ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」開幕レポ

未来は冒険に満ちている♪
人生は果てしない夢を生きること♪


2003年に世界中で大ヒットしたティムバートン監督のファンタジー映画「ビッグ・フィッシュ」。
ファンタジックで温かな物語の魅力はそのままに、美しく心躍る歌と楽しいダンスで彩り、観劇後に幸せを噛みしめ心温まる、そんな素敵なミュージカルが日生劇場で開幕しました。



<初日前囲みより:川平慈英さん>
2月はここ日生劇場がハッピースポット!パワースポットになります!
皆さん是非、幸せな気持ちになっていただきたいと思います。
もう座っていただければこのビッグフィッシュチームが皆様を幸せにいざなって、イーンデスっ!


左から藤井隆さん、赤根那奈さん、浦井健治さん、川平慈英さん、霧矢大夢さん、鈴木福さん、ROLLYさん

まさにその通り!客席に座っただけで幸せにいざなわれました。
目の前で広がるファンタジーな世界。
映像と照明も素晴らしく、大きな魚が優雅に泳ぐ姿も♪
退屈な日常をカラフルで奇想天外な世界に昇華させる【物語】の素晴らしさに、改めて思いを馳せ、存分に楽しみ、胸が温かくなる観劇体験。

エドワード・ブルーム役の川平慈英さんの底抜けの明るさが、観ている側にも伝線して、エドワードの冒険心溢れる世界と歌声に前向きになります。
もう川平さんなのか、エイドワードなのか?エドワードなのか川平さんなのか?というくらいピッタリ!


エドワードが息子ウィルに話すお話は、嘘なのか、作り話なのか、、物語なのか。

エドワードのお話に出てくる登場人物は奇想天外。
JKimさんの魔女、ROLLYさんのサーカス団長、深水元基さんの穴蔵の巨人、小林由佳さんの人魚など個性豊かな登場人物も魅力的です(藤井隆さんの田舎番長ぶりも楽しい♪)


びっくりするサイズの巨人(深水元基さん)!

でも、自由に話しすぎて肝心なことは言わないエドワードに、現実的な息子ウィルは、なぜホラばかりと衝突します。
父親と衝突しつつも、なんとか父親を知ろうと葛藤するウィル役には浦井健治さん。
あんな父親がいたら楽しいのかもしれないけれど、
あんな父親がいたら、、聞いて欲しかったのかもしれませんね。息子の話も…


ウィル役:浦井健治さん。小さい頃のウィル役:鈴木福さん(りょうたさんとのWキャスト)

そんなウィルに寄り添い、一緒に父のことを思ってくれるのがジョセフィーン役の赤根那奈(夢咲ねね)さん。この女性がウィルのそばにいて良かった!と思える素敵な女性です。


赤根那奈さんと浦井健治さん

家族を大きく包むエドワードの愛する妻 サンドラ役の霧矢大夢さん、
サーカスのダンスがキュート!そしてエドワードの夢の中の女性の時は、うっとりするくらい綺麗で、母親の時は愛に溢れている。エドワードを包み込む優しさに心温まります。


ファンタジーと現実が溶け込んだような不思議な感覚。
心が少しきゅっとなって、懐かしい子供の頃も思い出しながら、今を思い、家族の愛情や人生を噛みしめる。壮大な夢の世界は夢かもしれないけれど、物語を紡ぐ心は嘘ではない。
エドワードの話すことを嘘と呼ぶか、作り話と呼ぶか、あるいは【物語】と呼ぶのか、、、問われているのかもしれません。



早速観てきた方達から届いた感想もご紹介いたしましょう!


●エドワードは妄言ばかり吐くいい加減な人間なのか、
一方でエドワードはなぜ皆に愛されるのか。若い時は一方向からしか父を見られないものですが、人間の持つ多面性を知ることが大人になるということだと感じました。
人間が好きになる、家族と話したくなるお勧めの舞台です。


●とにかく川平慈英さんが素晴らしいです!奥さま役の霧矢大夢さんも素敵でした。
お二人が若い頃から晩年までを見事に演じ分けてらして圧巻でした。
浦井くん演じる息子の気持ちも手に取るようにわかってラストは泣けました。

●川平慈英さんの芸達者ぶりを思い切り堪能できます。
全くもって日本人にはないあの味(褒めてます)摩訶不思議にコロコロ変わるまるで
夢(私たちが普通に眠っている時に見るあの夢)のような設定を、
舞台の上で実際に再現する演出にも魅せられました。


鈴木蘭々さん、川平慈英さん。奥に浦井健治さん

●親子であるからこそ、近いようで遠い感覚、分かっているようで全然わかっていないことがある。ちょっとほろ苦くそしてラストは心が温かくなります。映画のユアン・マグレガーの素晴らしさと比べても川平さんの演技は熱くてちょっと泣けて、ほんとに素晴らしいです!!

