★舞台写真を掲載しています。ご観劇前のみなさまはご注意ください★劇団SET出身で、役者はもちろん演出&企画も手がける水木英昭さんプロデュース(水プロ)!
その10周年記念公演の最後を飾るのは、レパートリーのなかでも特に人気の高い、ハードボイルド“任侠”コメディ『蘇州夜曲』!
大都会・東京の裏社会に戻ってきた主人公と、その元恋人、今は街を牛耳る兄貴分、そして謎の女。
と、いかにもな「ヤクザもの・シリアスストーリー」のようですが、
とってもハートフル&歌ありダンスあり殺陣あり♪シリアスと笑いのバランスが絶妙な
ヒューマンコメディなのでございます♪
(なんといってもキャッチフレーズが“
手に汗にぎる、笑い”ですから!)
早速観てきた方達の感想もご紹介!
◆「任侠」「仁義」の世界を骨太に綴っていきます、主役の富田翔さんが、渋すぎ。
男達以上に渋い女優陣、ガッキーが「つかこうへい」芝居のごとく見得をきって格好良かった!
左から塩谷瞬さん(坂崎達也役)、富田翔さん(氷村玲司役)、山本崇史さん(近田やしち役)、佐伯太輔さん(佐久間幹夫役)
◆富田さんの仁義の切り方がめちゃめちゃカッコいい!
新垣さんの殺陣も小柄な女性とは思えないくらい堂にいってました。
あとダンスするウェイターが出てきて何者だろうと思いましたが、
不思議な存在感のある村田充さんという方でした。
ヤクザものではありますが、コメディータッチなところも随所にあり、暴力的なところも抑えた演出ですので
任侠好きな男性ばかりでなく女性も十分楽しめます。
◆通常の筋書きではない展開が興味深い。
歌、ダンス、アクションなど盛だくさんで新垣里沙さん・憩居かなみさんのデュエットもあります♪
◆笑いのシーンがたくさんあって、観劇中に何度も声を出して笑いました!
テンポもとてもよくて、見ていて気持ちよかったです!
新垣里沙さんの殺陣のシーンはものすごくかっこよくて、華奢で小柄な新垣さんのパワフルな動きに注目です!
ダンスや歌もとてもレベルが高くてミュージカルに近いお芝居だったと思います。
◆義理人情に生きるバカでカッコよくて不器用な男たちと、
そんな男たちに翻弄されているようで軸足は決してブレてない女たちの物語。
アクション(殺陣)も見応え充分。ラスト、新垣里沙ちゃんの歌に涙腺決壊しました……
とぼけたバーのマスターの村田充さんが最高にいい味出してます。
◆ヤクザの世界を殺陣はもちろんのこと、ラップ風の「仁義」や、歌などが入り面白かった。
◆任侠の世界ということでもしかしてとっつきにくいかなと思いましたが、
熱演と殺陣と歌、そしてところどころ混ざるギャグで笑い、あっという間の2時間でした。
富田さんがかっこよく、そして村田さんの不思議な妖しさとダンス(?)に魅入ってしまいました。
演者の皆さんの舞台に賭ける気迫がビリビリと伝わってきました。
◆セットに水槽が組み込まれていて、小さなお魚イッパイの水槽と、
大きくて謎めいて動く魚が一匹泳ぐだけの水槽。
なかなかに、舞台に彩りを添えていて素敵でした。
◆観覧前は任侠ものという内容に抵抗がありましたが、テンポのある台詞や歌やアクション、立ち回りと楽しめました。
水槽の熱帯魚は狭い世界でしか生きられない、人間の足掻きの象徴でしょうか。
◆思いがけないエンディングだった。何を言ってもネタバレになってしまう。
笑いありシリアスあり歌ありの盛りだくさんな舞台だった。
◆ストーリーは知っていても、役者が変わると、こうも変わるのか? 新鮮でした。
水木サンの演出で、今までより迫力が増した気がします。
真に迫ったと言うか... それでいて、笑いも散りばめられている。
個々の役者の良さを引き出して、尚且つ、芝居の精度を上げる。
流石だなァ!と、しみじみ。時間さえ合えば、もう一度、観たい☆
◆主演の富田翔さんや塩谷瞬さんら男性キャストのかっこよさ。
村田充さんの存在感。見所だらけ!再演はないかもしれないと伺いましたが、
これは見逃したらもったいないと思う名作です。本当におすすめできます。
左:富田翔さん(氷村玲司役)、右:塩谷瞬さん(坂崎達也役)
(アバレンジャー&ハリケンジャー♪)
◆水木作品は、3回目です。毎回、アクションシーンや殺陣の迫力が半端ないです。
なぐりあいのシーンなど、芝居にはみえません。「非情な極道の世界」の話ですが、
笑うシーンもあるので女性でも楽しめます。役者さんの、
歌もとても上手でしたし、ダンスシーンもやくざ振り付けで、面白かったです。
◆水プロさんの作品を拝見したのはこれで2作目ですが、ホストや裏社会ものが好きな自分にとっては前作のホンキートンクに続きとても楽しめる作品でした!
テンポ良くボケとツッコミが挟まっているのは相変わらずで、啖呵をきるところは一番のおすすめです。はじめは格好良かったのに…爆笑してしまいました…
この作品は今回が最後の上演になるとのことでとても惜しく感じます、
ぜひ一度観て、笑って、楽しんで欲しいです。
SET時代から数えると4度目の上演となる「蘇州夜曲」。
ここで歴代の公演チラシをご紹介いたしましょう。
1999年の第一回公演
2007年の第二回公演
ちなみに2007年の時のおけぴ稽古場レポが
こちら(水木さんの考える“笑い”とは?等水木さんへのインタビューも)
2011年の第三回公演
2011年の時のおけぴ稽古場レポが
こちらそして…今回の4回目のチラシがこちら!
2015年の第四回公演
みなさま、このチラシの裏面の水木さんのメッセージでも少し触れられていますが、
「蘇州夜曲」、今回をもって暫くの見納めになるかもとのことです!!!
新演出・新キャストでみせる、水プロのマスターピース。
公演期間中、アフタートークなどのイベント回も満載です!
どうぞお見逃しなく!!
構成・演出・脚本&郷田役でご出演の水木英昭さん
(水木さんの強面でお茶目な親分・最高です♪)
感想寄稿:おけぴレポ隊のみなさま
写真提供:水木英昭プロデュース