お待たせいたしました!
ACT1の模様をレポートした
<前篇>に続いて、こちらもクラクラと眩暈(めまい)がするほど「盛りだくさん!」なACT2&ACT3!
『DREAM, A DREAM』公開舞台稽古レポート<後編>をお届けいたします。
<ACT2>
どこからか響くピアノの音を合図に始まるACT2。
舞台上に設置された真っ白いピアノを奏でるのは、そう、この方です!
ゲストピアニスト・麻路さきさん!
甲斐正人さんによるオリジナル音楽(なんと1曲で27分ノンストップ!)にのせて、様々な形の“ジャズ”をめぐる旅がはじまります。
クールに踊るジャズの精(安寿ミラさん)と、3人のディーヴァ(峰さを理さん、剣幸さん、杜けあきさん)の歌声に導かれて、ピアニストが夢に見るジャズの世界は、とにかく「かっこいい!」のひとこと。
宝塚時代とはまた違ったテイストのダンスに、取材班の目も釘付けです!
大人にしか出せない色気を感じる星奈優里さんのダンス!
土の匂いを感じさせるような朝海ひかるさんのミステリアスな表情、
力強いステップに魅せられました!
麻路さきさんのボサノバ曲をはさみ、次に登場したのはこちら!
踊る安寿ミラさんを見つめるその人は?
ドリームゲストの水夏希さん!
披露した曲は『青春の終わりに(カラマーゾフの兄弟より)』。
麻路さきさんのピアノ演奏と、水さんの歌声のコラボ!なんて豪華!
こちら同じくドリームゲストの安蘭けいさん。
『ひとかけらの勇気(スカーレット・ピンパーネルより)』を生で聴ける感動…。
こちらもピアノはもちろん麻路さんです!
こんな競演も♪
※ドリームゲストは全公演に水さんと安蘭さん、どちらかおひとりがご出演です。ACT2はゲストも交えての『ALEXANDER’S RAGTIME BAND』で陽気にフィニッシュ♪
やっぱり “ショウほど素敵な商売はない” ! 観ているこちらもウキウキです。
楽しい場面もたっぷり♪
<ACT3>
続いてACT3は、チョンパから華やかにみせる『春の宝塚音頭』。
ジャパネスクな和レビューからスタートです!
着物的ドレスな衣裳、それぞれにデザインが異なり個性的♪
和物といえばやはり杜けあきさん!若衆姿の他にも和装シーンありです♪
出雲阿国をテーマにしたオリジナルシーンは
西崎峰さん(=峰さを理さん)が振り付けを担当されています。
※西崎峰さんの「崎」は正しくは旧字体の崎(たつざき)です。
一部閲覧環境では正しく表示されない場合があるため記事中は「西崎」と記載しております。ACT3はこのまま和物で行くかと思いきや、剣幸さんの歌う『この愛よ永遠に』で一気に「FOREVER TAKARAZUKA♪」な気分に!
続いてスミレの花の香りが漂うような、こんな乙女たちが登場。スペシャルなゲストを呼び込みます。
彼女たちが指し示すその先には一体だれが…?
ACT3のゲストコーナーには、16人の歴代トップスターたちが日替わりで出演。
宝塚時代の思い出の曲で会場を大いに沸かせます!
それぞれの個性があらわれる選曲や衣裳も見どころ!
東京公演・大阪公演それぞれの公開舞台稽古に登場したのはこちらのみなさま。
榛名由梨さん
『白い朝(白い朝より)』
汀夏子さん
『丘の上のジョニー(丘の上のジョニーより)』
紫苑ゆうさん
『情熱のボレロ(ラ・カンタータより)』
一路真輝さん
『私だけに(エリザベートより)』
登場するだけで一気に自分の世界へと観客を引き寄せる、そのオーラ。
みなさんそれぞれの、その魅力、健在です!
ああ、他日程のゲストパフォーマンスも気になるっ!
もちろんスペシャルゲストのみなさんも、この後は『ディガ・ディガ・ドゥ』で陽気に盛り上がります♪
まだまだ続くACT3。
続いては、おけぴ取材班が「これで1本ダンス公演をしていただきたい!」と震えたタンゴシーン!
安寿ミラさん、湖月わたるさん、朝海ひかるさんのステップ、そして剣幸さんの歌声で綴られる、暗く乾いた風を感じるような大人のダンスシーンです。
演出家・荻田浩一さんの世界観、そして明るくパワフルなだけではない、進化するダンサー&シンガーの魅力、底力を堪能できる、公演全体を通しての大きな見どころのひとつです。
独特の雰囲気のまま続くシーン『WEST WIND』。
彩乃かなみさん、圧巻の歌唱力!
と、ここまで必死にレポしてきたおけぴ取材班ですが、ふと気がつくと、まだまだご紹介できていないシーンやダンス、衣裳などが多すぎて、「この公演の魅力全てをお伝えするのは無理…かもしれない…」とやっと悟りました。
『DREAM, A DREAM』、やっぱり生で観るしかありません。
まだ間に合います!大阪公演は11月17日まで!
ただし、客席でご覧になっても「目が足りない!」となることは必至。取材カメラも一台では無理でした(笑)。
『スミレの花咲く頃』
初風諄さんの歌声をきくだけで、なぜか目に涙が…
来年ついに創立100周年を迎える宝塚歌劇団。
その長い歴史の中に存在するたくさんのスター、そして演出家、音楽家、美術、衣裳etc…夢の世界を作り上げるスタッフ、それぞれの才能と個性が重なり、つながり合って、今も私達を魅了する「タカラヅカレビュー」が存在する…。
そう改めて感じさせられた『DREAM, A DREAM』。
それぞれにエンターテイナーとして進化したOGの姿にきっと元気をもらえる「夢が終わった後の夢」。
(けれどもやっぱり大勢で舞台上に集まると “上級生と下級生”の顔に戻ってしまうのもまたタカラヅカの魅力です♪)
「夢から醒めても、また新しい夢を見ることが出来る!」
宝塚歌劇100周年へ向けてのプレ・アニバーサリー公演『DREAM, A DREAM』。
大阪公演千秋楽に向けて、まだまだ夢は終わりそうにありません!
おけぴ取材班:mamiko(文/撮影) おけぴ管理人(撮影) 監修:おけぴ管理人