●舞台美術というか舞台技術というかがすごい!思わず「おお~」っとなりました。
霧矢さんのかわいい女の子っぷり、キレキレのダンス、落ち着いた熟年女性の変化がすごいです。歌ってよし、演技してよし、踊ってよしは相変わらずだな~と惚れ惚れしました。


●何度読んでも飽きないお気に入りの絵本のように、何回も繰り返し観たくなるようなステキなミュージカルです。
美しい美術、表現力豊かなダンスで幻想的な世界が描かれ、
最後まで現実に引き戻されることなく没入させてくれます。
愛らしい少女時代のダンスで楽しませてくれながら、しっかりと浦井さんの「母」も演じられる霧矢さんの表現力。
その他のキャストも全員魅力に溢れ、なかなかこんな作品には出会えません。

●浦井さんの歌は圧巻、本当に素敵でした。それらによって紡がれた物語は、心にジーンとくるもので、人を表面だけで判断してはいけない、人の深みに意識を向けることの必要性を感じさせてくれました。人間の素晴らしさを体感できるお勧めの舞台です。

●ミュージカルで大活躍中の浦井健治さんがカウボーイ姿で歌い踊る場面はカッコ良くて必見です!
そして鈴木福くん…自然体で可愛いかったです!!初舞台とは思えないくらい堂々とヤング・ウィルを演じていて良かったです。


素敵なダンスナンバーも楽しみに♪

●日生劇場の深さや雰囲気を生かしたいかにも「水」や奥行きを感じさせる舞台装置が素晴らしいです。
スクリーン投影も活かし実にリアルな背景が浮き出て物語に深く入らせてくれます。
浦井さんのまっすぐな声は父を愛しているけれど、どこか信じきれないそのやるせなさも伝わり、福くんの純粋で聡明な感じも可愛くてよかったです。夢のようで現実のようで、
という揺らぎのあるところ、信じることの素晴らしさ、愛を伝えることのむずかしさ、いろいろ考える作品でした。

●熱い想いとして、息子へ孫へと引き継がれていく。名もない平凡な人生にも、
夢や勇気や冒険が詰まっているのだということを思い出させてくれる作品。
人生に忘れ物をしてきたと思う方、必見です!!


人魚の小林由佳さん!衣装も表情も動きも可愛い!!

●不器用だけど一生懸命生きる親子の連鎖とそれを見守る位置に立つ女性たち、
登場人物が皆とても暖かくて胸が満たされます。
最期を迎えることは誰しも避けられないことだからこそ、そこに美しい物語を見出したいと思うのは普遍的なことなのかもしれません。

●親子、夫婦、出逢う人々、生きていくこと、死んでいくこと、繋いでいくこと、人生。ファンタジーとリアルが絶妙に混じり合い、
響き合う世界に、笑顔が湧きあがり、涙が零れ、心の奥が温まる。
照明やセットも美しく、脚本、音楽、演出、キャスト、全て素晴らしかった。
リピート確定です。是非多くの方に観て頂きたい。


JKimさん演じる魔女の予言は…

●映画を観て、BW版のCDを聴きまくっていたので、かなりハードが高い状態での観劇でしたが、白井さんは軽々そのハードルを超えてきました。とっても素敵な日本版のビックフィッシュでした。

●元々はティムバートンの映画なんですが、その独自の世界観と映像美が魅力的な作品で普通ならミュージカルになります!
と言われても『あれは映画だからいいんでしょ』と考えてしまうところですが、
元の映画の良さもミュージカルならではの良さも凝縮された良質な舞台でした!!

●劇場をでたら思わずステップ踏みたくなります。
そしてシャンテの前を通ると、水仙も花畑が表れて、嬉しくなります。





公式HPでダイジェスト的舞台映像も公開されましたのでぜひご覧下さい♪


映画版とはまたひと味違う、ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」。
心が温まって、ついつい観劇帰りに口ずさんでしまう音楽♪
思い出すと、温かいのにじんわり涙がでる不思議な世界。
きっと家路について夢の中に入る頃に、また見たい!と思ってるあなたがいるはず!
お父さんやお母さんと、家族と話をしてみたくなっていると思います。



最後にROLLYさんの初日前囲み取材よりコメントをご紹介!

ビッグフィッシュは皆さんの一生の思い出に残る作品になると思います。
そしてあなたが寿命を全うしてあの世に行く瞬間にこの作品のこと思い出して、この感じがっ!!!って絶対思うと思います!

(ROLLYさんの父息話などもお伺いしたおけぴ座談会レポ(ROLLY×藤井隆×鈴木福)もぜひご覧下さい)


【公演情報】
ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
2017年2月7日(火)~28日(火)@日生劇場

<スタッフ>
脚本:ジョン・オーガスト
音楽・詞:アンドリュー・リッパ
演出:白井晃振付:原田薫/Ruu
衣裳:前田文子

<出演>
川平慈英/浦井健治/霧矢大夢/赤根那奈(夢咲ねね 改め)/藤井隆/JKim/深水元基
鈴木福・りょうた(Wキャスト)
鈴木蘭々/ROLLY
東山光明/大谷美智浩/加賀谷真聡/風間由次郎
中山昇/樋口祥久/遠藤瑠美子/加藤梨里香
小林由佳/菅谷真理恵/谷口ゆうな/真記子

公演HPはこちらから


キュン♪

おけぴ取材班:ayano、yoshida、おけぴ管理人

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