KOKAMI＠network vol.15『サバイバーズ・ギルト＆シェイム』観劇レポ

　紀伊國屋ホールにて上演中のKOKAMI＠network vol.15『サバイバーズ・ギルト＆シェイム』、戦争で生き残ってしまった罪悪感に苛まれる人間の苦しみを抱腹絶倒の爆笑悲劇として舞台に立ち上げる！人間ドラマはもちろん、歌あり、ダンスあり、○○あり…な公演の様子を、初日前フォトコールの写真と寄せられた感想でレポート！




◆テーマは非常に重かったのですが、ここでこんなに笑っちゃっていいのかな？と、心配になってしまうくらい、ユーモア溢れる舞台でした。
　それでも、明らかになっていく事実に胸が痛み泣けました。

◆大高さん＆長野さん夫婦は、第三舞台ファンには嬉しく、懐かしく、そして安定感が半端ない！そこに、南沢さんと山本くんの爽やかさと、伊礼さんの歌声と、片桐さんの独特さ。
　役者の持ち味のバランスが良く、異種格闘技的な舞台でした。




◆抱腹絶倒の爆笑悲劇とうたうだけあり、よく笑った2時間でした。
　自分が生きていることが許せない人間たちのおかしさを笑っているうちに、彼らの背負うもののあまりの辛さにさえ笑っていました。
　今まさに私が笑ったのは私自身のことだったかと思わされた場面もあったので、サバイバーズ・ギルトやシェイムみたいなものは多かれ少なかれ誰しも抱えているものなのだと思います。
　鴻上作品を観るのは初めてでしたが、なんともったいないことをしていたのかと悔やまれるほど素晴らしいお芝居です。

◆前半の天然交じりな賑やかさ。ストーリーが核心に進み心が苦しくなる後半。
　軽快さを保ちつつホロッとさせる終盤。重たい問題を扱う内容なのに、こんなに笑いもあって、充実した2時間でした。

◆切ないのに笑える。悲しいのに何故かスッキリした気分になる不思議な作品でした。
　伊礼さんが素敵すぎ♪

◆登場人物がなぜ、ここで、これをしているのか。みんなのトラウマが現代日本人のトラウマに重なります。
　見ると少し心が楽になりました。

◆爆笑悲劇を生の舞台で観る事が出来る幸せを感じました。
　辛い事があっても笑って生きていきたいと元気をもらえました。

◆長野さん、大高さんがいらっしゃる安心感。長野さん、面白かったです。
　そして、伊礼さんの歌の上手さ、今も耳に残っています。拍手したいのをぐっと我慢しました。ストレートプレイの時はしちゃいけないのかしら？いつも葛藤しています。





◆重いテーマながら、爆笑しながら見させていただきました。
　見ていただきたい一番のポイントは片桐さんのコミカルなキャラ及び動きです。
　そして、最後はぜひ手拍子と曲に合わせてこぶしを上げていただきたい。

◆面白可笑しい展開で進んだ物語が、終盤に各人それぞれの記憶と想いが明らかとなり一変。
　実力派揃いの役者さんたちの熱演合戦が繰り広げられて見応えがありました。伊礼彼方さんの歌声にもしびれました。

◆面白かったです。まさかの斜め上を行く展開。驚きつつ、クスリと笑いつつ、最後はまさかの…涙ぐんでいました。やはり鴻上さんのお芝居は良いです。
　沢山の人に見て欲しいですね。

◆いかにも鴻上作品らしいステージ。ちょっと怖い近未来を大量の笑いをまぶして描いていましたが、やっぱり薄気味悪さが残ります。こんな世界になりませんように。

◆重いテーマのはずなのに、その重さを感じさせない、軽妙で、小気味の良いやり取りがたまりません！

◆何と言っても伊礼さんの歌。あの美声にこんな歌い方をさせるなんて…、と、すごいものを見てしまったという感じ。結構重いテーマなのに、そこはやっぱり鴻上さん。テンポよく、ノリよく、面白かった。

◆わき起こる笑いの中にもいろいろと考えさせられた舞台でした。大高さんと長野さんの鴻上作品での安定感。流石です！

◆ずっと笑いながら楽しく観ていたら、実はとっても真面目で重いテーマに最後に無理なくたどり着き、最後は笑いながらも心の奥にジーンと来ました。
　そして、伊礼さんが思っていた以上にたくさん歌ってくれるので、それだけでもお得感いっぱいでした。





◆『サバイバーズ・ギルト&シェイム』は鴻上さんらしい、人間っていいな、生きているって素晴らしいなと思える作品でした。
　『ベター・ハーフ』でも思いましたが、登場人物のどんな些細な言動も魅力的で、惹きつけられます。ハンサムな伊礼彼方さんの意外な姿を観ることもできてオトクな気持ちになりました・笑。

◆やっぱり鴻上さんは、面白い！舞台を観て声を出して笑い、ほんとに涙が出てきました。歌にダンスもあり、映像も駆使されていて飽きない2時間でした！！

◆難しいことを優しく軽やかに、笑い処を作ってあるのでとても楽しめました！
　王家の紋章での伊礼彼方さんを観ていたので、今回の役とのギャップや素晴らしい歌唱力も披露されて素敵でした。

◆タイトルが聞き慣れないよくわからない言葉でしたが，テンポよくノリのいい舞台からも鴻上さんの込めたメッセージはしかと伝わりました。
　しかも…うわぁああああ、伊礼彼方さんが……これまでに見た事のないすごい伊礼さんに，すっかりやられてしまいました！！





◆サバイバーズ・ギルト＆シェイムという言葉を初めて知った。笑いの中にかなり深いメッセージを感じた伊礼彼方さんの歌が素晴らしい。
　南沢奈央さんの脚が綺麗。長野里美さんが起こす笑いがいい。

◆うまくいかない時もあるよ、たまには逃げてもいいんだよ。と言われた気がしました。逃げ出したい事やツライ事のあった方、伊礼さんの応援歌に元気をもらえますよ♪もう一回観たい！

◆作品のテーマは重いけど、それを感じさせないで終始笑いにつつまれています。おもわぬ劇中劇が面白かった。そして、伊礼さんの歌の使い方がよかった。

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　鴻上さん、大高さん、伊礼さんによる『サバイバーズ・ギルト＆シェイム』おけぴスペシャル座談会でみなさんが気にされていた“ネタバレ”…。ご覧になると「そうか、そうだよね」と納得ですよね！気になる方は…ぜひ、ご観劇ください♪

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感想寄稿：おけぴ会員のみなさま
おけぴ取材班：chiaki（文・撮影）　監修：おけぴ管理人