2020年1月16日&17日に東京国際フォーラム ホールAにて開催される
『シンシア・エリヴォ ミュージカルコンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬』の取材会が行われました。
三浦春馬さん、シンシア・エリヴォさん、マシュー・モリソンさん
シンシア・エリヴォさんといえば!主演映画「Harriet(ハリエット)」で第92回アカデミー賞 2部門(主演女優賞・歌曲賞「スタンド・アップ」)ノミネートという素敵なニュースとともに来日となり、このコンサートのスペシャル感はさらに増しました。
ゲストとしてシンシアさんをサポートする二人の男性は──、「glee」のシュー先生でもおなじみの
マシュー・モリソンさん、そして日本の若き才能
三浦春馬さんです。
この日に初めてお三方が揃ったとは思えないほど息ぴったり、笑いの絶えない会見の様子をレポートいたします。
【サプライズ】
シンシアさんのアカデミー賞ノミネートを祝して、会見前に三浦春馬さんから花束贈呈のサプライズ!
サービス精神旺盛なマシューさん
素敵なお三方です!
【ご挨拶】
三浦春馬さん) 今回、このコンサートに参加できることを本当に嬉しく思います。こうしてお二人と同じステージで数々の曲を歌い、それを観客のみなさんとシェアできる機会は僕にとっても稀有ですし、お客様にとってもスペシャルなことだ思います。僕自身、リハーサルや本番を通してお二方からたくさんのことを吸収したいと思います。
マシュー・モリソンさん) コンニチハ!マシュー・モリソンと申します。この3年で4度目の来日を果たせたことを幸せに思います。また今回は友人でもあるシンシアと一緒にショーに出られる。シンシアの神聖な歌声を側で聴けることがとても楽しみです。そして初めてとなる春馬さんとの共演も楽しみです。
シンシア・エリヴォさん) ハロー!コンニチハ!シンシアです。私は2度目来日となりますが、前回もとても楽しかった思い出があります。日本のお客様を前に光を、(皆様の)魂を見るような素敵なコンサートを経験いたしました。さらに今回は、とても素敵な男性お二人とご一緒させていただきます。私の音楽、私の心を楽しんでいただき、私と同じように皆様にもハッピーになっていただきたいと思います。
──アカデミー賞ノミネートの対象となった映画「Harriet」、主人公とご自身を重ね合わせてどう感じられますか。シンシアさん) ハリエットは身長5フィート、つまり150センチ弱。私も5フィート1インチですから、2人とも小柄な女性という共通点があります。“小柄な女性”ということで、ともにだいぶ軽く見られることがあったのではないかと思います(笑)。ただし彼女は、強靭な意思と勇気があれば無理だと思っていることにも立ち向かうことができる、不可能はないということを体現された方。私も同じような気持ちを持っていたいと思います。
──日本公開に先駆けての披露となる「Harriet」からのナンバー「スタンド・アップ」について。シンシアさん) 「スタンド・アップ」は作品、そのストーリーを総括したような内容になります。正しいと思ったことに対して立ち上がる、戦う、その叫びを歌ったナンバー。それは世界中で普遍的なテーマであると思います。ハリエットという素晴らしい女性へのオマージュの気持ちやオーディエンスのみなさんへのご自身の信念に向かって、勇気をもって立ち向かってほしいという励ましの気持ちを持ちながら歌います。
──お互いの印象は。シンシアさん) 春馬さんはとても親切で優しく、素敵なお声をお持ちの方だという印象。少しいお話もしましたが、グッドハートの持ち主です。そしてなによりも先ほどいただいたお花はポイント高い!“大好きな春馬さん”になりました(笑)。
一方で、マシューさんは長年の友人。お人柄が本当に素晴らしい。これまでも彼と人生の折々でいろんなことをシェアしてこられたことは幸運なことです。奥様もとてもゴージャスな方なんですよ!
