チラシビジュアルが届きました(9/4)
女は、男を好きで結婚したいと思っている。
ところが男は別の女と二股をかけていた。
女は悲嘆に暮れた。
暮れながら、女は、あたしはなんて感情が豊かなんだろう、と驚きつつ、自死することにした。
それはよくない、と言う者や、男に復讐するべきだ、と言う者がいた。
女は自死するのはやめ、復讐について考えるようになった。
復讐を考えている自分が嫌いじゃない、と思った。
あなたは、もともとあの人を好きではなかったのでしょう、と男が二股をかけた女が言った。
女は言われてドキリとした。
復讐はやめた方がいい、と言う者が現れた。
KAAT 神奈川芸術劇場芸術監督 長塚圭史 コメント
神奈川県でも山内ケンジさんの作品を観たい。そんなシンプルな思いから始まりました。どういう演劇が生まれるのかはまだわかりません。山内作品は、まず俳優があり、題名が生まれ、未知なる会話が紡がれていくのです。それは作者の現在を捉える瞳を映す鏡のようでもあります。山内作品が面白いのは、私たちが日常生活で表に出せない、あるいは胸の内に抱えていても忘れようとしている期待や欲望が鮮やかに零れ落ちるからです。そして劇の終わりには一体どうしてこんなことになってしまったのかと途方に暮れ、きっとまた次も観ようと中毒化していくのです。まだ劇場に訪れたことのない方も是非。照れくさいような演劇の先入観をきっと打ち砕いてくれます。ユーモアたっぷり且つヒリヒリとした大人の会話劇を存分にお楽しみください。作・演出 山内ケンジ コメント
すみません!要するにいつもホンが遅いのです。書いている途中で考えすぎてしまうからです。趣里 コメント
心の奥を覗かれているような、これでもか、という"人間"を感じる山内さんの作品が大好きで、その中に入ることが長年の夢でした。橋本淳 コメント
今作への参加、心の底から嬉しく、様々な感情が方々へ迸っております。じろう(シソンヌ) コメント
城山羊デビューは 2013年。初観劇後、その面白さに衝撃を受け物販で売られていた脚本を全部買って帰りました。毎公演楽しみながらも、自分がここに立てたら何ができるだろう、などと考えながら観るようになりました。なので昨年このお話を頂いたときは飛んで喜びました。もっと面白くなりたいんです。感覚的には海外挑戦に似た気持ちです。今スポーツニュースを見ながら書いてるせいもあります。海外でやれるのか、すぐ帰国するのかわかりませんが、貴重な経験になることだけは間違いありません。監督に泣かされないかだけが心配です。成長して帰ってきたいと思います。第四十九回菊田一夫演劇賞発表 大賞は「ラグタイム」上演関係者一同!
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