【公演NEWS】こまつ座第 146 回公演『きらめく星座』開幕コメントと舞台写真が届きました!



【感想ご紹介】


★舞台が人の温かさできらめいていました。本当に井上さんの台本がいいですね。舞台の上で人が生きてます、笑ってます、我慢してます、怒ってます・・・。こんなお母さん、惚れちゃいますよね、こんなお父さんだから・・・こんな息子だから・・・って、思わせてくれる、井上さん、ありがとうございます。

★今回初めて、こまつ座さんの作品を拝見してこんなにも笑いが起こる作品だとは思ってもいませんでした。作品に込められたたくさんのメッセージを重い空気感のままではなく、笑いを交えて温かい言葉で伝えてくれるので心にスッと入る。。素敵な作品でした。

★流れる楽曲を聴いて改めて戦前の音楽の豊かさを感じました。役者さんは皆さん達者で素敵でしたが、お兄さん役の村井さんの身体能力を久しぶりに堪能できて嬉しかったです。お母さん役の松岡さんは本物かと思うほど昭和の少女歌劇団員の雰囲気でした。

★春の大風みたいな村井さんの軽やかな動きが、オデオン堂で育った正一くんの心根や気遣いを映しているようでした。

★太平洋戦争前夜までの出来事。現在の感覚では、全く理解できないことがいろいろ起こります。1個の卵、1本のビールをみんなで分け合うとか、大変な時代だったんだな、と思いますが、その一方、一つのちゃぶ台をみんなで囲む感じになんとなく憧れを感じてしまいます。登場人物それぞれみんないろんなことを抱えているけれど、誰一人として後ろを向いていない、前を向いてしっかり生きているという姿勢に勇気をもらいました。

★井上作品は音楽が効果的に使われているものが多く、これはその最たるもの。懐かしい曲が生ピアノの伴奏で次々と歌われます。明るいオデオン堂の人々と同居人の大戦直前までの物語。頑なだった源次郎がだんだん小笠原家の色に染まっていくのが楽しい。壁の暦で何の日か分かるようになっていました。

★人間に広告をつけるとなったら、どう答えるでしょうか。井上ひさし作品初見なら一度は触れてほしい。流行歌とともに戦時下を生き抜く人々の姿は劇世界を抜け出し、現代の生活とリンクする瞬間も数多い。その染み込みはごはんとおみそ汁への安心の如く。当初の問いへのひとつの答えは劇中で提示される。もしかしたら綺麗事だと思う人もいるかもしれない。それでも、私達は輝く星座のように生活を作っている。

★前回はコロナで観られなかった舞台で、今日観劇できて良かったです。松岡さんがこんなに歌がお上手とは知りませんでした。歌劇団出身でレコード会社所属歴のあるふじさん役にピッタリですね。こまつ座の舞台に欠かせない久保さんも飄々として素敵でした。瀬戸さんが女学生から新妻となり母となっていく中で女性として成長していく過程を細やかな動きの中で見せてくれました。



本日、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕した、こまつ座『きらめく星座』。

太平洋戦争前夜の昭和16年12月7日までの約1年間を描いた作品。軍靴の音が鳴る中、ジャズなどの音楽を聞かせる東京・浅草のレコード店を舞台に、激動の時代を懸命に活き活きと生きた一家の物語。本作の演出を手掛ける栗山民也さん、そして出演者のみなさんからのコメントと舞台写真(撮影:宮川舞子)が届きました。観劇が楽しみになり、観劇後にはさらにグッとくるコメントをどうそ!





演出:栗山民也さん

今の時代、なんだか人との関係に妙な距離ができてしまっているような気がします。社会や人やものと繋がっているという実感が、とても希薄なのです。人がバラバラに孤立してしまった寂しさを感じます。
先ほど『きらめく星座』の初日の幕が無事開きました。今回で5演目になるのですが、一つのちゃぶ台を囲んで人が集まり、何かを語り合い、間違ったことには怒り、いつか一つの歌声になっていく光景が、みんなの集う広場のように思えます。いつも誰かと繋がれているよ、と熱い気持ちになるのです。
「音楽は人々を一つにし、戦争は人や世界をバラバラに壊す」初日の幕が降りた時の、実感です。


小笠原ふじ:松岡依都美さん

無事に初日を迎えられた事にまず感謝を申し上げます。
一つの舞台を作り上げるためには多くのスタッフや制作の方々の支えがあってこそです。
そして、お客様が劇場に来てくださる事が何よりも私達のエネルギーの源です。
1人でも多くの皆様にこの作品が届きますように☆


小笠原信吉:久保酎吉さん

これは、記憶の芝居だと演出家は言います。
日本が戦争に向かっていこうとする暗い時代に、懸命に生きた家族の物語です。
彼らの声を聞けば、今を生きる僕達にとって、何が一番大事なのかが、おのずとわかってきます。
この芝居に出会えた事それ自体が、僕にとっては奇跡なのです。
千秋楽に向かって、一回一回大事に大事に演じていきたいと思っています。




小笠原正一:村井良大さん

本日無事に初日の幕が開きました。まだコロナで大変な時期ではありますが、
ようやく無事に開けられてとても幸せに思っております。
お客様と共に、スタッフ・キャストと共に、長丁場となりますが、千穐楽まで無事に駆け抜けられるように頑張りたいと思います。
まだまだ東京公演上演しておりますので、皆様ぜひ劇場まで遊びに来てください。よろしくお願いします。


小笠原源次郎:粟野浩史さん

こまつ座40周年記念
一発目!
『きらめく星座』
いよいよ公演が始まります!!
この公演を通して、
戦争の酷さ、悲しさ、切なさが伝わり、
家族の大切さ、楽しさ、幸せ
を肌身に感じて、体感してください!!
劇場でお待ちしております!!


