2024年4月5日(金)公開のシネマ歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』完成披露上映会舞台挨拶のレポートが届きました。

松也「細部までこだわって作った作品、大きな画面で新たな発見を」
右近「僕は小狐丸に選ばれし者です!」

©︎NITRO PLUS・EXNOA LLC/TRKPC
歌舞伎の舞台を撮影し、映画館で楽しむ“シネマ歌舞伎”最新作『刀剣乱舞 月刀剣縁桐
(とうけんらんぶ つきのつるぎえにしのきりのは)』が 4/5(金)より東劇・新宿ピカデリーほか全国62館で公開となります。本作の完成を記念して、刀剣男士を演じた俳優6名、尾上松也・尾上右近・中村鷹之資・中村莟玉・上村吉太朗・河合雪之丞がそろって完成披露上映会の舞台挨拶に登壇し、満員の観客を前に作品への思いを語りました。
本作に企画から携わり、演出にも初挑戦した尾上松也は、「刀剣乱舞」を歌舞伎化したきっかけについて次のようにコメントしました。
「ストーリーやキャラクターに歌舞伎との親和性を感じたこと、様々なメディアミックスでオリジナルストーリーを展開している点にも惹かれた。この2点があって、新作歌舞伎を作ることになったとき、刀剣乱舞が頭に思い浮かびました。」
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さらに原作ファンも多く会場に集まる中、刀剣男士の役作りについて、尾上松也(三日月宗近役)は三日月宗近について、
「刀剣乱舞を代表する看板のキャラクター。他のメディアミックスにも登場しているなかで歌舞伎ではどうなるかをどのように見せるか」を重視したと言います。
尾上右近(小狐丸役)は、
「ムードメーカーなところがある役」としたうえで、役が決まる前に小狐丸所縁の稲荷神社にお参りし不思議な空気に包まれた体験を明かし、
「小狐丸に選ばれし者です!」と会場を沸かせて役との親和性をアピールしました。

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中村鷹之資(同田貫正国役)は
「実直で無骨な役どころは自分と通じるところがある。お稽古で少しずつなじませていきました」と語りました。
中村莟玉(髭切役)は
「髭切役に決まった時、物忘れが多くて細かいことを気にしないので、ぴったりの役です!とプロデューサーに言われ、そう思われていたのかと...」と笑いを誘いつつ、
「作り込みすぎずに、自分に合ったお役だと思って役をつかむようにしました」と明かしました。
上村吉太朗(膝丸役)は
「松也さんのアドバイスを受けながら、歌舞伎オリジナルの膝丸をお届けしたい気持ちでつとめました」と語りました。
河合雪之丞(小烏丸役)は
「たおやかで女方がつとめるのがふさわしい役どころ、是非と仰ってくださったのでありがたくお引き受けしました」と、役を任されたときのエピソードとともに語りました。

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そしてシネマ歌舞伎ならではの見どころについて、松也は
「客席からだと見えないくらい細かいところまでこだわって作り上げたので、そのディティールや表情まで見ていただくのは、公演をご覧になった方にも新たな発見があると思います」と語り、生の公演とはまた違った魅力があることをアピールしました。
最後に松也が
「たくさんの方にご覧いただきたいと思いますので、ぜひ周りの方に薦めていただけたら」と締めくくると、会場は温かい拍手に包まれました。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました