都市再生特別措置法による都市計画を受け、新たな劇場として生まれ変わるため、2016年8月に一時閉館することが発表された
パルコ劇場。
現・劇場での
パルコプロデュース最後の新作となる舞台
『母と惑星について、および自転する女たちの記録 』の
上演が決定! 2009年に『まほろば』で岸田國士戯曲賞を受賞、『Triangleシリーズ』『正しい教室』などパルコプロデュースとも縁のある
蓬莱竜太さんと、国内外で話題作を次々に手がける
栗山民也さんが再タッグを組み、母の遺した記憶をめぐり葛藤する三姉妹の姿を通して“生きる”意味を問う新作舞台です。
パルコ劇場のラスト新作舞台を飾るにふさわしい、豪華な出演者はこちらのみなさま!
奔放に生き、この世を去ったあとも娘たちを翻弄する母親役に
斉藤由貴さん(「君となら」「人間風車」「斎藤幸子」「紫式部ダイアリー」)。
三女役に、初舞台となった『オレアナ』に続き、栗山作品&パルコ劇場登場の
志田未来さん。そして次女役・
鈴木杏さん(「SISTERS」)、長女役・
田畑智子さん(「夜叉ケ池」)と、パルコ劇場作品に縁の深い実力派女優が集結、初共演を果たします!
※()内はパルコプロデュースの出演作品◆【蓬莱竜太さんコメント】
栗山さんと話をしていく中で、「女性の生き方」「血縁」「神話」など栗山さんから出たキーワードをもとに、母と娘たちの話を書こうと思いました。
海外を放浪する旅に出た 3 姉妹が亡くなった母の追憶を辿る中で、それぞれが見ていた母親像の違いがあらわになり、初めて知る母親の一面や、それぞれが抱えてきた苦労の違い、母親があえて三姉妹を差別化していたことなどを知って、母親という人物像の答え合わせをしていくイメージです。
また、”生む”というのが今回のテーマの一つでもあり、奔放だった母親を見て自分が母になることに対して混乱する娘たちが、放浪した先に何を見つけ、どう帰るのか、というところも楽しみにしていただければと思います。◆ 母親に放任され、父親を知らずに育った三姉妹。母の面影を追い、さまよう旅の果てには何があるのか?
1973 年に「西武劇場」として開場以来 42 年間にわたり魅力的な自主プロデュース作品を上演し続けてきた
パルコ劇場。演劇ならではの迫力を密接に感じられる客席で、
女優たちの競演をお楽しみ下さい!