで開催する!本当にこれまでになかったコンサートですので、とても楽しみです。
個人的にはオペラとミュージカルとESCOLTA、一度に僕のルーツを表現できる機会も珍しいことですし、今回はナビゲーターとしての役割もいただき、とても光栄に思っています。



吉武)
僕自身、ESCOLTAと出会ったことで万里生が出演しているミュージカルを観に行くようになり、自分でもオペラだけではなくポピュラーなものも歌うようになりました。まさに『クリエンターレ!』の意図するところを体感している一人です(笑)
そこにこうしてESCOLTAで出演できることはとてもうれしいですし、出るからには思いっきりやりたいと思います!



結城)
ESCOLTAの中でもポップスやR&Bを担当しておりますが、今回の出演者の中でR&Bがルーツというのは僕だけなんですよね。クラシックの教育を受けていないのも僕だけで・・・。

田代&吉武)
じゃあ、結城くんは今回 “殴り込み” の意気込みで(笑)。

結城)
いやいや(笑)。
これまでクラシック出身の二人と一緒に活動してきた経験を活かしつつ、楽曲の中で自由がきくところでは自分の色もどんどん出していきたいと思います。

-それぞれのカラーを楽しみつつ、新しい化学反応にも期待ですね!では、ここで楽曲のお話を・・・



-楽曲を決めるにあたり出演者のみなさんからの提案もあったのですか。

田代)
はい、例えば僕だったらオペラ『椿姫』からの楽曲ですね。

結城)
僕の場合はESCOLTAの中でもファルセット担当、裏声になりますが、岡本さんはソプラニスタなので地声なんです。同じ音域ですが全然響き方が違うんです。
同じ高さでまったく違うトーンの歌い方をするのか、僕がオクターブ下げるのかまだわかりませんが、すっごい楽しみなんです!!
キーだけでなく、岡本さんの音圧はありつつ非常に繊細な歌声に対して、僕はジャズ的なアプローチかソウルでいくのか、はたまた岡本さんに乗っかるのか、考えるだけでワクワクしてきます。

-今回は全員音大出身のヴォーカルグループ、LE VELVETSさんとも共演ですね。

吉武)
宮原君とは藝大の同級生バリトン同士で「バリトンの逆襲」というコンサートを一緒にやっていますし、黒川君も後輩に当たります。万里生も含めそういった意味でも繋がりのある方々ですよね。

田代)
そうですね。音楽の表現方法はそれぞれの色がはっきりしているかと思います。
LE VELVETSさんのライブを観に行ったこともありますが、クラシックの曲のアレンジナンバーを数多くレパートリーにされていますし、ダンスもされますね。僕らはオリジナル楽曲を中心に歌っています。もちろんクラシック出身ではない結城くんの存在もESCOLTA独自の音楽性を方向付けていると思います。



-ちなみにグループの垣根を越えて、一緒に歌われることも?

柴原)
そのような趣向も考えております。



結城)
バリトンで固められたら僕らは太刀打ちできないな。

吉武)
野太い声でね(笑)
あちらには宮原(浩暢)君、黒川(拓哉)君とバリトンが2人いますし、なんなら加耒(かく) 徹君も加わって。

-そうなるとやはり岡本さんをリーダーにハイトーンで迎え撃つ(?!)、結城さんどうでしょう。

結城)
そうそう、日野君(LE VELVETS)もファルセット出すからね!



ESCOLTA)
笑!!

-ESCOLTAのお三方で歌われる曲も新鮮ですね。

田代)
意外ですよね(笑)。今回はコンセプト的にも歌に重きを置いているので、歌に専念するとは思いますけど。

-ほかにも豪華な楽曲リスト。多才な顔ぶれが揃っているので、これから始まるリハーサルの中でさらにアイデアが飛び出しそうですね。

吉武)
楽しみですが・・・大変ですよね、これ(笑)
特に音響さんが大変そうだなー!

田代)
本当に。まず、いろんな発声の人がいるし、同じ人でも曲によって発声が変わりますからね
あと、曲によってリバーブ(残響)を変える必要もでてきます。
通常クラシックの場合は劇場が響かせるんですけど、シアタークリエのようにミュージカルを上演する劇場では基本デッド(残響が少ない環境)でPA(電気的な音響拡声)でバランスを取るように造られているんですよ。

-環境も大事なのですね。オペラの歌い手さん=マイクなし、生声で出来るというわけではないんですね。

田代)
僕も生声とマイクの混ざったコンサートをやっていますが、生の音圧とマイクを通した音圧ってだいぶ違いますよね。それが混在するとどうしても生声が弱く聞こえてしまうんです。生声で聞かせる場合は、お客様の耳を生声に合わせる必要もあるんですよ

吉武)
たぶんリハーサルの中で出来上がっていくことが多くなりそうですね。

一同)
(東宝さんとしても)挑戦ですね。

柴原)
はい。ミュージカルファンの方にクラシックの曲にも興味を持っていただき、逆にオペラファンの方にミュージカルの良さも知っていただく、どちらのファンのみなさまにも楽しんでいただけるように頑張ります

-では、最後にESCOLTAのみなさんの2015年の抱負を!