小笠原みさを:瀬戸さおりさん

あっという間に稽古期間が終わり、無事に初日にたどり着きました。
稽古場は笑いと音楽で溢れていて、とても豊かな時間を過ごすことができました。
劇場に入り、いろいろな思い出が蘇ってきました。
前回は中止になった公演もあり、不安なこともありましたが、皆さんと過ごした日々は奇跡の連続でした。
ピカピカ輝く奇跡の瞬間を、ぜひ観にいらしてください。


森本忠夫:後藤浩明さん

まずは無事に初日が迎えられたことがうれしいです。今回も小笠原家のみんなと、あらたな試行やアップデートも盛り込みつつ和気藹々と稽古してきました。僕もこれまでとはひと味違う?シン・森本くんを生きるべく、丁寧かつ大胆に生き生きとした舞台を積み重ねて、東京公演〜地方公演へとさらに進化して行ければと思っています。




防共護國団団員 甲:髙倉直人さん

前回の公演からの3年間は本当にあっという間で、まるで1年前のように感じています。その間、世界には様々な変化がありました。その最たるものがロシアによるウクライナ侵攻なのではないでしょうか。
そして、そんな今だからこそ響く言葉があると信じて、より多くの方々にこの作品をお届けしようと思います。


防共護國団団員 乙:小比類巻諒介さん

ないものづくしべからずづくしの世の中。
こんなにも美しく、気高く、そして逞しく生きられるものかと、沢山の生きる勇気と希望をもらえた幸せな日々でした。
そしてこの作品を届けられることを今本当に嬉しく思っています。
煌々と輝く命たちが紡ぐ一瞬一瞬を、そして幾層にも重ねられていく時間を、ぜひ劇場でご覧ください。




↑こちらの「鶏卵(たまご)」の場面も登場するおけぴ稽古場レポートはこちらから


憲兵伍長権藤三郎:木村靖司さん

三年前、ちょうどこの時期に緊急事態宣言が出て東京公演が一部中止、地方公演もかなりの数が中止になった公演だったんですが、そのお芝居を今こうして再び上演し、参加できることがすごくうれしいです。今回こそ、最後まで1つのステージも漏らさずに駆け抜けていきたいなと思っています。
とにかくこのつらい時代の中、ではありますけれども、小笠原家の人々のように、元気で明るく生きていかなければと思います。とても人間というものは愛おしいものだと思わせる作品だと思います。
今日、いよいよ初日。大千穐楽まで頑張っていきたいと思います。


竹田慶介:大鷹明良さん

「きらめく星座」この舞台をお客様と共に体験する事。それこそが今、したい事。
そして、今日、令和5年4月8日、花まつり、午後3時。
初日。
始まりました。




☆★スペシャルトークショー★☆
4月13日(木)1:00公演後
松岡依都美・久保酎吉・村井良大・粟野史浩・瀬戸さおり
4月18日(火)1:00公演後
村井良大・後藤浩明・木村靖司・大鷹明良
※トークショーは、開催日以外のチケットをお持ちの方でもご入場いただけます。

☆★ささめやゆき氏 原画展示&ホワイエトーク開催決定★☆
こまつ座40周年の記念として、公演終了後の劇場ロビー(ホワイエ)にてささめやゆき氏の描かれた『きらめく星座』原画をお借りしてロビーにて展示いたします。ここでしか見ることができない貴重な機会、どうぞお見逃しなく!
<ホワイエトーク>
4月14日(金)1:00公演後
ゲスト:ささめやゆき(宣伝美術)

☆★こまつ座40周年ガチャ★☆
『きらめく星座』より、東京公演劇場ロビーにガチャガチャを設置いたします。中身は色々♪思わぬ掘り出し物もあるかも!?
星のきらめく☆☆夜公演にご来場のお客様全員にはこまつ座ガチャ《1回プレゼント》いたします!
【公演情報】
こまつ座第146回公演『きらめく星座』
東京公演:2023年4月8日(土)~4月23日(日)@紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
全国公演:
5月7日(日)~14日(日)@北海道演劇鑑賞会 ※会員制公演
5月20日(土)~27日(土)@神奈川演劇鑑賞会 ※会員制公演
5月29日(月)~31日(水)@福島演劇鑑賞会 ※会員制公演
6月3日(土)@山形・川西町フレンドリープラザ
6月9日(金)@群馬・高崎芸術劇場
6月18日(日)@大分・J:COM ホルトホール大分
上演時間:3時間予定(休憩含む)

作:井上ひさし
演出:栗山民也

出演:
松岡依都美 久保酎吉 村井良大 粟野史浩 瀬戸さおり
後藤浩明 髙倉直人 小比類巻諒介 木村靖司 大鷹明良
http://www.komatsuza.co.jp/

この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました

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