「M's MUSICAL MUSEUM Vol.6」藤岡正明さんインタビュー



5年ぶりに復活するミュージカルコンサート「M's MUSICAL MUSEUM Vol.6」! 今年のゴールデンウィーク(5/2&3)に、ゲストとともに至福の時間を作り上げる、出演のみならず構成も手掛ける藤岡正明さんにお話を伺いました。耳も心も喜ぶコンサートへの期待が膨らむワクワクのお話です。



──「M's MUSICAL MUSEUM」(以下、MMM)も6回目を数えます。5年ぶりの開催が決まった経緯からお聞かせいただけますか。

ありがたいことに、お客様から「歌い倒してほしい」とのお声をいただき、久しぶりに思い切り歌うMMMをやろうと決めました!「M‘s」のMはMasa(aki)のM、“藤岡正明”というフィルター、この声を通してミュージカルの名曲を鑑賞していただく、それを“ミュージカルの博物館”と名付けてスタートしたのがMMMです。ゲストのみなさんのお力も借りながら、素晴らしいミュージカル楽曲を取り揃えてお待ちしています。

──今回のゲストは彩乃かなみさん、大山真志さん(5/3のみ)、林翔太さん、東山光明さん(5/2のみ)という顔ぶれです。



ゲストはシンプルに、僕が一緒に歌っていて楽しいと思うみなさん。パーソナリティも含めて素敵だなと思う方々に集まっていただきました。MMMにも出演経験があり、ほかのステージでもご一緒する機会の多いお二人、大山真志くんと東山光明さんはもうおなじみですよね。彩乃かなみさんは共演回数は少ないのですが、コンサート等で共演させていただいた際に「ずっと聴いていたい」「声の相性がいい」と直感的に感じた方です。林翔太くんとは、コロナ禍以降に『EDGES』という作品がきっかけで出会ったのですが、とても仲良くさせてもらっています。共演するだけでなく、プライベートでも人生について語り合う仲、世代は関係なく人として本当に信頼しています。翔太はミュージカルコンサートへの出演はこれが初めて、僕なりにしっかりと翔太の魅力を引き出したいと思います。翔太のファンの方にもミュージカルコンサートで歌う彼の姿、歌声を楽しみにしてほしいです。実は、翔太と一緒に歌いたい歌というのがあって、もともとはデュエットソングではないのですが、MMMではオリジナルのアレンジで二人で歌います。

──なんて贅沢な!

その歌を歌う翔太の声がすごく素敵で、そこに僕が歌声で寄り添うことでいい化学反応、ハーモニーを生み出せるのではないかと提案させてもらいました。翔太の歌声の魅力は、ちゃんと力が抜けているところ。話すのと同じトーンで自然に音楽に移行し、声を増幅させられるんです。そこにふと哀愁や影が滲む彼の繊細な歌声が聴いている人の心にスッと届き、人を魅了すると僕は勝手に分析しています。そしてMMMの次には、「Musical Lovers」にも出てもらいたいなと思っています(笑)。

──前後しますが、改めて彩乃かなみさんの歌声の魅力は。

僕が言うまでもなく、かなみさんの歌声は永遠のヒロインですよね。一方で、共演して初めて知ったのは不器用な一面もあるということ。真面目で一生懸命。稽古を進めていく過程でも、そこに落とし穴があったら、それを回避しないで一度ちゃんと落とし穴に落ちてそこから悩んで這い上がってくる。プロセスを一つずつ進めることであの別次元のチャーミングさとなんでも受け止めてくれる包容力が生まれるのだと思います。そしてご自身のパフォーマンスの魅力を存分にわかって、それを自在に発揮されるところがプロフェッショナルだと感じます。

MMM最多ゲスト出演回数を誇る真志や、光明くんとも話し合っていますが、光明くんからはミュージカルじゃない曲のデュエットのリクエストが届いて……やっぱりダメだよねと言われたのですが、それはダメですよ(笑)。そんな面白い人です。今回はミュージカル縛りでお届けします!

──近年、藤岡さん企画・演出のミュージカルコンサートと言えば「Musical Lovers」(以下、ミューラバ)もあります。MMMとミューラバ、それぞれの位置づけは。



もともとMMMがあり、そこから敷居を下げたアットホームな雰囲気でキャストのパーソナルな部分や関係性も楽しんでもらおうと始めたのがミューラバです。ミュージカルコンサートの「格調」のようなイメージをぶっ壊していきたいと始めたのですが、予想以上に笑いの溢れるコンサートになりました(笑)。今回、MMMではグッと真面目に耳福なものをお届けしたいと思います。笑いは少ないかもしれませんが、じっくりと聴きに来てください。誠実な藤岡をお届けします(笑)!

──MMMオリジナルのアレンジや信頼のバンドメンバーによる生演奏、音楽的にも楽しみです。

サウンドにはちゃんとこだわりたいと思います。ピアノ一本からフルオーケストラまで、いろんなタイプのミュージカルコンサートがありますが、そのいいところ取りというか、程よいバランスで多彩な楽曲の良さやアレンジの妙、キャストの歌声をお楽しみいただけると思います。バンドメンバーは、それを表現できるミニマムな人数、精鋭たちを集めました!


──現在の藤岡さんについて伺います。40代に入り心境の変化などは。



健康第一ですよね。そして時間は有限だという意識も芽生えてきて、しっかりと自分と向き合っていくことも大事だなと。自分の作品を作っていくことも必要だと思うようになりました。

──ご自身で作る楽曲にも人生観の変化などは影響していますか。

影響していますね。僕自身、リアリティを求めるタイプで、今の年齢の自分を作品にも反映させたいと思うんです。役者としても、これからどうあるべきかを考えると、もっともっと心身を研ぎ澄ましていきたいと思うんです。それは単に健康のための運動とかではなく、俳優としてあるべき身体ってなんだろうとか。

正直、ここのところ自分自身の心の状態が結構キツイところまできた、なんだか心をポキっとおられた感じだったんですよね。それをなんとかするためにも、心身をちゃんと整えて一つひとつの仕事に感謝し、取り組んでいく。そうやってもう一度、浮上していこうと思うようになりました。

──今のご自身を受け入れて、隠さないところが藤岡さんらしいなと思います。

隠してもバレてしまうタイプです(笑)。本当に健康って大事ですね。そして楽しむことも大事!

──劇場やコンサート会場へ行って楽しむことが、心の健康に繋がるということ、我々もコロナ禍にそれを実感しました。共に過ごす時間の大切さと言うか。



画面越しではなく、そこで生で起こっていることを体感したいと足を運んでくださるみなさんに、僕たちのパフォーマンスは支えられています。やっぱり客席とステージは互いに呼応して、コミュニケーションをとっているんですよね。だから僕らのステージを観て元気になったという声は本当に嬉しい! コロナ禍のことを思うと、業界自体がズドンと落ちました。もちろん去っていった仲間もいますし、その時に「もうちょっと頑張ろう」と引き留めることはできなかった。そんなどん底から、ようやく盛り返してきたことを心からよかったと思います。ミュージカルって、演劇って、音楽って、エンタメってやっぱりイイな!と僕自身が感じていることも、このタイミングでミュージカルへのリスペクトを込めて誠実に歌うMMMをやってみようと思った理由かもしれません。真面目に歌いますが、決して堅苦しいコンサートではありません(笑)、一緒に楽しい時間を過ごして元気になりましょう!!


【公演情報】
「M's Musical Museum Vol.6」
2024年5月2日(木)18:00開場 / 18:30開演
5月3日(金・祝)11:30開場 / 12:00開演 16:00開場 / 16:30開演
牛込箪笥区民ホール

出演:藤岡正明
ゲスト(50音順)
 彩乃かなみ
 大山真志(5/3のみ出演)
 林翔太
 東山光明(5/2のみ出演)

バンドメンバー
 Syn.村井一帆
 Pf. Fuming
 Dr.赤間慎
 Ba.遠藤定
 Vn.大谷舞
 Gt.佐藤誠

公演HP

おけぴ取材班:chiaki(インタビュー・撮影)監修:おけぴ管理人

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