はじめての観劇に!古典の最高傑作を解説付きで楽しもう バレエ芸術、そして生の舞台の魅力を体験していただく、新たな教育プロジェクト、「エデュケーショナル・プログラム」。今回は 2023年6月に全幕上演が予定されている『白鳥の湖』を題材に上演いたします。

2021年『白鳥の湖』公演より 撮影:鹿摩隆司
進行役によるライト版で多く用いられるマイムの解説、ストーリー展開のナレーションなどを挟みながら、第3幕を中心に『白鳥の湖』の魅力を凝縮してお届けします。初めてバレエを観るお子様にも親しみやすく、バレエや劇場の魅力を知っていただき、舞台鑑賞を始めるきっかけとなるようなプログラムです。
オリジナル・プロダクション:バーミンガム・ロイヤルバレエ「First Steps: Swan Lake」★おすすめポイント★1.はじめてバレエを鑑賞するお子様にもぴったり!
一流のダンサーの踊りとオーケストラによる生演奏で『白鳥の湖』の魅力を味わおう!
新国立劇場では、次世代を担うこどもたちが優れたバレエ芸術に親子で触れられる機会を提供する目的で、2009 年より「新国立劇場 こどものためのバレエ劇場」を実施しています。
今回はバレエの代名詞ともいえる『白鳥の湖』を取り上げ、バレエをつくりあげる様々な要素を楽しく知ることができるプログラムを上演します。

2021年『白鳥の湖』公演より 撮影:鹿摩隆司

2021年『白鳥の湖』公演より 撮影:鹿摩隆司
新国立劇場バレエ団ダンサーによって踊られる舞台は、お子様だけでなく大人の方にもご満足いただける高いレベルのものです。オーケストラによる生演奏での上演で、有名な小さい4羽の白鳥の踊りや第3幕のお城の舞踏会での民族舞踊、主役の踊りなどの見せ場を盛り込みつつ、上演時間は約1時間ほど。「バレエ鑑賞デビュー」を考えていらっしゃるご家族に自信を持ってお勧めできるプロダクションです。
2.一緒にマイムをやってみよう!体験型の舞台観劇でバレエを楽しむ
今回の「エデュケーショナル・プログラム」は進行役の俳優が客席に向かって語りかけながら舞台が展開していく、双方向のコミュニケーションが楽しめるプログラムです。
中でもバレエに登場する仕草を一緒にやってみるコーナーはバレエ鑑賞のポイントを知るのにぴったり!バレエでは言葉を使わない代わりに“マイム”というジェスチャーで語りますが、中でも王子とオデットの出会いの場面では、オデットが自らの境遇をマイムで語ります。そのマイムを、言葉を喋りながら説明し、さらには客席の皆さんも一緒にマイムに挑戦してみます。
総合芸術といわれるバレエでは、踊り以外にもオーケストラや舞台美術、照明など、大切な役割を担っているものがたくさん。オーケストラはどんな風に演奏しているのか、それぞれの楽器の響きはどんな風に聴こえるのか、進行役と指揮者・オーケストラが掛け合いながら説明します。
3.ホワイエでも舞台の秘密を知ろう!衣裳展示コーナー
会場では展示コーナーも設け、『白鳥の湖』の衣裳を展示します。
客席から見たあの衣裳は近くでみるとどのようになっているのか、舞台衣裳にはどのような工夫が凝らされているのか、解説なども展示予定。公演の前に、またはお帰りの際に、ぜひ展示コーナーにご覧ください。