田代)
個人的にはとにかく「怪我なく健康に」が一番です。
また、最近は今回のようなミュージカルとオペラの架け橋的な役割をいただくことも増えてきました。自分の技術や感性を磨くのはもちろんですが、2つのジャンルを繋ぐ活動を通じてオペラとミュージカル、互いのすそ野を広げていきたいと思っています。
ESCOLTAも今年、僕が30歳になり30代のグループになりました。
一年の初めに『クリエンターレ!』に出演することでインスピレーションを得て、新しい音楽性やパフォーマンスのきっかけにし、もっともっと新しいことに挑戦していきたいと思います。

吉武)
まず、ESCOLTAとしては三人のサウンドをさらに追及し、オリジナル曲を中心にもっともっと発展させていきたいと思っています。
個人的にはこうやってシアタークリエのステージに立たせてもらうことをきっかけにミュージカルなどにもチャレンジしていきたいと思っています。ESCOLTAとして万里生の『ブラッド・ブラザーズ』の時にイベントはさせていただきましたが、公演としては初めてですからね。

結城)
そうですね。まずは、大地が言ったようにESCOLTAとしての声に磨きをかけ、新しい声の活かし方ができるようなオリジナル楽曲を追求していきたいです。
僕個人では基本的にソロでやっているので、ミュージシャンとはたくさん会うのですが、歌手の方がこんなにたくさん集まる現場って珍しいんです。この機会にお友達を増やしたいと思っています

田代&吉武)
2015年の結城くんの抱負、「友達をつくる」(笑)。



-新年を飾る音楽祭『クリエンターレ』、みなさんにとってもたくさんの出会いが待っていそうですね!観る側も素敵な歌い手さん、素晴らしい楽曲との出会いを楽しみにしています。

ESCOLTAのみなさんのほかにも岡本知高さん加耒(かく) 徹さん彩乃かなみさん北野里沙さん、そしてLE VELVETSのみなさんの豪華な顔ぶれ、アンサンブルのみなさんのコーラス、生演奏の臨場感・・・お楽しみいっぱいの『クリエンターレ!』
観劇初めにおススメです!

【公演情報】
『クリエンターレ!』
2015年1月3日(土)~7日(水)@シアタークリエ

<キャスト>
ESCOLTA(結城安浩、田代万里生、吉武大地)
岡本知高/加耒徹/彩乃かなみ/北野里沙
LE VALVETS(佐藤隆紀、日野真一郎、黒川拓哉、宮原浩暢、佐賀龍彦)

<スタッフ>
演出:鈴木ひがし
音楽監督:佐藤誠一
歌唱指導:矢部玲司
美術:野村真紀(東宝舞台)
照明:八木優和
音響:本間俊哉
ヘアメイク:鎌田直樹
音楽コーディネート:東宝ミュージック(株) (株)ダット・ミュージック
舞台監督:山本圭太
演出助手:斎藤 歩
プロデューサー:柴原 愛 服部優希

公演HPはこちらから




【予定楽曲続々発表!】


★レアな組み合わせのデュエット


♪「Un di , felice」岡本知高×田代万里生
オペラ『椿姫』で、ヴィオレッタとアルフレードが歌う二重唱。シアタークリエがオペラ座に変身します!
♪「サン・アンド・ムーン」彩乃かなみ×日野真一郎
『ミス・サイゴン』からキムとクリスのデュエット曲を、初共演のお二人がロマンチックにお届けします。
♪「ラ・マンチャの男」佐賀龍彦×宮原浩暢
「ラ・マンチャの男」名乗りの歌!盛り上がります!!

★ミュージカルナンバーを多ジャンルの歌手が歌う!


♪「Take Me To Heaven」岡本知高
『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』の人気ナンバーをソプラニスタ・岡本知高さんがお届け!
♪「星よ」加耒徹
ジャベールが朗々と歌い上げる「星よ」をバリトン歌手・加耒徹さんが聴かせます。
♪「夢やぶれて」北野里沙
ファンテーヌの超有名ナンバーにシンガーソングライター・北野里沙さんが挑戦。

★出演者全員で!


♪「乾杯の歌」
ヴェルディのオペラ「椿姫」第1幕の劇中歌。まさに新春気分にぴったりな華やかさ溢れる名曲。
♪「ワン・デイ・モア」
誰がどのパートを歌うのかは、当日のお楽しみ!


~過去のおけぴESCOLTAインタビュー~
2012年12月3日
2012年3月28日


おけぴ取材班:おけぴ管理人(撮影)chiaki(インタビュー・文)

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