『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』海宝直人さん取材会レポート

 ミュージカルの本場・NYブロードウェイの“ディズニーミュージカル”スターが来日!アメリカやイギリスで上演され大反響を呼んだコンサート『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』がついに日本初上陸を果たします!

 公演に先駆け、ゲストシンガーとして出演される海宝直人さんの取材会が行われました。

 海宝さんといえば、日本国内で数々のディズニーミュージカルの主役を務められている俳優の一人、さらに今年は日本のみならずロンドンデビューも飾った、大注目のミュージカル俳優!また、幼い頃から大のディズニーファンだったことを公言されているディズニーマニアとしても有名です。

『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』については既報の通り

【リリースより】
 今回、来日するのは、「メリー・ポピンズ」メリー・ポピンズ役(オリジナルキャスト)、「美女と野獣」ベ ル役を務め、数々のヒロインを演じてきたアシュリー・ブラウン、「ターザン」ターザン役のオリジナル キャストを務め、力強くも甘い歌声が魅力のジョシュ・ストリックランド、「ライオンキング」ムファサ役 でブロードウェイ最多となる4300回以上もの出演回数を誇るアルトン・フィッツジェラルド・ホワイト、 「ライオンキング」ナラ役を務めたキシー・シモンズ。



海宝直人さん


───『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』ゲスト出演のお話が届いたときは。

 絶対にやりたいと思いました。ディズニー楽曲だけで構成されたコンサート、しかもこの顔ぶれ!ディズニー作品で育った身としては(笑)、ゲストシンガーとして参加し、同じステージで歌えることも楽しみですが、まず僕自身がみなさんの歌を生で聴きたい!と思いました。

──海宝さんが何を歌われるかは未定ということですが、デュエットもあるとかないとか(笑)。

 そんな噂を僕もチラッと…(笑)。もしそのような機会をいただけたら、ステキなデュエットにしたいです。英語での歌唱になるかと思いますが、そこは、今年、海外での公演を経験したことも活かせたらと思います。

──“ディズニーの申し子”のような海宝さんですが、改めてディズニー作品との関わりをお聞かせいただけますか。



 申し子だなんて……、恐縮です。でも、そう言っていただけることはとても光栄なことです。
 僕は7歳のときに、ミュージカル『美女と野獣』(チップ役)でデビューしました。その後、小学生時代に3年間、『ライオンキング』のヤングシンバ役を務めました。その経験は僕の俳優としての血肉となっています。ミュージカル・演劇の基礎を学んだ場所が劇団四季であり、ディズニー作品なのです。

 そこから時を経て、おとなになってから、『アラジン』(アラジン役)『ライオンキング』(シンバ役)『ノートルダムの鐘』(カジモト役)と再びディズニー作品と関わることになり、そこでもまた、たくさんのことを学んでいます。『アラジン』では、エンターテインメントとしてお客様を楽しませるということ、『ライオンキング』では、作品の持つ精神性とジュリー・テイモアさんによる前衛的な演出技法、バリ舞踊など伝統的な手法も取り入れた身体表現、それらを実現するためのスキルを学びました。そして、おとなになってから、改めて感じたのは、『ライオンキング』という作品に宿るものは、ほかの作品のそれとは違うということ。歴史の重みというのはもちろん、それ以上の「なにか」を感じます。

 また、『ノートルダムの鐘』のカジモト役は特殊な姿勢での、特殊な発声が必要。身体、喉の自己管理をしながらも、表現を追求し続けることが求められました。演劇的にも優れた作品ですので、芝居の面でも役を読み解き、理解していく難しさも、僕を成長させてくれました。


──海宝さんが感じるディズニー音楽の魅力は。



 作曲家アラン・メンケンやシャーマン兄弟、エルトン・ジョンに代表されるディズニー音楽ですが、ひと言で言うととてもキャッチーでシンプルという印象です。♪美女と野獣もタララララ~(美声)という5音が続いていくという、本当にシンプルな構成で、それでいてキャラクターの心情やドラマを繊細に表現しています。それが世代、国境を越えて愛されるディズニー音楽の魅力だと思います。
 自然と感情を引き出してくれるので、一度身体に入ってしまえば音楽が導いてくれるような感覚です。変に自分で色を付けようとせずに、音程を丁寧に、歌詞も含めて書かれている音楽を表現すればすべて伝わると思います。

──今回のコンサート、海宝さんが思う注目ポイントは。

 とにかくこれだけのキャストが一堂に会することはすごいことです。作品によっては、現在、上演されていないものあるので、このコンサートだからこそ聴くことができる楽曲もあります。しかも、そのなかのいくつかはオリジナルキャストの歌声で!
 ディズニーファンのみなさんには、たとえば『アラジン』の♪Proud of Your Boyのように、アニメーションで泣く泣くカットしたと言われるステキな楽曲がミュージカル版にはあるので、それらを楽しみにしていただきたいです。ディズニーの新しい世界に出会えるかもしれませんよ。そして、それをきっかけに、日本で上演されているディズニーミュージカル作品はたくさんあるので、ぜひ劇場へも足を運んでいただきたいですね。

