舞台『キングダム』王騎役:山口祐一郎さん、河了貂役:川島海荷さん、華優希さん の思い



累計発行部数9200万部突破(2022年9月現在)、 動乱の春秋戦国時代を描く国民的大人気コミック『キングダム』(原作 原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載))を初舞台化!2023年2月に帝国劇場にて開幕、その後3月・梅田芸術劇場メインホール、4月・博多座、5月・札幌文化芸術劇場 hitaruにて上演される舞台『キングダム』王騎役の山口祐一郎さん河了貂役の川島海荷さん、華優希さんがそれぞれの思いを語ってくださいました。


【王騎役 山口祐一郎さん】

『ジーザス・クライスト=スーパースター』のタイトルロールでデビュー。1997年『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役を皮切りに、数々の東宝ミュージカルに出演。現在は『ヘアスプレー』で主人公の母親エドナ役という新境地を開く、まさに進化を続ける俳優・山口祐一郎さん。「帝劇の怪人」の異名をとる山口さんが、2023年3月に舞台『キングダム』にて帝劇降臨。演じるのは秦国六大将軍の一人で別格の存在感をもち、“怪鳥”の異名の通り謎めいた行動で嬴政派と王弟派を翻弄する王騎。初帝劇、初帝劇主演という俳優が多いカンパニーで、役柄と同様に山口さんの存在は大きなものになるだろうと確信させるお話の数々──。

まずは信役(高野洸さんとのWキャスト)で帝劇初主演を果たす『ヘアスプレー』で共演中の三浦宏規さんについて、「長年舞台に立っておりますが、彼ほどのびのびと歌い、芝居をするという方もなかなかおらず、そしてなにより立ち居振る舞い、ダンス、宏規さんの周りには重力がないんですよ」と語り、本作での再びの共演への喜びを語りました。また、先ごろ発表された帝国劇場の改築に伴う一時休館については「帝劇に立って四半世紀、お名前を挙げればきりのないほどの若者たちに出会ってきました。そんなみなさんが、今ではそれぞれの演目を引っ張る存在になっています」と長きに渡り帝劇の舞台で作品を背負ってきた山口さんならではの深いコメント。そして間違いなくこれからを担う俳優のお一人の三浦さんとはこんな会話を交わしていらっしゃるとか。「宏規さんとしゃべっていると、彼は未来の話をし、僕は過去の話をする。そんな二人の思いが重なったのが“リニューアルされた帝劇でまた会えたらいいね”ということ。それはモチベーションになります」

アニメ版や映画版をご覧になった際に王騎にどのようなイメージを抱いたか、観たときの感想とそれを踏まえてご自身の演技プランを訊かれると、大変興味深いお話が。まずは“なにかを見た印象・感想”について「若い頃は作品のテーマや演じるキャラクターの役割に忠実に、ということに縛られていたところもありました。ところがお客様からいただいたお手紙には、そういった自分の狙いとはまた別の感想が綴られているのです。孫が生まれました、大切な人が逝ってしまいました……、お一人お一人の置かれている状況によって受け止め方は様々だということ。作品を観た感想というのは、一人の俳優やカンパニーの思惑、狙いを超えたところにあるものです」と。その上で、役へのアプローチ法については「(どう演じるかというより)ひたすらに、その役、求められるものに取り組んでいくだけ。あとになって振り返ったときに、こういう人物だったのかな、あのときの自分がこうだったのかなと少し見えてくるような感覚です。今回も原先生が生み出した王騎というキャラクターを演じることで、自分はこういう存在でもあったのだと気づかされることになるでしょう」と含蓄のあるお言葉。

また、山口さんの存在感、雰囲気が王騎役に合っているという山田和也さんのコメントを受け、ご自身ではどのように感じているかについて。

【山田和也さんコメント】
ミュージカル『ヘアスプレー』へのご出演にもビックリしましたが、それに続いて山口さんが『キングダム』のご出演されることにビックリしました。ただ、堂々たる体躯、存在感、なにより雰囲気がおありになる俳優さんですので王騎役はきっとお似合いになるのではないでしょうか。

「僕は、王騎という存在と僕の生き様を重ね合わせ、その共通点を広げていくという形をとるより、この役にキャスティングしていただいたということや、四半世紀のお付き合いで、今も『ヘアスプレー』でご一緒している山田さんの『この役にお似合いですよ。素敵な王騎を演じてください』という言葉を拠り所にするんです。自分のことは、一番知っているようで一番知らないものなので。稽古では、役を演じるために必要な努力──あらゆる本を読み、あらゆる方の話を聞き、あらゆる方法にトライする。そして、本番ではなにもせずに舞台にポンと立つ。その日が今から待ち遠しいです」と俳優哲学を語ってくださいました。たゆまぬ努力と学び、その姿勢こそが俳優・山口祐一郎さんを作っているのでしょう。最後に、道を究めた山口さんならではの言葉を。

