iaku『あつい胸さわぎ』3年ぶり、待望の再演!
東京:2022年8月4日(木)~14日(日)
下北沢 ザ・スズナリ
大阪:2022年8月18日(木)~22日(月)
インディペンデントシアター2nd
恋愛経験の乏しい大学生の娘に湧き上がった恋心。そして、職場で20年ぶりに恋をしてしまった母。決して裕福ではないが、笑いの絶えない母娘の二人暮らし。今、二人の胸は高鳴り、色めき立っている。ある日、娘が受けた健康診断の結果が悪く、彼女たちの生活はこれまで通りにはいかなくなった。
2019年初演の本作は、東京・大阪全23ステージが超満員となり、第27回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞(枝元萌)するなど、各所で話題を呼んだ。3年ぶり、待望の再演。
【ごあいさつ】
今こそ、優しさに溢れた、人を信じられる作品が観たい。すごく辛いことがあっても、前を向けるような、明日がんばろうって思えるような、ストレートに強いものを。エンタテインメントの世界くらいは、そうあってほしいじゃないですか。現実がキツすぎて、新作を書こうとすると、あんまり優しい世界に辿り着けない。「これは光なのかな?」って思える程度の、小さな希望を見つけるのがやっと。だから『あつい胸さわぎ』を再演することにしました。この作品に取り掛かっている2022年夏、きっと僕は心丈夫です。皆さんにもこの作品に触れてもらって、「この世界、捨てたもんじゃないな」って思っていただけたら幸いです。
2019年9月以来、3年ぶりの再演。劇場は初演よりひと回り大きくなりますが、スズナリも新セカンドも、きっとこの作品をお届けするのに最高の空間になると思います。新たな舞台美術にもご期待ください。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
横山拓也
【あらすじ】
小説家を志して、芸大に進学した千夏(平山咲彩)と、縫製工場で働く母・昭子(枝元萌)。決して裕福ではないが、笑いの絶えない母娘の二人暮らし。その裏には、小さなわだかまりが横たわっているが、そこに触れないことが暗黙の了解となっている。あるとき、昭子の会社に中途採用でやってきた木村(瓜生和成)からの提案で、サーカスを観に行く約束が交わされた。ひょんなことから、千夏の幼馴染で、密かに思いを寄せる光輝(田中亨)と、昭子の同僚で、千夏が憧れる女性、透子(橋爪未萠里)もサーカスに同行することに。大学入学時に受けた健康診断が再検査となり、不安のあった千夏だが、このサーカスの日に光輝と話せた内容が特別に感じられ、清々しい気持ちでいる。また、昭子は昭子で、木村を意識しはじめていた。今、二人の胸は高鳴り、色めき立っている。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました