ミュージカル回想録『HUNDRED DAYS』
明日へ希望を繋ぐファイナルステージの
ライブ配信が決定(3月8日)!
詳細はこちら 2020年2月20日、ミュージカル『HUNDRED DAYS』が新宿シアターモリエールにて開幕(~24日、その後3月4日から中野ザ・ポケットにて上演!
中野公演は中止となりました)!1組の男女が織りなす一風変わった二人芝居にご出演の藤岡正明さん、木村花代さん、演出家の板垣恭一さんより開幕コメントが届きました。併せて舞台写真、早速ご観劇されたおけぴ会員の皆様からの感想をご紹介いたします。
<あらすじ>
実生活でも夫婦でありミュージシャンでもあるベンソンズのメンバー、アビゲイル(木村花代)とショーン(藤岡正明)は、自分たちに実際に起こった話をベースに、愛についての物語をミュージカルに仕上げた。
彼らは出会った瞬間互いに一目惚れし、アビゲイルは当時付き合っていた婚約者同然だった彼と別れ、ショーンの家に転がり込む。それが出会って2日目のことだ。だから彼らは二人が互いに出会うまでにどんな人生を送ってきたかを確かめ合う必要があった。
アビゲイルは問題を抱えていた。15歳の頃、家族が離散したため、深い人間関係を作ることに極度の恐れを抱いていた。
ショーンは問題を抱えていた。牧師の息子として生まれ、教会の地下が世界の全てだったような彼はあらゆるエゴを捨てることに全力を尽くすあまり、人との接触に苦手意識を持っていた。
しかしそんな問題を抱えていても互いを必要とする得体の知れない引力に抗う術はなく、ショーンは唯一の友人であり幼馴染みであるマックスとの共同生活を断り、3週間後にアビゲイルと結婚するに至る。
ところがある事件をきっかけに、アビゲイルはショーンとの未来に恐怖を感じるようになる。
アビゲイルの夫は、余命100日しかないのだ。
絶望に沈むアビゲイルとそれを引き上げようとするショーン。
2人の冒険の行方は……
【『HUNDRED DAYS』開幕コメント】
藤岡正明さん(ショーン役)
「この作品がお客さんにどのように受け止めて貰えるのか不安もありましたが、最後はみなさんスタンディングでいい笑顔をいただき、大きな勇気になりました。
明日からガンガン突っ走っていくので2回3回と来ていただいて一緒に盛り上がっていきましょう!」木村花代さん(アビゲイル役)
「盛り上がっていただけましたか?
本当に楽しかったです!ベンソンズに会いに来てください!」板垣恭一さん(日本語上演台本・訳詞・演出)
「仕上がりました! ライブとかしばらく見てないなあという人には極上のコンサート体験を。なのにお芝居でもあって、最高のミュージカル体験もできちゃいます。人間関係に問題を抱えている男女が出会い、夫婦になり、未来に向かって歩き出す物語です。「生きづらい」と感じている人にはぜひ。「心の穴」が埋まらないと感じている方にもぜひ。お待ちしております」【おけぴ会員のみなさんからの感想】
「本当にライブに来ているような感じでした会場の空間も丁度良くて、舞台と客席がひとつになっていましたね。藤岡くんも花代さんも歌ウマなのは知っていますが、また新しい面を見られて良かったです。愛に溢れた内容で、ハッピーな気持ちで帰路につきました」
「歌と語りで綴られる詩的で絵画のような幻想的な話でした。藤岡さん&木村花代さんの歌はもちろん耳福で特に木村花代さんのあんなロックな歌い方初めてだったけどとってもカッコよかったです」
「ショーンとアビゲイルのファミリーバンドのコンサートの観客の一員として舞台を見守った感じがします。ノンストップで2人の人生、考え方、恐れ、優しさに触れた後にショーンが歌ったDesperadoに泣かされました。(これは日替わりです)」
「役者が2人、バンドが4人の少人数の舞台ながら、ものすごい熱量でした。花代さんと藤岡さんの歌声がよくあっていて、特に花代さんのシャウトが凄い。驚きの歌。ライブのような感覚で楽しめますが、2人の抱える闇がそれぞれの語りで明らかになってその振り幅が人生とは…と考えさせられました」
「花代さんのこういうソウルフルな歌唱はあまり聴いた事がありません。御本人がこの作品を楽しんでいらっしゃる様子が嬉しいです。藤岡さんはミュージシャンとしてギターを自由に操り、彼にしか演じられない役だと思います。お二人の歌唱力は流石!流石!才能がぶつかり合っていました。バンドメンバーがお芝居台詞ありなのも面白い趣向です」
「ミュージカルでありながら、さながらライブコンサート!カテコで曲の日替わりプレゼントにもう一曲おまけのプレゼント。気分は素敵なライブ参加!しかもショーンの藤岡さん、アビゲイルの木村さんの期待を裏切らない卓越した歌唱力で紡いだ素敵なラブストーリーでした」
「このレトロな小劇場が、ミュージカルのライブコンサートの雰囲気を出すのに効果的でした」
編集:chiaki 感想寄稿:おけぴ会員の皆様 舞台写真提供:conSept
監修:おけぴ管理人