劇作家、演出家、そしてライトノベル作家としても活動する【竹内佑さん】主宰の
芝居流通センター デス電所、
5年ぶりに復活! 恐怖と笑い、ミュージカルと小劇場演劇、さまざまな要素を自由に組合せた舞台は、座付き音楽家【和田俊輔さん】が作り出す音楽世界とともに独自のデス電所ワールドを生み出し、評価を得ていましたが、2013年に突然の活動休止発表。
関西から東京へと活動拠点を移し、これから! というときの活動休止に衝撃を受けた小劇場ファンも多かったと思われますが、その後の個人活動でさらに大きくなったデス電パワーがひとつに集結し、ついに解き放たれます!
今回5年ぶりの復活作となる『すこやかに遺棄る』で、作・演出の竹内佑さんが描きたいものは変わらずに“ホラー”であるとのこと!
怖いと思う気持ちが、怖さを生み出す… デス電所ならではの歌やダンスも盛り込みつつ、5年間の熟成の時を経ていったいどんなホラーワールドを見せてくれるのか?
芝居流通センター デス電所『すこやかに遺棄る』、4月26日(水)から30日(日)まで下北沢のOFF・OFFシアターにて上演です!
◆【竹内佑さんコメント】 家族に、社会に、国に棄てられてしまった二人の男が、もう一度だけ最後のやり直しのチャンスをかけて、とある仕事に手をかけるのですが、それは、自身の「人間性」をも棄て去ってしまうような、地獄の入口だったのです……。
他者を愛し、受け入れて助け合っていくのではなく、敵、とみなして区別し、差別し、排除していく。
世界はそのように、「野蛮」だったころに戻りつつあります。
『すこやかに遺棄る』では、社会人だった主人公の男たちが、もう一度自分の人生を立て直すために、最後のチャンスとしてヤクザからとある仕事を請け負うのですが、その仕事こそが、人間を本来の「野蛮」な姿へと変貌させていくものでした。
愛する人や家族を守るために、生きてきたはずの自分が、その愛していた側から棄てられてしまったとき、人は何を思い、どう動くのでしょうか。
また、他者を受け入れず、手を差し伸べず、ただ邪魔な存在、として棄てていく側の人間は、どのように生きていくのでしょうか。
二人の男が行う「仕事」を通して、私達が暮らすこの世界がどうなっていくのか、を、表現できたら、と思います。【what's デス電所】1998年、近畿大学の学生だった作家・演出家・俳優の竹内佑が友人らに呼びかけて結成。「おもしろいと思ったことを死ぬほど自由にやる」という信条の元、歌あり踊りあり、演奏あり映像効果あり、笑いあり風刺ありの破天荒な舞台を展開。第3回公演『the beginning and the end』 が学生劇団のコンクール「キャンパスカップ2000」で最優秀賞を受賞したことで一挙に注目の存在となる。2003年から座付き音楽家・和田俊輔が舞台横で生演奏を入れ、集団ダンスのクオリティを高めるなど、ミュージカル性を意識した世界を確立。この一見ハイパーな世界と、殺人や虐待などをテーマにした竹内のリリカルな戯曲が絶妙なバランスで成立している所が、劇団の最大の特徴。竹内は2006年『音速漂流歌劇団』で第13回OMS戯曲賞大賞を受賞。また関西のお笑い芸人とも交流が深く、お笑いのイベントに参加したり、逆にバッファロー吾郎やザ・プラン9などが劇団公演にゲスト出演したことも。2002年に初めて東京に進出し、以後年1~2回ペースで東京公演を行う。2010年には拠点を東京に移し、さらに精力的に活動を続けていたが、2013年に突然の活動休止を発表。その後、個人の活動の幅を広げ、今年2017年に5年ぶりに上演を決定した。
【稽古場から写真が届きました!】男性ふたり、不穏な気配はありません…! ね…?
…が、しかし!
ホワイトボードには、なにやら気になるイラスト…
そしてリーサルウェポン!?
いったいどんな舞台になるのか、その完成は間もなく!
【過去作品舞台写真】
この記事は公演主催者からの情報提供により、おけぴネットが製作しました