──個人的に聴いてみたいと思う楽曲は。



 『ライオンキング』ムファサ役のアルトン・フィッツ・ジェラルドさんの♪They Live In Youやナラ役のキシー・シモンズさんの♪Shadowland など、みなさんの代表曲と言われる、舞台で演じていた役の楽曲は、ぜひ聴いてみたいですね。


──今年はロンドンでのデビューも果たされた海宝さん、海外での経験から得たものは。

 今回はロンドンでの公演に参加しましたが、海外の俳優と日本の俳優、だいぶカラーが違います。海外の俳優は、なんて言うか、すごくダイナミック。颯爽とやってきて、パーンと歌って颯爽と帰っていくようなイメージ(笑)。そして、アンサンブルに至るまで、個が立っていてパワフルです。ぴったり揃えることで発せられるのとは違うエネルギーが伝わります。一方で、日本の俳優は繊細で、それゆえに群舞の揃い方はすごいものがありますよね。どちらがいいということではなく、それぞれの持ち味があると感じました。

 ちょうど僕が滞在していたとき、ミュージカル『王様と私』のプレビュー公演中でした。渡辺謙さんや大沢たかおさんがご出演され、ロンドンの観客をわかせているさまを目の当たりにしてきました。役によっては人種的な壁、言葉の壁、ほかにも越えなければならない壁はいろいろとあるかと思いますが、「本場」はすごく遠い世界ではないと感じました。

──原語(今回の場合、英語)で歌うことは壁でもありますが、それによって見えるものも?



 原語で歌うことで感じるのは、たとえばハワード・アッシュマンが歌詞を書き、アラン・メンケンが音楽を書いた、そして、この曲ができたという背景。「メロディが駆け上る、その先に、このワードがくるんだ!」ということから、どの言葉を、なにを伝えようとしているのかを明確に感じることが出来るのです。つまり、すべてがマッチしている。メロディのみならず、「ここで音圧が上がるんだ」、「だからオーケストレーションが重層的になっているんだ」たくさんの発見があります。

 それを日本語にすると、駆け上がった先が助詞だったということも起こりえます。でも、それは仕方のないこと。そこでは、また違ったアプローチが必要になるのです。駆け上がった先は助詞かもしれないけれど、そこに至るまでにどう表現するかという。
 今回、僕は日本語で歌うか、英語で歌うか、その両方か(笑)、まだわかりませんが、原語で聴くことによる「言葉の音」と「音楽の音」のマッチングは、お客様が聴いていても新しい発見があると思いますよ。


──では、最後に。このコンサートのキャッチコピーは「たった一夜で、音楽の魔法にかかる」、海宝さんがお客様にかけたい魔法は。



 時間を忘れて旅をしていただきたいですね。『ライオンキング』『ターザン』『アラジン』『ノートルダムの鐘』……、サバンナ、ジャングル、アラブ、パリとさまざまな世界が描かれます。それを自在に旅する。それを可能にするもののひとつがディズニー音楽です。ぜひ、ディズニーの世界に浸ってください。


【こぼれ話】



──今回、海宝さんとともにみなさんをお迎えするのが関根麻里さん。お二人とも大のディズニー好きとのこと。

 オタク同士(笑)、先程の取材でも盛り上がりました。コンサートやミュージカルの話だけでなく、ディズニーランドではどのアトラクションが好きかとか、話が広がる広がる!!

──ディズニーキャラクターになれるとしたら。

 え~、なんだろうな。ずっと好きなのはジーニー。子どものころから♪Friend Like Meが好きすぎて。あのシーンばかりを何度もVHSのテープを巻き戻して見ていました。だからジーニーかな。魔法を使ってみたいですね。

──俳優として、将来的にはジーニーをやりたいですか?そして、ほかに役として挑戦してみたいのは。

 ジーニーはとてもやりがいがある役だろうと思います。劇場を巻き込むエンターテイメントの極みのような役ですから!!ほかに挑戦してみたい役ですか……『美女と野獣』のビーストはやってみたいですね。

──おお!!

【公演概要】
『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』
2019年 1月31日(木)18:00開場 19:00開演 /2月1日(金) 18:00開場 19:00開演

会場:パシフィコ横浜 国立大ホール

チケット料金: VIP席 ¥16,000(お土産付き、前方席保証)
S席¥11,000 A席¥8,640 学生席¥5,500(全席指定・税込)

公演HP

ヘアメイク:中嶋竜司 スタイリスト:及川千春
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人

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