マシューさん) 春馬さんとは初めてお目にかかりましたが、先ほどバックステージで楽しく会話ができ素敵な方だと思っていました、お花を渡すまでは──(笑)。こんなサプライズを!シンシアへは私からもプレゼントを用意しているので、負けませんよ(笑)!
シンシアは強い信念を持つ賢い方。光にあふれていて、彼女(の心、パフォーマンス)に触れるととても特別な気持ちになるんです。僕らは母国を離れての公演となりますが、彼女と一緒にパフォーマンスすることで本当にホームにいるような温かい気持ちになります。素敵なショーになるでしょう。
三浦さん) マシューさんはジェントル。メディテーションをされていると伺いましたがその前後で変わったことなどをお話しました。ステージの上でもそんなリラックスさせてくださる存在、とても頼りになる先輩だと思いました。
シンシアさんは本当に大らかでエレガント。そして、素晴らしい技術、歌声を持っていらっしゃいます。でも、インスタグラムを拝見すると、その陰では大変なトレーニングをされているのです。
(ここで三浦さんから流ちょうな英語で直接シンシアさんへトレーニング環境と酸素、血中ヘモグロビンというかなりマニアックな質問が飛び出しました!トップスターのトレーニングですので、やはり興味津々ですよね。そして、そのお答えにシンシアさんの信念の一端が!)
シンシアさん) 酸素トレーニングで血流がよくなると身体全体が温まり、それは声帯にもよく作用します。声だけのウォームアップより短時間で整います。私のなかでは、歌というのは声帯だけでなく身体全体を使った表現だからです。
──三浦さんは海外での活躍も視野に入れているかと思いますが、このコンサートの経験をどう活かしますか。三浦さん) こうしてお二人と同じステージに立てるなんて全く想像していなかったので、お話をいただいたときは驚きました。この機会は、今後、自分が日本だけでなく日本を出て活動をする上で本当にいい学びになるでしょう。お二人と過ごす一瞬一瞬を大切にしたいと思います。
──お二人から海外での活動についてのアドバイス、エールは。シンシアさん) NYにお越しの際はぜひお知らせください(笑)。
マシューさん) これからもお花を贈り続けることですね(笑)!
シンシアさん) そうね(笑)!
ほかにも話題は多岐にわたり、シンシアさんとマシューさんが滞在中楽しみにしていることは……ショッピング。ヴィンテージ品を購入したいというお二人に三浦さんから「昔から通っているヴィンテージショップがあるので、お二人をご案内したい!」と、ここでも息ぴったりなのでした!
──最後にメッセージを。シンシアさん) 大好きな大好きな楽曲をたくさん歌います。みなさんもご一緒に楽しんでいただければと思います。前回の公演で、日本のお客様は一生懸命に心を尽くして聴いてくださり、一つひとつの曲が持つ物語にもちゃんと耳を傾けてくれることが嬉しかったという印象を持っております。今回もワクワクしています。
マシューさん) 東京のお客様は静かでおとなしいと思われがちですが、私はそれは全く違うことを知っています。みなさん心を込めて聴いてくださいますし、言葉の壁を超えてなにを伝えようとしているのかという、その思いをしっかりとくみ取り一緒に作品を作ってくださることは本当に素晴らしいことだと思います。楽しみにしています。
三浦さん) お客様も僕自身もシンシアさんの神々しい歌声、パフォーマンスから本当にこれまで感じたことのない驚きのエンターテイメントを受け取ることができると思います。マシューさんからは素晴らしい歌声と彼が醸し出す大らかでジェントルな笑顔、それもまたスペシャルなもの。この機会を絶対に逃さないでほしい!ぜひ、会場へ足をお運びください。僕も精いっぱい頑張ります!
こちらは三浦春馬さん取材会レポート映画「Harriet(ハリエット)」
アフリカ系アメリカ人として史上初めて米ドル新紙幣に採用され、アメリカでは誰もが知る、実在の奴隷解放運動家、ハリエット・タブマンの激動の人生を描いた話題の映画『ハリエット』は、3月27日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開!
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人