「舞台活動を通して、今、僕らの社会が抱えている様々な課題に的確に対応できる生き様を示す。舞台上で役を演じるのが僕の人生。夢がかなったのです」

穏やかかつ力強く語るその姿はまさに大将軍の風格。語る言葉で、やっぱり“山口祐一郎さんの王騎、メチャメチャ楽しみ!”と思わせてくださるのです。


【河了貂役 川島海荷さん&華優希さん】

鳥のような藁の被り物を被る山民族の末裔。一人で乱世を生き抜いてきたが、信たちと行動を共にする河了貂(かりょうてん)役は、子役としてキャリアをスタート、映像・舞台を問わず活躍されている川島海荷さん、元宝塚歌劇団花組トップ娘役、退団後も『マドモアゼル モーツァルト』コンスタンツェ役も記憶に新しい華優希さんのWキャスト。

河了貂役が決まったときは「『キングダム』へ河了貂役での出演が発表された時、友人からピッタリだよと言ってもらえたので、今の時点ではそれを支えに自信を持って役と向き合っていきたいと思います」(川島さん)「もともと原作が好きで、舞台化のお話を耳にした時に「すごいことが始まる」と思っていました。その『キングダム』の世界を河了貂として生きる/演じることにはまだ信じられない気持ちです。愛される作品、キャラクターですので原作のイメージも守りつつ、舞台でしか出せない新たな魅力が出せればと思っています」(華さん)と謙虚ながらも前向きなコメント。

また、河了貂というキャラクター、自身との共通点について川島さんは、「見た目はちょっと幼くてボーイッシュで可愛い、性格的にはさっぱりしているところが魅力だと思っています。信との関係性を見ても、とてもフラットだからこそ絆が生まれたのではないかと。共通点は、現時点ではまだまだ自分ではおこがましくて『似ている』と言えるところはありませんが、しいて言えばコンパクトなところでしょうか(笑)。お稽古でどんどん役に近づいて、最終的に自分の河了貂になりたい」と語り、「キャラクターとともに歩むことで、“戦友”のような関係になれたら」と素敵なコメント!

華さんは「幼く可愛らしい部分とともに、黒卑村(こくひむら)で悪さもしながら生き抜いてきた強さも持ち合わせていると感じます。そして悪さと言ってもそこには自分なりの確固たる正義感も持つ。お稽古で、そんな河了貂のまっすぐな部分を自分の中でしっかりと作っていきたいと思います。共通点は、役を作りながら頑張って見つけていきます(笑)」とかわいらしさと芯の強さを併せ持つ華さんらしい河了貂に期待を抱かせるコメント!

特徴的な扮装については、まだ着用されていないとのことですが「扮装はインパクトがありますよね(笑)。あの姿でもしっかりと動き、表現できるように体力づくりにも励みたいと思います」(川島さん)「身に着けたときに視界はどうなるのかなどまだわからないことばかりですが、原作に描かれる貂の動きを舞台上でどう表現できるのかを山田さんのもとで工夫しながら作っていきたいと思います」(華さん)と語ってくださいました。

お話されている姿からも貂を演じるお二人の愛らしさが作品にもたらすものは大きいと感じさせる川島さんと華さん。川島さんが「明るいキャラクターなので、貂として作品の楽しさを担えるようにと思っています」と語る横でにっこりと微笑み頷く華さん、そんなお二人が印象的でした。


【公演情報】
舞台『キングダム』
2023年2月5日~27日@帝国劇場
2023年3月@梅田芸術劇場メインホール
4月@博多座
5月@札幌文化芸術劇場 hitaru

<スタッフ>
原作 原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本 藤沢文翁 演出 山田和也 音楽 KOHTA YAMAMOTO

<キャスト>
信:三浦宏規/高野 洸
嬴政・漂:小関裕太/牧島 輝
河了貂:川島海荷/華 優希
楊端和:梅澤美波(乃木坂46)/美弥るりか
壁:有澤樟太郎/梶 裕貴※東京公演のみ
成蟜:鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズ Jr.)※東京公演のみ/神里優希
左慈:早乙女友貴
バジオウ:元木聖也
紫夏:朴璐美/石川由依
昌文君:小西遼生
王騎:山口祐一郎

紀元前、中国西方の秦国。
奴隷のように働く少年・信(しん)は、親友・漂(ひょう)と「天下の大将軍になる」という夢を語り合い、剣術の腕を磨く。一方、王都ではクーデターにより秦王・嬴政(えいせい)が王宮を追われる。
そして信と嬴政が運命的な出会いを果たし──、信は「天下の大将軍」、政は「中華統一」を目指し共に長く険しい道を走り始める!

公演HP:https://www.tohostage.com/kingdom/

おけぴ取材班:chiaki(文)おけぴ管理人(撮影)

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