【漫画家:三田紀房(原作)】
企画から2年、様々な困難を乗り越えて、関係者の皆様のご努力により実現できることに、心より感謝いたします。【映画監督:山崎貴(舞台原案)】
楽しみにしていたアルキメデスの舞台版がコロナ禍のため延期になってから早数年【脚本:古川健】
コミックと映画、それぞれとても魅力的な作品で、その舞台化ということで大きなプレッシャーを感じながら執筆しました。原作の魅力を損なわない脚本になっていればと思います。演劇らしい魅力がお客様に伝われば嬉しいです。舞台版も素晴らしいキャストに恵まれました。俳優の皆様の躍動する姿が必ず感動を生んでくれると確信しています。どうか舞台版の『アルキメデスの大戦』もご期待くださいませ!【演出:日澤雄介】
2020年にコロナの影響で公演中止となった舞台「アルキメデスの大戦」に再び向き合えることが出来ることを本当に嬉しく思います。2年という時間の流れは世界を大きく変えました。その変化が「アルキメデスの大戦」にも色濃く反映されてしまうことでしょう。2022年版の「アルキメデスの大戦」、主演の鈴木拡樹さんをはじめバラエティに富んだ俳優さんと共に、作品に潜む〈狂気と美しさ〉を探し求めたいと思います。【鈴木拡樹】(櫂直役)
舞台「アルキメデスの大戦」を上演することが再び決定しました。前回は稽古をすることもできませんでしたが、もう一度皆が集まって、この作品を一から作っていけることを本当にうれしく思います。まだまだ気が抜ける状況ではないかもしれませんが、この作品が無事に上演されることがまた一つ演劇の復興の一歩だと思って突き進んでいきたいと思います。【宮崎秋人】(田中正二郎役)
舞台「アルキメデスの大戦」の上演がやっと叶うということを聞き、大変嬉しく思います。鈴木拡樹さんをはじめとするキャストの皆さん、演出の日澤さん、スタッフの皆さんとようやく動き出せるのかと思うと今から楽しみで仕方ありません。しかし、一昨年から世界情勢が悪化して"戦争“が過去のものでは無く現在進行形となってる今、今作に出演する為にはより一層の覚悟を持って挑まなければいけないという切実感があります。応援よろしくお願いします。【福本莉子】(尾崎鏡子役)
2020年、全公演が中止になり稽古すらも出来ず大変悔しい思いをしましたが、2年越しのリベンジが叶ってとにかく嬉しい気持ちでいっぱいです。このスケールの大きな作品が舞台でどんな風に生きるのか、私もまだ未知数でとてもワクワクしています。ぜひ劇場に足を運んでください!【近藤頌利】(高任久仁彦役)
劇団Patchの近藤頌利です。「アルキメデスの大戦」がどのように舞台で表現されるのか、楽しみでなりません。激しい議論の応酬は、まるでアクションシーンのような迫力があるのではないでしょうか。言葉一つ一つを大事に、丁寧に役を演じたいと思います。よろしくお願い致します。【岡本篤】(大里清役)
戦争を扱う作品と向き合う時、〝いま〟に繋がってしまう哀しみを覚えずにはいられません。世界の困難な状況に心を痛めながらも、日々の暮らしにいや気を感じながらも、それでも生きなければならない。生きてこそなのだと思います。素敵なキャストの皆さんとご一緒出来る事に狂喜しながらも、気を引き締めて臨める事が俳優としての幸福なのだと噛み締めております。【奥田達士】(大角岑生役)
前回はコロナ渦の始めの頃の夏の日に、公演中止が決定しました。顔合わせの直前の事でした。制作さんも苦渋の決断だったと思われます。そして私も、公演を楽しみにしていらしたお客様に、申し訳無い気持ちでいっぱいでした。しかし今回改めて公演が決定し、チャンスを頂ける事になりました。素晴らしいスタッフと俳優に囲まれ、身震いしております。堪うる限りの力をもってのぞみたいと思っております。宜しくお願い致します。【小須田康人】(嶋田繁太郎役)
当初上演が予定されていた一昨年の、その前年にこの作品への出演のお話をいただいて、映画では橋爪功さんが演じられていた嶋田繁太郎少将役をやらせていただけることをとてもうれしく思いました。なのでそこから数えれば3年越しの喜びですね。まだ半年近く先ですけれど稽古初日から千秋楽までの日々が楽しみでたまりません。頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします!【神保悟志】(山本五十六役)
コロナ禍というの災難により一旦は公演することの出来なくなった本作品に改めて向き合うことが出来、役者として大変な喜びと共に皆引き締まる思いでもあります。ご覧頂くお客様に「本当に良かった」と思って頂けるよう全身全霊をこめて頑張りたいと思っております。【岡田浩暉】(平山忠道役)
『アルキメデスの大戦』は映画で観ていて、お話を頂いてとても嬉しかったです。しかも舞台用の台本がまた素晴らしく気合いが入ったものです。中止からの復活。これも運命と受け止め、魂に訴えてくる様なこの物語をしっかりとお伝えしたいと思います。あらすじ
1933年、軍事拡大路線を歩み始めた日本。戦意高揚を狙う海軍省は、その象徴にふさわしい世界最大級の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。そんな中、航空主兵主義派の海軍少将・山本五十六は、海軍少将・嶋田繁太郎と対立。嶋田派の造船中将・平山忠道が計画する巨大戦艦の、異常に安く見積もられた建造費の謎を解き明かすべく協力者を探している。
そこで山本が目を付けたのは、100年に1人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直。しかし、軍を嫌い数学を偏愛する変わり者の櫂は頑なに協力を拒む。そんな櫂を突き動かしたのは、巨大戦艦建造によって加速しかねない大戦への危機感と戦争を止めなければならないという使命感。櫂は意を翻し、帝国海軍という巨大な権力との戦いに飛び込んでいく。櫂を補佐する海軍少尉・田中正二郎や尾崎財閥の令嬢である尾崎鏡子の協力によって、平山案に隠された嘘を暴く数式にたどり着くまであと少し。決戦会議の日は刻一刻と迫っている。